もう行きましたか? 日本初のインショップ
ラプアン カンクリの世界観に包まれる空間に様々なシリーズが集められ、実際に手に取って、触れて、その良さを実感しながらショッピングができるお店は、日本ではこちらだけ。ファンはもちろん、初めて手に取る人にとっても魅力あふれるスペースです。
LAPUAN KANKURIT(ラプアン カンクリ)ってどんなブランド?
フィンランドを代表するテキスタイルブランド
ラプアン カンクリはフィンランド語で「ラプアの織り手たち」という意味。その名の通り、フィンランドにある「ラプア」という小さな町で、テキスタイル(織物、布地)を生産しています。
ラプアン カンクリのリネンは、 高い審査基準をパスした高品質なヨーロッパリネン製品にのみ与えられる「Masters of Linen」の称号をフィンランドで初めて与えられたメーカーです。
100年にわたり、受け継がれてきた確かな経験と技術、高い品質
現オーナーのエスコさんは4代目。曾祖父のユホ・アンナラが1917年に創業して以来、形を変えながらもずっとテキスタイルを作り続けています。
時代に沿って形は変わっても大切にしている2つのことはずっと変わらないのだそう。その1つが「専門家であるということ」。
ラプアン カンクリの支柱であるジャガード織りの技術を磨いて麻製品の生産を可能にし、機械と人の手、両方を使って丁寧に作りあげていきます。また、オリジナルの色に染めた糸から製品を織り上げ、天然素材に徹底的にこだわり、手間をかけて完成します。
日々努力を惜しまず「質のいいものを作る」という根底にある情熱と価値観は変わることなく受け継がれ、高い品質を維持しているのです。
ものづくりに情熱を注ぎ続ける、温かい家族から生まれた製品
もう一つ、大切にしていることは「家族経営であること」。互いに信頼し思いやることを大切にしています。
エスコさんの曾祖父が自分で紡いだ糸と廃材でフェルトブーツを生産し始めてから、息子や兄弟たちが事業を引き継ぎ、1973年に父であるユハさんがジャガード機を導入し、タペストリーの制作をはじめとするテキスタイルメーカー「ラプアンカンクリ」を立ち上げました。
写真はエスコさんのご両親、リーサさんとユハさん。
そして1990年代にエスコさんにバトンが渡ります。引き継いだ当時は7人だった従業員が今では20人に。エスコさんにとって従業員は家族のように大切な存在であり、従業員全員の子供の名前まで覚えているほどだそう。
ラプアン カンクリのファンが世界中に増え続けている理由は、周りの人々を大切にする精神が製品に息づいているからかもしれません。写真はエスコさんと、奥様でありマーケティングマネージャーを務めるヤーナさん。
ショップで出会える魅力溢れる商品たち
フィンランドの森の白樺をモチーフとした”KOIVU”シリーズ
フィンランドの森を象徴する白樺をモチーフにしたナチュラルなデザインのKOIVU(コイヴ)。北欧の冬の空気を感じさせるような優しいグレーとホワイトのコントラストが素敵ですね。二子玉川のショップでは、2017年の新作であるポーチとプレースマットが先行発売されています。
【Pouch 28x22cm】
しっかり物が入るサイズのポーチは、旅行のパッキングや日常持ち歩く化粧品入れなど様々な用途で活躍してくれそう。大人の女性に似合う、甘すぎないデザインです。
【Placemat 46x32cm】
洗練された白樺のデザインのプレースマットは食卓をおしゃれに彩ってくれるはず。シンプルな洋食器はもちろん、和食器とも相性がよさそう。お気に入りのテーブルアイテムとして加えてみては?
【Bag 28x33cm】
ちょっとしたお出かけに便利なバッグ。ラプアン カンクリのこだわりのひとつは生地の端(耳)の部分。丈夫でほつれず、かつ美しいんです。バッグでは、その強度が遺憾なく発揮されています。犬の散歩や近所へのお出かけのお供にしたくなりますね。
【Kitchen Towel 35x50cm / 46x70cm 】
こちらはキッチンタオル。2サイズあるから用途によって使い分けるのもいいかも。フックなどに掛けられる紐がついていて便利。キッチンに吊るしていても生活感を感じさせないおしゃれなデザインです。
上質なウォッシュドリネンの肌触りがたまらない”USVA”シリーズ
ラプアン カンクリの代表的な素材のひとつ、ウォッシュドリネンを100%使ったUSVA(ウスヴァ)。機械で織った後、人の手によって丁寧に仕上げられています。
生産工程に「洗い」をかけているので、使い始めからふんわりと柔らかく、肌馴染みのいい風合いです。また、吸水性と速乾性に優れていて様々なシーンで活躍してくれますよ。
ストライプカラーがアクセントのシンプルなデザインが魅力的。カラーは7色。5種類のサイズとスカーフ(4色)があります。
【Hand Towel 48x70cm】
USVAシリーズの中でも、こちらのハンドタオルをはじめ、「タオル」と名付けられた3タイプは、抜群の吸水性と速乾性があります。キッチンで食器などを拭くのに最適。また、乾くのが早いので洗濯も楽ですよ。いつでも洗い立ての清潔な状態を保てます。
【Bath towel 70×130cm】【Multi-use towel 95×180cm】
バスタオルとして一度使うと、ほとんどの人がその快適さに手放せなくなるそう。通気性がよく雑菌を抑えてくれるリネンは湿気がこもりがちなバスルームにもピッタリです。
また、軽くてかさばらないので持ち運びにも便利。ブランケットとして掛けたり、野外のラグマットとして使っても。
【Scarf 70×200cm】
スカーフは全4色。リネンホワイト、リネンイエロー、リネンブライトブルー、リネングレーがあります。写真はリネンホワイト。
首に巻くのはもちろん、薄手の大判ショールとして使っても。使い込むほどに肌になじみ、長く愛用できる逸品です。
カラーやデザインがほっこりかわいい”Kitchen Towel”
ラプアン カンクリのキッチンタオルシリーズはカラフルな色合いやデザインが多彩でとってもかわいいんです。大判なので、テーブルマットやバッグの目隠し、インテリアのアクセントとしても使えますよ。
【KOIRA JA KISSA 48x70cm】
陶芸作家でありアーティストとしても活躍する、鹿児島睦さんのデザイン。猫や犬、植物がどこかユーモラスに描かれていて、とってもキュート。白地にカラーが入っている表と、カラーがメインの織りになっている裏。リバーシブル感覚で楽しめるのも魅力です。
「着ているみたい」が可愛い” POCKET SHAWL”
羽織れる気軽さと、まるでアウターのように見えるルックスで大人気のポケットつきショール。「お財布とスマホだけポッケに入れて…」という外出のときにぴったりです。コンパクトにたためるので、旅先の羽織ものとしても活躍してくれますよ。親しい人へのプレゼントとしても喜ばれそう。
※MARIAを除くウール製品は、10月からの販売となります。
【MARIA】
日本でも人気のシリーズ。街で羽織っている人を見かけたことがある人も多いのでは? やわらかなグレー×ホワイト、温かみのあるブラウン×ホワイト、シックなブラック×グレーの3色あります。
【IIDA】
大人っぽいクールな表情のIIDAは、MARIAよりも丈が長く、男性にもおすすめのサイズです。車の中に1枚おいておくのも便利ですよ。ちょっとした移動の時に羽織れば寒さもへっちゃらです。
ラプアン カンクリのある暮らし ✦ その魅力を知ってショップへ行こう
「かける」楽しみ
吸水性に優れたリネンのブランケット。夏は汗を吸ってくれてさらっと快適に。原料となる亜麻の繊維は、暖かい空気をためることができるので、冬は毛布の下に1枚入れるだけで暖かく眠れます。
肌触りがいいから、リビングでくつろぐ時のブランケットやソファカバーとして使うのもおすすめです。
大判のリネンはテーブルクロスとして使っても素敵。リネンに含まれるペクチンには汚れをつきにくくする性質があり、普段使いにピッタリです。リネン独特の風合いがあるのでアイロンをかけなくてもサマになります。
「ふく」楽しみ
リネンは吸水性と速乾性に優れているので「ふく」という用途にも適しています。人の肌と同じ中性で、静電気も起きにくく肌あたりもとってもソフト。タオルとしてお風呂上りなどに使うのもおすすめです。キッチンでは食器を「ふく」のはもちろん、野菜の水切りなどにもいいですよ。
「まとう」楽しみ
リネンの持つ吸水性と保温性、やみつきになる優しい肌触りは、ストールでも大活躍です。春夏は日焼けや冷房対策に、秋冬は首もとを優しく温めてくれます。フィンランドの自然からインスパイアされた美しい色合いのストールは男女問わず人気です。
「はおる」楽しみ
気取らないデザインと機能性を併せ持つショールは、日常の装いに◎。ブランケットをアウター感覚で楽しめるように作られているとあって、ふんわり軽く、とってもあたたか。お部屋の中でも外でも、「寒がりさん」をおしゃれに克服できそう。
「もつ」楽しみ
しっかりとした素材と、大人女子だからこそ持ちたくなる可愛いデザインが魅力のバッグ。北欧らしいルックスで、ナチュラルなコーデと実によく馴染みます。リネンやコットン素材のバッグは、ちょっとしたお出かけのときの「もつ」をさりげなく演出してくれますよ。
くらしに溶け込む「逸品」が揃うラプアン カンクリ
リネンというと日本では春夏のイメージですが、ラプアン カンクリのリネンは1年を通して使えるアイテム。自然と暮らしの中に寄り添って馴染んでくれます。秋冬のウール製品ももちろん素敵。小さな町工場から生まれる美しいテキスタイルが溢れるショップに、ぜひ訪れてみて。
撮影/三嶋義秀