ビーナスラインは、長野県茅野市と、上田市の美ヶ原高原美術館を結ぶ全長約76キロメートルの観光道路です。信州高原の真っ只中を走り抜けるビーナスラインからは、白樺湖、車山、霧ヶ峰など数々の景勝地を臨むことができます。

白樺湖は、標高1416メートルの蓼科高原に位置する周囲約3.8キロメートル、面積36ヘクタールの人造湖です。八ヶ岳中信高原国定高原に位置する白樺湖は、長野県を代表する景勝地でもあります。

霧ヶ峰連邦の主峰で、標高1925メートルの車山の麓に位置する車山高原は一年間の平均気温が10℃以下という夏でも涼しい天空の楽園です。抜けるような青空、果てしなく続く、緑豊かな山々、空に浮かぶ白い雲とのコントラストの美しさは格別です。

戸隠流忍者の里、「天の岩戸」伝説の舞台でもある戸隠高原は、吾妻山、戸隠山などから成る戸隠連邦に中腹に広がる高原です。季節によっては、なだらかな傾斜となっている高原一帯にそばの花が一面に咲き誇る美しい景色を臨むことができます。

空気が澄んだ戸隠高原は、恰好の星空ウオッチングスポットとしても知られています。日が暮れて夜になると戸隠高原では満天の星々が煌めき、その美しさは漆黒のベルベッドに宝石を散りばめたかのようです。

鏡池は戸隠高原の中にひっそりと佇む絶景スポットです。その名の通り、波一つない静かな水面が鏡のように周囲に生える広葉樹の樹々を映し出す様は神秘的で、いつまで眺めていても飽きることはありません。

千畳敷カールとは、中央アルプスの名で知られている木曽山脈にある宝剣岳の直下に広がる氷河地形です。千畳敷カールは高山植物の宝庫としても知られており、標高2500メートルを超えるこの場所には、珍しい高山植物が競うように花を咲かせています。

天候や季節にめぐまれると、千畳敷カールでは眼下に広がる雲海を臨むことができます。標高2500メートルを超える高原んから、果てしなく続く雲海を眺めていると、まるで自分が神々の棲み処に入り込んだかのような錯覚さえも感じるほどです。

長さ3.5キロメートル、幅100メートルにおよぶ広大な白馬大雪渓は、日本でも最大級の規模を誇る雪渓です。雄々しい岩肌、夏でも解けない白い雪渓、雪渓の周囲に咲く高山植物、抜けるような青空が織りなす景色は、まさに絶景そのものです。

白馬大池は、標高2379メートルの高原に位置する池です。白馬大池は、北アルプスでは、風吹大池に次いで二番目の大きさの池です。雄々しい山々にぐるりと取り囲まれた場所に、陽射しをあびて紺碧に輝く白馬大池がぽっかりと浮かぶ幻想的な風景は、この地ならではの美しい景観です。

日本国内最大級のスキー場として知られている白馬八方尾根は、日本を代表する国際山岳リゾート地です。ここは冬季になるとスキー場となるため、リフトで簡単にアクセスできるうえに、グリーンシーズンは近郊にある八方池へ向かうトレッキングコースなども整備されており、絶景の宝庫として人気を集めています。

白馬八方尾根のトレッキングコース内に位置しており、標高2060メートルの場所にある白馬八方池は、白馬三山を映し出す池です。白馬八方池までは、白馬八方尾根のリフトとゴンドラを使い、整備されたトレッキングコースを少し歩くと簡単にアクセスすることができます。

大正池は、国の特別名勝・特別天然記念物に指定されている高原、上高地にある池です。

焼岳、穂高連邦などを静かな水面に映し出す大正池には、色彩を失った立ち枯れの樹々が並んでおり、訪れる人々に忘れることができないほどの強烈な印象を与えます。

河童橋は、1891年に長野県松本市安曇上高地をとうとうと流れる梓川に架けられた全長37メートル、幅3.1メートルのカラマツ製の橋です。ここからは、日本で３番目の標高を誇る奥穂高岳を主峰としる穂高岳連邦を臨むことができ、山岳絶景スポットとして大勢の人々で賑わっています。