アラビア社の黄金時代を支えたデザイナーの一人、ウラ・プロコッペ。彼女はもともと絵付師としてアラビア社に入社しましたが、その後、装飾部門に異動となり数々のデザインを世に送りだしました。47歳という若さでこの世を去った彼女ですが、今でも彼女のSモデルは世界中で愛されています。

そのSモデルのフォルムが最初に採用されたのが、ウラ・プロコッペのデザインの中で最も売れたとされている「ルスカ」シリーズ。どっしりとした佇まいで、厚みのあるフォルムがルスカの特徴で、圧倒的な存在感を放ちながら、毎日使っても飽きないないこのシリーズは多くの家庭で愛用されました。

フィンランド語でルスカは「紅葉」を意味します。短い期間しか楽しめない紅葉の雰囲気をいつでも満喫できる様にとデザインされたこのシリーズは、釉薬の具合が一点一点異なるので、デザインは同じでもカラーに1つとして同じものはない“たった1つ”も、ルスカの魅力の1つなのです。

見た目もどっしりとしたルスカは、その厚みで飲み物などが冷めにくいのも特徴の1つ。ティーポットは1度温めてから使うと、更に長い時間温かいままの飲み物を楽しむことが出来ます。もちろんお料理も同様、先に温めておくと◎。

美しい日常を彩る食器は、美しさと同時に使いやすさが求められます。今の私たちの生活では、電子レンジやオーブンで使えるのは大きなメリットですよね。グリル料理を冷めない様にお皿のままオーブンに入れておいてもOKなので、こんな風にプリンなんかも焼けちゃいます。繊細過ぎず、“使って美しい”を楽しめるのは嬉しいですね。

焼き物の器には、大きく分けて土ものと呼ばれる陶器と、石ものと呼ばれる磁器があります。Sモデルは石を細かく砕いて作られる磁器なんです。硬度が高く陶器に比べて丈夫なのも特徴で、ナイフなどを直接使っても大丈夫。日常で使える丈夫さも、このシリーズの人気を支えているのかもしれせんね。

ルスカにはプレートだけでも6種類のサイズがあったり、その日の料理や家族構成によって様々なサイズを選ぶことができます。是非ご家庭に合わせて、ぴったりのルスカを選んでくださいね。

日常で使えるくらい丈夫で使い勝手も抜群。でも、やっぱりその姿が美しいのがSモデルシリーズ。お気に入りは、使っていない時には並べるだけでサッと素敵なインテリアになってくれるんです。同じ形のアイテムも、一つ一つ違う顔を持つ食器。朝起きて、今日はどのカップを使おうかな...と悩む時間も楽しそうですね。

アネモネの花が大胆に描かれているのに、どこかかわいくもあるアネモネシリーズ。落ち着いた色合いで、朝のトーストからお魚料理まで、幅広く活躍してくれそうですね。

フリーハンドで書かれているので、同じアイテムでも一つ一つ違うのも絵柄。角度を変えるとちょっと違う食器に見えたり、いつまでも飽きずに楽しませてくれるシリーズです。

青？緑？なんとも言えない色合いだけど、なんだか引き込まれてしまいそうな魅力のメリ。メリはフィンランド語で海を意味しているんだとか。落ち着いているのに、華やかさも兼ね備えた美しいシーリーズです。

落ち着いたブラウンのロスマリンのお花が存在感を示すロスマリンシリーズ。Sモデルであまりない白×ブラウンの組み合わせは飾っておいても存在感を示してくれそうですね。