ホルムガード [2ページ目]
ホルムガード(Holmegaard)はデンマークのガラス製品メーカーである。 ガラス工場を設立したいとデンマークの王に申し出て返答を待っていたが、返答がないまま1823年に王はこの世を去った。1825年、王妃のアンリエットが王の代わりに許可を出し、ようやくガラス工場を設立した。アンリエットはガラス製品に興味があったようで、当時グリーンの色付きガラスタンブラーが主流であったが、透明のものを製造してほしいとのことで、その声に応えて透明のガラスタンブラーが完成する。 ホルムガードは設立以降、190年近い年月を高品質なガラス製品の製造に尽力してきた。有名なアーティストを迎えての作品の開発をし、手吹きと機械吹きの両方の技術を向上させながら、先進的な方法を模索しながら今日に至る。 デンマーク王家御用達のため、手吹きガラスには王冠を被ったスワンのロゴが入っている。 日本においては、花瓶が最初に人気を集めたアイテムである。中でも「フローラ」と「セレブレイトヒヤシンス」が有名。 「フローラ」と名付けられたガラス花瓶は2サイズあり、大きな花、小さな花どちらにも対応。シンプルで無駄な装飾のないデザインは、飾る花を最大限に引き立てる。 「セレブレイトヒヤシンス」は、その名の通りヒヤシンスの水耕栽培用グラス。もちろん遂行栽培できる球根類なら使用可能。優しく落ち着いたカラーが底からグラデーションになっていて、主張し過ぎないほどよい存在感が特徴。 その他インテリア雑貨では、ぽってりしたフォルムがかわいいランタンも人気。クリアなガラスでほんのりとキャンドルの灯りを放ち、移動に便利なレザーのハンドルが付いている。 ガラス製品といえば欠かせないのが食器類だが、ホルムガードのグラス「カベルネ」は料理店でも採用されている。白ワイン、赤ワイン、ビールとそれぞれのドリンクに合わせた美しいカーブラインが人気。
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