ハンギングプランツのすすめ
ほんのちいさなひと鉢でもあるとないでは大違い。とくにフレッシュなグリーンは、その生き生きとした様子でわたしたちの疲れた心を癒してくれます。ハンギングプランツなら、床や棚に置くよりもグリーンをずっとずっと身近に感じることができるんです。
ハンギングの方法
S字フックをつかって吊るす
ハンギングのやり方としてはS字フックをつかって吊るすのが一般的です。天井やポールなどにS字フックをかけて、吊るします。天井などにフックがないときは、カーテンレールなどにS字フックをかけることもできます。その際は、強度と耐荷重に気を付けて吊るします。
バーやフックに直接かける
壁にバーやフックがあるときは、プラントハンガーそのものをかけて吊るすこともできます。プラントハンガーの先の形状にもよりますが、かけるところがない場合は、先端にロープなどで輪を作るといいですね。
ハンギングのときの注意点
S字フックをつかって吊るす場合は、天井のフックやポールとともに、S字フック自体の耐荷重にも注意しましょう。また、人がよく通るところにハンギングプランツを設置すると、ぶつかったり、ひっかかったりして落下の危険があるので、あまり人が通らないところに設置するようにしましょう。
プラントハンガーをDIYで楽しむ
基本パーツは紐だけ！
紐で作るプラントハンガーなら、自分でも簡単に作ることができます。基本のパーツは強度のある紐だけ！アレンジするには、Dカンやウッドビーズなどを用意するといいでしょう。お気に入りの紐を見つけたら、あとはハサミと定規を用意するだけです。
プラントハンガーはいろいろな作り方がありますが、紐の本数が多い方が安定したハンガーが出来上がります。こちらの写真は、1m30cmくらいの紐を16本用意し、2本ずつに分割している状態です。
隣同士の紐を結ぶのを繰り返し、ネット状に仕上げていきます。
出来上がりがこちら。安定して鉢を支えるために、下側の紐もすこし長めに残すようにしましょう。
プラントハンガーはアレンジも楽しい
トップの部分を編み込んであげると、可愛らしい雰囲気に。紐の色目でも印象が変わりますね。
途中にウッドビーズをいくつか入れると、ナチュラルな中にもキュートなアクセントが生まれます。ウッドビーズはカラフルなものが出回っているので、紐と鉢に合う色味を探してみるのも面白そう。
こちらは流木にネット状に編んだ紐を合わせたお洒落なプラントハンガーです。アイデア次第で、いろいろなかたちのプラントハンガーが楽しめます。
水やりってどうやるの？
零れた水はどうするの？
口の細いじょうろを使う
お部屋の中に設置しているハンギングプランツに水やりをするときは、口の細いじょうろを使うようにすると、狙ったところだけに水を入れることができます。
霧吹きを使う
あまり水やりを頻繁にしなくてもいいという植物の場合は、霧吹きを使うのもおすすめ。お気に入りの霧吹きを置いておくと、水やりの時間が楽しみになりそうです。
水のいらないエアプランツを育てる
エアプランツなら水やりの必要がないので、ハンギングプランツにぴったり。ゆっくりとした成長もまた楽しいものです。
ハンギングプランツの素敵な飾り方を見ていきましょう
ベーシックなロープハンガー×鉢
こちらはプランツハンガーと鉢が一体になっているタイプ。これなら、落下の危険がなくて安心して寄せ植えなど大きめの植物も入れることができます。
下に向かって垂れてくるグリーンを選ぶのもハンギングプランツならではの楽しみ方です。ぐるぐる巻きになったロープ部分が素敵なアクセントになっていますね。
壁際にかけたハンギングプランツは高さを変えて、動きをプラス。ちいさなグリーンはいくつか連続して飾るとまとまりが生まれます。
リビングの広々とした空間を生かしたハンギングプランツの飾り方です。さりげなく奥と手前のプラントハンガーの編み方が違うところがお洒落です。
こちらは下の紐を長く残して、くるりとカールさせたキュートな雰囲気のプラントハンガーを使っています。シンプルなハンガーなので、置くお部屋を選びません。
こぢんまりとしたグリーンには凝った編み方のプラントハンガーを。繊細なグリーンの流れがより強調されています。
窓辺に吊るしたハンギングプランツは紐とカーテンの色を合わせて、落ち着きのある雰囲気に。細めの紐ですっきりとした仕上がりになっています。
トレイを使って安定性をプラス
こちらはプラントハンガー自体にトレイがついているタイプです。ちいさめの鉢などを飾りたいときにはトレイがついているものをチョイスすると安定性が増します。
チェーンタイプのプラントハンガーは丈夫なので、重さのある鉢を吊るしても安心です。紐よりもすっきりとした見栄えになりますね。
クリアガラスを使って涼やかに
こちらはなんと電球とセットになったプラントハンガー。エアプランツを入れると、まるで秘密の世界に迷い込んだよう。
ちいさなガラス鉢には深いブルーの紐がとてもよく似合っています。エアプランツのグリーンがキュートな印象です。
ガラスの鉢は窓辺に置くと、キラキラと光を反射して輝くのがとても美しいですね。一日の光の変化を敏感に感じ取ることができそうです。
グリーンをすっぽりと覆ってしまう深さのあるガラス瓶もプラントハンガーに入れると、愛らしいハンギングプランツに。
個性的なプラントハンガーを使って
とてもユニークなかたちをしたプラントハンガーにはシンプルなグリーンをアレンジして。シックな色合いですが、お部屋のアクセントになってくれます。
やわらかな印象のプラントハンガーにはたっぷりとしたエアプランツを入れています。ブラインド越しの優しい光が大好きな植物なので、この場所は特等席ですね。
細い紐を使ったプラントハンガーにガラス瓶を合わせると、どこかノスタルジックな印象が生まれます。毎日、すこしずつ水をあげて大切に育てたくなります。
ガラスドームを使ったハンギングプランツ。その隣に、直にエアプランツ自体を紐で吊るしています。とてもお洒落な飾り方ですね。
ハンギングプランツでグリーンのある暮らしを
アイデア次第でお好みのところに吊るすことができるハンギングプランツ。観葉植物を置く場所がないと思ったら、ぜひ、ハンギングプランツを試してみてください。グリーンのある暮らしは、より良い暮らしへの第一歩になりますよ♪
ハンギングプランツを取り入れることによって、狭いお部屋でも空間を利用して、インテリアとして活用していくことができます。グリーンを目の高さに配することもできるので、癒し効果もアップしますよ。ハンギングプランツをお部屋に招くためのあれこれをご紹介していきます。