時計のある暮らしを見直してみませんか？
時間の確認のためだけでなく、インテリアの一部として楽しむ時計。時計を見るのが楽しみになる…そんな時計のある暮らしを、みなさんも見直してみませんか！
お部屋にひとつづつ。それぞれのシーンに…。
朝起きた時、学校や会社へ行く時、好きなテレビが始まる時…
そんな時、それぞれのお部屋に、インテリアに馴染む素敵な時計があったら、暮らしはもっと快適に…。
まだ携帯電話やスマホが無かった時代に、当たり前に時計を見る習慣があったように…
まずは、リビング、キッチン、寝室…各お部屋にひとつづつ…
ここからは、おすすめの時計をご紹介したいと思います！
日本の巨匠が手掛ける。使い手にも自然にも優しい時計
リキクロック0401 電波時計／渡辺 力
日本を代表するプロダクトデザイナーの渡辺力さんが、自分の名前をつけたRiki clock（リキクロック）。実はこの時計をデザインした渡辺さんの年齢はなんと92歳(2003年当時)
時計の縁には、現在、日本ではもう作られなくなったタンバリンなどの曲げ木技術を、楽器製作の熟練職人によって、美しく再現、作りあげられました。プライウッドの木の柔らかな質感と、明るく見やすい白の文字盤が、あたたかな雰囲気を感じさせてくれます。
このリキクロックのポイントは、電波時計であること。1日12回電波を受信し、自ら時間の誤差を修正する機能を持っているので、どんな時にでも、正確な時刻を確認することができ、安心感があります。
また、文字のデザインは、繊細なデザインの0312と、力強いデザインの0401の2種類用意され、 共に、バリアフリーの考えをもとに、見やすさに配慮した文字の配置となっています。
サイズは、どんなお部屋にも合うように、大きなサイズと小さなサイズの2サイズ。お部屋の広さによって、お好みをディスプレイしてみてはいかがでしょう…。
Riki clockは、長く使ってもらえるようにと、出来る限り壊れにくく、修理しやすく分解しやすい、とてもシンプルな構造に設計されています。また、 意外と気になるカチコチという時間を刻む音がないのも嬉しいポイント。
ナチュラルであたたかい雰囲気の時計、お部屋で癒しの時間を刻んでくれそうですね…。
小さな時計／渡辺 力
こちらの時計は、先程ご紹介したプロダクトデザイナー渡辺力さんが、1970年に発表した「小さい壁時計」の復刻モデル。
70年代、華やかな装飾の時計が数多くある中で、余計な装飾を省き、強い個性を表現したこの時計は、世界中の多くのデザイナーや建築家からも高く評価されていたそうです。
名前のとおり「小さな時計」は、直径約12cmとサイズも小ぶりで、レリーフ文字、針止めなど当時の雰囲気はそのままに、付属の専用スタンドを付ければ置時計としても使うことが出来ます。
何といっても、この時計の一番の特徴は、立体的な文字盤。一体成形でつくられた立体文字が美しい影を作り出し、独特の書体がどこか昔懐かしい雰囲気を感じさせます。
文字盤の立体感は、小さいながらも存在感たっぷり！バリエーション豊富なフレームの色から、お部屋のインテリアに合わせてお好みのカラーを選んでみて下さいね！
センスが光る！北欧生まれの時計でインテリアを楽しもう♪
ウォールクロック BANKERS／アルネ ヤコブセン
1971年、建築家アルネ・ヤコブセンの最高傑作と称される『デンマーク国立銀行』を設計した際にデザインされた時計。永遠の名作と語り継がれるバンカーズクロックは、インデックスの優雅なスパイラルが絶え間ない時の流れを表しています。
一見すると、細長い棒に見えるインデックスは、よく見ると12個のブロックで出来ていて、時間をグラフィカルに表現しています。文字盤の中心の赤色は、オリジナルの色を忠実に再現し、モノトーンの中で程よいアクセントを放ちます。さりげないところにセンスが光るバンカーズクロック。こんな素敵時計と一緒なら、何気ない時間も、特別なものになりそうです。
テーブルクロック STATION 43672／アルネ ヤコブセン
こちらは、アルネ・ヤコブセンの歴史的名作の復刻版「STATION」。デンマークの駅で使用されていた時計が、70年以上の時を経て忠実に再現され、テーブルクロックへと姿を変えました。
「STATION」は、スタンダードなフォントを使用し、ドイツの技術規格に基づき制作されました。
モダンな雰囲気を放つ時計は、デスクやチェストの上に置けば、どのインテリアとも自然と調和し、落ち着いた雰囲気を作り出してくれます。また、この時計の嬉しいポイントは、当時のデザインはそのままに、LEDライト、ムーブメントセンサー、スヌーズ機能が新たに搭載され、現代仕様にアップデートされているところ。歴史を感じさせてくれる「STATION」で、さりげないセンスをプラスしてみませんか！
個性的な時計でお部屋に優しいアクセントを！
虫喰い材の壁掛け時計 ／RetRe（リツリ）
虫喰い材という木材を使って作った壁掛け時計「RetRe」。
美しい木ではなく、あえて味わい深い虫食い材を使うことで、ぬくもり感と個性あふれる表情を放ちます。
素材そのものは、優秀な富山県産のナラ。そんな虫喰いのナラが、なんとも味のある時計として、インテリアを素敵に演出してくれます。ひとつひとつ表情が違い、同じものはひとつとして無いというのも、この時計の魅力のひとつ。
より柔らかな雰囲気の丸型と、優しさの中にもスッキリとした印象を放つスクエアタイプ。みなさんはどちらをディスプレイしますか？
鳩時計／more trees （モア･トゥリーズ）
こちらは人工林の保護を目的に活動する”moreTrees”の深澤直人さんデザインによる鳩時計。まるで森の中に佇む巣箱のような佇まいで、木目の入り方など、ひとつづつ異なる表情を見せてくれます。森林整備のため伐採されたモミ材とクルミ材で作られている鳩時計、時間を知らせる鳩の声は、笛を吹くように空気を押し出し音が鳴るふいご式。電子音とは違う、暖かい声が部屋中に響きわたります。
ディスプレイした時に見えるところは全て木製で、針や文字盤の装飾を省き、鳩の鳴き声を楽しむための時計のようです。
鳴き声をONにすると24時間、30分に1回、夜中でも関係なく、鳩が時間を知らせてくれます。
昔、おばあちゃんの家にあったような、そんな懐かしい雰囲気の鳩時計。24時間鳴り続ける音に、最初は慣れない…なんてこともあるかもしれませんが、気が付くと、鳩の音が日々の当たり前、待ち遠しい癒しの音になりそうですね！
シンプルな暮らしにスッと溶け込む…。BRAUNの置時計
アラームクロック BNC001／BRAUN（ブラウン）
1921年、ドイツのクロンベルグにてラジオ部品の製造会社として誕生した「BRAUN（ブラウン）」社。「全てのデザインは機能美から優先される」をコンセプトに、生み出された家電製品は今もなお世界中の多くの人々から支持され続けています。
こちらのアラームクロックは、BRAUN社の真髄ともいえる「機能性」と「シンプルさ」を追求したアラームクロック。
とにかくシンプルな造形美が魅力的で、気づいたら日々の暮らしの欠かせない存在に…。
機能もデザインと同様、とてもシンプルで、アラーム機能のみになっています。目覚まし時計としての機能に注力したプロダクトは、普段スマホを目覚まし時計代わりにしていた人にもおすすめのアイテムです。
サイズもとてもコンパクトなので、玄関、洗面所、ベッドサイド…おうちのあらゆるところに置いても、空間を邪魔することがなく、どんなお部屋にもマッチします。
ポップな色合いの黄色い秒針、白と黒のコントラストは、文字盤がとても読みやすく、アラーム機能に関連するダイヤルやボタン、針をグリーンで統一するなど、シンプルな中にも機能性と使いやすさを追及した、まさにBRAUN社のこだわりのプロダクトです。
おうちで使うのは勿論、旅先で使うトラベルロックとしてもおすすめです！
おわりに…。
日々の暮らしに溶け込む時計。
時間を確認するのは勿論、今回ご紹介したのは、インテリアとして楽しめる素敵な時計達です。
時計の存在は、生活する中での安心感にもつながります。スマートフォンでの時間チェックを少しお休みして、
みなさんも、時計のある暮らしを楽しんでみませんか…。
スマホで時間を確認したり、朝起きる時の目覚ましもスマホのアラームに頼りっきり…なんて方も多いのではないでしょうか…。便利な時代ではありますが、暮らしの様々な場面で、ここに時計があったらいいな…と感じる時はありませんか？例えば、あわただしい朝に洗面台で身支度を整えている時、リビングでのんびり過ごしている時、眠りにつく前…時間を確認する時、ふと見た時計がインテリアにしっくり馴染むお気に入りの時計だったら、なんだか楽しみが増えそうです。