無数に並ぶ立ち枯れになったカラマツと、輝くように発色する青い水面が織りなす神秘的な景色を臨むことができる青い池は、美瑛町を代表する人気観光スポットです。青くに輝く水面は、天候や時間帯によって色を徐々に変化させてゆき、まさに奇跡のような絶景を堪能することができます。

青い池は、季節によっては夜間のライトアップが施されます。漆黒の世闇を背景に、光を浴びて輝く立ち枯れの白い樹々が浮かび上がる様は、まるでモノクロの世界のようです。

白ひげの滝は、落差30メートル、滝幅40メートルの滝です。雄々しい岩肌を撫でるように流れ落ちるこの白ひげの滝は「ブルーリバー」の異名を持つ美瑛川に注いでおり、滝とコバルトブルーの川面が融和した素晴らしい絶景を臨むことができます。

摩周湖の北東に位置する水深5メートルの神の子池は、池の底まが見えるほどの抜群の透明度と水中に沈んでいる倒木が作り出している独特の景観美が魅力的な池です。池の規模はそれほど大きくはないものの、森の中にひっそりと佇む神の子池は、どこか神秘的な雰囲気を醸し出しており、訪れる人々を魅了してやみません。

アイヌ語で、「大きな沼」という意味を持つオンネトーは、阿寒摩周国立公園内にある湖です。時間帯や天候によって湖面が刻々と色を変えるため、オンネトーは「五色沼」とも呼ばれています。

四季折々で美しい景色を見せてくれるオンネトーですが、紅葉シーズンの美しさは格別です。色鮮やかに彩った樹々をオンネトーの波一つない湖面が鏡のように映し出す様は神秘的で、まるでここが神々の棲み処であるかのような気分さえも感じます。

神仙沼は、ニセコ山系の高層湿原にある約1.5ヘクタールほどの沼です。ボーイスカウトの創始者である下田豊松氏が、この地を訪れたときに、その美しさに感銘を受け「皆が神、仙人の住みたまう所」と感激したことから神仙沼という名前が付けられたと由来されています。

神仙沼には、エゾカンゾウ、ワタスゲなど様々な草花が水辺を彩り、湿原には遊歩道が整備されています。美しいニセコ山系の高原に位置する湿原をハイキングしながら絶景に魅了されてみてはいかがでしょうか。

摩周湖は日本では一番の、世界ではロシアのバイカル湖に次いで二番目の透明度を誇る美しい湖です。『霧の摩周湖』と異名を持ち、立ち込める霧に包まれているイメージが強い摩周湖ですが、よく晴れた日には、真っ青な湖面を見ることができ、その美しさから湖面の色は『摩周ブルー』と形容されています。

四季折々、時間帯によって様々な表情を見せてくれる摩周湖ですが、摩周湖で臨む夜明けの美しさは格別です。静かな湖面、朝陽の光を反射して紅に輝く雲、夜空の残光のような藍色の空が織りなす景色は、まさに絶景そのものです。

野付半島に位置するトドワラは、海水に浸食され、立ち枯れとなったトドマツが無数に点在する独特の景観を持つ観光スポットです。荒涼とした湿原に、無数の立ち枯れの樹が並んでいる様は、幻想的で、私たちが想い描く「地の果て」のイメージにぴったりです。

能取湖は、オホーツク海に通じる海跡湖で網走国定公園の一部に属する湖です。ここは、日本一といわれるほどのサンゴソウが群生している場所として知られており、春から夏にかけて、湖は緑色に覆われています。

サンゴソウが真っ赤に染まる秋の能取湖の美しさは傑出しています。澄み渡った心地よい秋の空気、抜けるような青空、湖を覆いつくす紅いサンゴソウは秋の網走における風物詩となっています。

積丹半島北西部から日本海に突き出している神威岬は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属する岬です。岬の付け根から先端部までは、尾根沿いに整備された「チャレンカの道」と呼ばれる約770メートルの遊歩道が続いています。

切り立った断崖から眺める日本海の青い色は『シャコタンブルー』と呼ばれており、その透明度は海底まで見えるほど澄み渡っています。神威岬の先端部は岩山が海へそのまま落ち込む断崖絶壁となっていて、その400メートル沖には垂直にそびえ立ったロウソクのような形をした神居岩があります。