標高73.6mの愛宕山山頂にある「地球の丸く見える丘展望館」は、銚子を代表する絶景スポットのひとつです。屋上の展望スペースから遠くを見渡すと、その名のとおり地球が丸いことを実感できますよ。

屏風ケ浦や、その上に立つ風力発電の風車も見ることができますよ。お天気が良い日は鹿島灘や筑波山、九十九里浜なども見えます。360℃の大パノラマをぐるりと見渡してみましょう。

九十九里浜に沈む夕日が見られるのも高台ならではの醍醐味。爽やかな昼間とはまた違うロマンチックな雰囲気です。

銚子市から隣の旭市まで、約10kmも続く断崖「屏風ケ浦」。ドーバー海峡にある断崖「ホワイトクリフ」に似ていることから“東洋のドーバー”と呼ばれています。その美しさを間近で感じてみませんか？

隣接する海水浴場から続く遊歩道からは、切り立つような断崖が迫ってくるような迫力を感じられます。約300万年前～40万年前の地層が今も残っているというのは、なんだか神秘的ですね。

荒々しい断崖と海のコントラストは、江戸時代に歌川広重が浮世絵に描いたことでも知られています。夏の青空や冬の寒空など、季節や時間帯によって異なる表情を見せる自然の雄大さに圧巻です。

地上から43.05mにある展望ロビーからは漁船が行き交う姿や、水揚げ風景など活気ある港の様子を見ることができます。晴れた日は、青い空と海の爽やかなグラデーションをゆっくり眺めるのも気持ち良いですよ。

太平洋に利根川が流入するところも見ることができますよ。展望台から一望すれば、海と川に囲まれる銚子の魅力や自然を、より身近に感じられるのではないでしょうか？

銚子半島の最東端にある犬吠埼。ここにある「犬吠埼灯台」は、全国に16しかない“のぼれる灯台”として知られています。岬に立つ白い灯台は、1874年にイギリス人灯台技師リチャード・ヘンリー・ブラントンによるもの。建設当時の姿を今も残しています。

灯台の中には99段のらせん階段があります。真下には岩に波があたる様子や岬の緑を見ることができますよ。

犬吠埼灯台のもうひとつのおすすめスポットが、レトロな白いポスト。ここから実際に郵便を送ることができるんですよ。ホワイトデーに設置されたことから“恋愛が成就するポスト”や“幸せを呼ぶポスト”、“願いが叶うポスト”とも呼ばれているそう。大切な方へのメッセージを送ってみませんか？

海沿いにたたずむ「ハーブガーデン・ポケット」で、ハーブの香りに癒されてみませんか？お手入れされた庭園には200～300種もの植物が生き生きと育っています。

電車に詳しくない方でも「銚子電鉄」という名前は耳にしたことがあるのではないでしょうか？銚子電鉄は、大正12年（1923年）から続くローカル線で、何度か廃線の危機に見舞われましたが、現在も地元の方にとって欠かせない交通手段です。レトロな雰囲気が魅力と遠方から訪れるファンも増えています。

どこか懐かしいプラットホーム。1時間に1～2本の運行なので、ダイヤを確認しておきましょう。

銚子から外川間の全線を1日乗り降りできる乗車券があれば、気の向くままに途中下車の旅を楽しめます。1日乗車券を提示すると割引を受けられるお店もあるので、お得ですよ。

廃線の危機を救ったといわれる「ぬれ煎餅」は、銚子鉄道の犬吠駅売店や仲ノ町駅などいくつかの駅で購入できます。銚子名産のお醤油味があとをひくおいしさ。電車旅のお供にいかがでしょうか？

お刺身も絶品。その日に水揚げされたネタを使ったお料理も多くあるので、店内のメニュー表もチェックしましょう。

「chocolicious（ショコリシャス）」は、オープン前から行列ができることもある人気のおしゃれカフェです。

ドリンクメニューも充実しているので、何度訪れても違う組み合わせを味わえますよ。ゆったりとしたカフェで旅のひとときを過ごしてみませんか？

ハンモック席もあり、靴を脱いで寝転ぶこともできますよ。大海原を眺めながら過ごせば、日ごろの疲れが吹き飛んでいきそう。

先ほどご紹介した銚子電鉄の名物『ぬれ煎餅』は銚子土産におすすめ。鉄道会社直営の売店には、ぬれ煎餅や県内のお煎餅をはじめ、全国のあられや揚げもちなどがたくさん並んでいますよ。

1枚ずつ購入することもできるので、全種類買って食べ比べするのも良いですね。なお、こちらの売店は「ぬれ煎餅駅」とあるものの、駅から少し離れています。銚子駅から車でアクセスするのがおすすめですよ。

創業100年超えの老舗・山口製菓舗が運営する工場直売店「ベーカリー＆カフェ赤毛のアン」では、銚子を代表するお菓子が購入できますよ。そのひとつが『いわしサブレ』。かわいいお魚の形のサブレには、なんと銚子近海産の鰯がブレンドされているです。とはいっても、魚独特の匂いは一切感じずバターの上品な香りが楽しめますよ。

古くから醤油造りで栄えてきた銚子で、1630年創業から続く「銚子山十」。趣きのある外観に歴史を感じますね。こちらの『ひ志お』は、その見た目からお箸でつかめる“食べる醤油”として、今改めて注目されている調味料です。

大豆と大麦から麹を作り、発酵させています。見た目はお味噌のようですが、食べてみるとお醤油そのもの。炊きたてのごはんにのせたり、マヨネーズと合わせてディップにしたりとさまざまな食べ方を試してみたくなります。お料理好きの方へのお土産にも喜ばれそう。