さまざまな用途で使える手ぬぐい
汗を拭う季節は過ぎても何かと使い勝手のよい手ぬぐい。ハンカチより大判でちょっと肌寒いとき肩に掛けたり、急な小雨でもさっと雨よけに使えたりと便利です。
また、こまごまとした雑貨類の目隠しや、ほこりよけとしても使えたりと暮らしの中にも馴染み、アイデアしだいでいろいろなシーンで大活躍しますよ。
手ぬぐいの素材は木綿なので、速乾性に優れています。また、折りたためばコンパクトになり、自然素材なので肌に優しく、使うほどに柔らかくなっていきます。
キッチン回りに置いたり、じかに肌に触れるものだから、購入したばかりの手ぬぐいは「水通し」をするとよいでしょう。水通しは、ちりや染料・のりなどを落とすために行います。水に約1時間つけて、水気を絞って日陰に干します。
思わずそろえたくなる?手ぬぐいの使い方いろいろ
タオルやハンカチの代わりに
ハンカチの代わりに手ぬぐいを使ってみませんか。服の色とコーディネートを楽しんだり、季節の花や行事の柄を忍ばせたら、バッグを開くたび楽しくなりますね♪
リフレッシュアイテムとして
手ぬぐいにアロマオイルを数滴含ませてたたみ、バッグの中へ。リフレッシュしたいとき、文庫を開くように手ぬぐいを広げ香りを楽しみます。手ぬぐいは折りたたんだ面ごとに使用できるので、中面で香りを楽しみ、外面は手拭き、仕事終わりには別の面でパソコン画面のほこりを拭いたりと、機能的に活躍します。
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お風呂で
体を拭いたり、洗ったり…はもちろんですが、湯上がりには水気をしっかり絞って、ヘアバンドのように巻いても可愛いですよ。日々のバスタイムや、温泉、旅先で粋なおしゃれを楽しめます。
旅のお供に
旅先でも手ぬぐいは重宝します。スクエア形の大判サイズをさっと肩に掛け、暗くなりがちな秋冬のコーディネートに色味をプラスして。家族とおそろいでスカーフのように首に巻いても◎木綿の手ぬぐいは、汗拭き・寒さよけとしても優秀ですが、キュッと縛ればサブバッグ代わりにもなり便利ですよ。
災害時にも
手ぬぐいは災害時にも役立ちます。防災グッズとしてマスクや、裂いて包帯代わりにしたり、ロープにしたり。赤ちゃんのオムツとしても使えますし、子どもの好きそうな絵柄なら絵本の代用になり、心を落ち着かせるアイテムとしても役立ちます。数枚用意しておけば安心ですね。
アイロンの当て布として
アイロンをじかにかけるのをためらうような洋服は、手ぬぐいで当て布をするとよいでしょう。薄手なので熱伝導もよく、手ぬぐいもパリッとアイロンがかかって一石二鳥ですね。
敷く
食卓に手ぬぐいを敷いてみませんか。気分や季節に合わせてランチョンマット・テーブルランナーとして使用するとおしゃれにまとまります。
覆う
こまごまとした雑貨類の目隠し・ほこりよけとして使用するのもおススメです。何となく雑然とした風景も、可愛い柄の手ぬぐいで覆ったら、スッキリまとまります。
包む
もちろん、お弁当・ボトルなどを包んだり、友人への手土産を包んでそのまま渡しても喜ばれそうです。
温める
手ぬぐいで、使い捨てカイロをくるんで温度調節をし、低温やけどを防ぎましょう。薄手なのでしっかり温もりも伝わります。サンタやクマなどキャラクターでくるんだら、ほっこりしますね。
飾る
デザイン性のある手ぬぐいは、インテリアとしても活用できます。壁に掛けたり、テーブルに置いたり。価格も手頃なものが多いので、気分や季節で模様替えができ、楽しいですね。
ファッション
スカーフを巻くようにファッションにも取り入れてみて。肌触りのよい手ぬぐいは襟元の寒さよけにもなりますよ。木綿の柔らかな肌触りが心地よいです。
ギフトに
外国の方へのお土産はもちろん、ちょっとした贈り物にも手ぬぐいは重宝します。例えば、お世話になった方へさりげなくお礼の気持ちを伝えたいとき、コーヒーとチョコ味のお菓子を、チョコレート柄の手ぬぐいで包んで渡したら、遊び心があり喜んでもらえそうです。
四季折々、日々の暮らしの中に手ぬぐいを
手ぬぐいの歴史は古く、奈良時代、神仏の清掃用に使用していたという説もあります。庶民に普及したのは江戸時代以降、木綿の織物が一般的になってからでした。自分の個性やおしゃれを演出できる小間物として人気になり、染めや織り方など庶民の文化として浸透していきました。現在は、古くから続く文様を現代風にアレンジしたり、デザイン性の高いものが数多くあります。今までとは違った使い方をして、日々の暮らしを彩ってみませんか♪
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例えば、幾何学模様などのシンプルなデザインの手ぬぐいは、バッグの中に入れてもしっくり馴染みます。吸水性も高く、手拭きとしてだけでなく、裏返して汗を拭き取ることもでき、また食事のときはナフキン代わりにもなります。