今から約1200年前に開湯した熱海（あたみ）温泉。豊富な湯量と熱いお湯が自慢の日本屈指の温泉地です。江戸時代には徳川家康が熱海を訪れたという記録も残っており、その後も多くのセレブが別荘を構えたことで知られています。

バブル崩壊後は客離れが進んでいましたが、温泉ブームと共に人気も復活！観光施設やイベントも充実しており、見どころもたくさんです。中でも人気なのが、夏だけでなく年間通して10回以上も開催される「熱海海上花火大会」。夜空を彩る美しい花火に、豪快な音、水面に映る花火。熱海を語る上で、欠かせないイベントのひとつです。

日本屈指の温泉地ということもあり、宿泊施設も充実。目的に合わせて選ぶことができます。写真は、星野リゾートの「リゾナーレ熱海」。景色が自慢のホテルで、全室オーシャンビュー！おしゃれな内装も素敵ですね。子連れやカップル、友達同士や一人旅など、どんな旅行にもおすすめです。

温泉地がひしめき合う伊豆において、熱海に次ぐ人気エリアとなっている伊東（いとう）温泉。静岡一の湧出量が自慢の温泉地です。温泉街の中心部・松川沿いには昔ながらの温泉宿が立ち並び、古き良き温泉街の雰囲気を今に伝えています。

弘法大師が開いたとされている、伊豆最古の温泉地・修善寺（しゅぜんじ）温泉。源氏一族のゆかりの地としても知られており、夏目漱石など数多くの文人の句碑も残る、歴史ある街です。温泉街の中心には桂川が流れており、川沿いには旅館や飲食店が建ち並んでいます。

そんな修善寺温泉周辺は、別名「伊豆の小京都」とも呼ばれており、落ち着いた雰囲気に包まれています。昔ながらの趣ある旅館に、人気の散策スポット「竹林の小怪（ちくりんのこみち）」、静かな街を彩る鮮やかな朱色の橋。この雰囲気が好きで修善寺温泉を訪れる人も多いようです。

散策が人気の修善寺周辺。休憩ついでに、カフェ巡りをしても楽しそうです。修善寺の人にも人気のhono hono cafe（ホノホノカフェ）では、地元の食材を使ったメニューが楽しめます。テラス席は、ワンちゃんもOK！ゆったりくつろげるカフェです。

レジャー施設では「修善寺 虹の郷（にじのさと）」がおすすめ。広大な敷地に外国風の街並みやのどかな古民家などが再現されており、自然の中で様々な雰囲気が楽しめます。園内を走る「ロムニー鉄道」からは富士山を眺めることも！子どもが遊べるジャングルジムやのんびりできるカフェもあり、1日中楽しめる施設です。

日本の歴史が大きく動いた開国。その舞台となった港町・下田（しもだ）の温泉街は、南国情緒と歴史ロマンあふれるモダンな温泉街です。下田の奥・蓮台寺（れんだいじ）温泉から引いてきたお湯が使われています。

港には「ペリー上陸の碑」をはじめ、黒船をイメージした遊覧船「サスケハナ」が停泊。注目は、サスケハナに乗って港内を見学する「下田港内めぐり」です。教科書での勉強とはひと味違う、貴重な体験ができるでしょう。

のんびりしたいときは、港から続く「ペリーロード」散策がおすすめ。日米和親条約締結の際にペリーが実際に歩いた道なんだとか。現在は石畳で舗装され、両側にはおしゃれなカフェや雑貨屋さんが建ち並んでいます。お店を見たり、写真を撮ったり、じっくり時間をかけて散策したいですね。

下田名物の「下田バーガー」もぜひ食べておきたいところ。金目鯛のフライを挟んだ、贅沢なハンバーガーです。下田市観光協会の建物のすぐ近くにあるカフェ「ラーマル」でいただけます。テレビでも紹介されたことがある人気メニューなので、ぜひ味わってみてください。

静岡の観光名所・浜名湖の東岸に位置する、浜名湖かんざんじ（舘山寺）温泉。交通の便の良さから、温泉だけでなく様々なレジャー施設が集まる、静岡屈指の行楽エリアです。

周辺には、ファミリー向けの「遊園地浜名湖パルパル」や「浜松市動物園」、浜名湖の生き物と触れ合える「浜名湖体験施設・ウォット」などレジャー施設の他、ロープウェイや遊覧船、ゴーカートなどの乗り物や、美術館・博物館などの歴史や景色を楽しむ施設が豊富。お子さまの好みや年齢に合わせて、目的地を選ぶことができますよ。

数多くのレジャー施設が集まる浜名湖かんざんじ温泉は、ホテルなど宿泊施設ももちろん充実しています。子連れの人は、遊園地に近い「ホテルウェルシーズン浜名湖」や、子ども向けの設備やサービスが充実している「ホテルグリーンプラザ浜名湖」などが人気です。温泉の中心街から少し遠くなりますが、弁天島駅周辺も人気の宿泊エリアとなっています。

※掲載時と営業状況が異なる場合がございます。
詳細は公式サイトをご確認ください。

静岡県の中央部・島田市にある川根（かわね）温泉。1994年に開湯した、比較的新しい温泉です。近くには大井川が流れており、川沿いの「道の駅 川根温泉」を中心に小さな温泉街が広がります。街の中心を「大井川鉄道」が横切ることから、鉄道ファンの間でも人気の温泉地です。

「道の駅 川根温泉」は、全国的にも珍しい複合型道の駅。情報発信や物産品販売にとどまらず、日帰り温泉やコテージ、足湯、バーベキュー、カフェ、ゴルフ場、農業体験室など、様々な施設が集まっています。近くには「川根温泉ホテル」もあり、宿泊時も便利！1日中楽しめる場所なんです。

そんな川根温泉の一番の見どころは、日帰り温泉「ふれあいの泉」の露天風呂から見えるSL！ここでしか見ることのできない景色です。タイミングが良ければ、子どもに大人気の機関車トーマス号・ジェームス号を見ることもできますよ！トーマスや乗り物が大好きなお子さんなら、大興奮間違いなしですね♪

城ヶ崎海岸と大室山に挟まれた伊豆高原（いずこうげん）温泉は、海と山両方の自然を満喫できる人気の温泉地です。豊かな自然を利用したアクティビティが豊富なので、体を動かすことが好きなカップルにぴったり。東京からも近く、日帰り旅行客も多く訪れます。

自然や体験型施設が人気の伊豆高原温泉ですが、実は日本屈指のアートスポットでもあります。「伊豆テディベアミュージアム」や「伊豆高原ステンドグラス美術館」をはじめ、個性豊かな美術館や博物館、ギャラリーが目白押しです。静かにのんびり過ごしたいカップルにもおすすめなんです♪

美術館や博物館巡りの途中に、カフェに立ち寄るのもいいですね。伊豆高原周辺には、あたたかくほっこりできるカフェがいくつもあります。アートの街にふさわしいおしゃれな外観が特徴の「カフェミルキー」は、ワンちゃんが遊べるスペースもあるドッグカフェ。内装もおしゃれで、自然と心が安らぎます。

南国の雰囲気漂う穏やかな温泉地・熱川（あたがわ）温泉。街のあちこちで温泉が湧き出ている、伊豆屈指の温泉地です。歴史も古く、南国と温泉街の魅力のいいとこどりをしたような「スパリゾート」という言葉がふさわしいエリアになっています。

周辺には、動物園や遊園地、植物園、海の近くの露天風呂や足湯スポットなどがあり。中でも、東伊豆唯一の砂浜の海水浴場「熱川YOU湯ビーチ」はおすすめです。ここからの景色がとにかく美しい！特に日の出・日の入りの時間帯は、ロマンティックなひと時が過ごせますよ。

宿泊施設も充実している熱川温泉。モダンなホテルから老舗の旅館まで、いろいろな宿から選べます。老舗旅館「玉翠館」は、貸切露天風呂もある人気の旅館。砂風呂やハーブ蒸し風呂、岩盤浴など、本物の温泉をいろいろな方法で楽しむことができる宿です。たっぷり温泉を満喫したい方はぜひ！

西伊豆エリア最大の温泉地・土肥（とい）温泉は、自然に囲まれた風光明媚な温泉地です。特に、駿河湾に沈む夕日は絶景！「恋人岬」や「旅人岬」からの景色は、土肥温泉の名物となっています。

6本の源泉からなる効能豊かな湯として知られる土肥温泉。街には「弁天の湯」や「馬場温泉 楠の湯」「屋形共同浴場」「黄金の湯」など足湯や共同浴場が充実しており、日帰り客にも大人気です。共同浴場を巡り、温泉にたっぷりつかる旅行もいいですね。

周辺には大きな観光施設は少なく、お寺や公園、展望台などを巡りながら落ち着いて過ごすことができます。散策するなら、夕日の名所「松原公園」にある「世界一の花時計」がおすすめ。外周には天然石でできたパネルが敷き詰められていて、"素足で歩く健康スポット"にもなっています。

東部の古奈（こな）と西部の長岡からなる、伊豆長岡（いずながおか）温泉。伊豆の玄関口に広がる歴史ある温泉地です。日本で初めてペットボトルに温泉を詰めたことでも知られており、無味無臭の「飲める温泉」が楽しめます。美肌になれる「美人の湯」や「温泉まんじゅう」も有名です。

交通の便が良い伊豆長岡温泉は、日帰り旅行客も多く、共同浴場や日帰り温泉施設がたくさん。中でも人気なのが「ニュー八景園（はっけいえん）」の屋上にある天空風呂です。全長15メートルの開放感ある露天風呂の先には、広大な富士山がそびえたちます。アメニティも充実していて、手ぶらでも行ける温泉なんです。

日帰りの限られた時間で観光するなら「伊豆の国パノラマパーク」がおすすめ。葛城山の山頂に広がる観光施設です。ロープウェイで上ると「富士見テラス」や「富士見の足湯」「展望台」など富士山を眺めるスポットがたくさんあります。「丸太アスレチック広場」などの遊び場も、子連れで楽しめますよ。

静岡県静岡市葵区にある梅ヶ島（うめがしま）温泉は、武田信玄の隠し湯のひとつという言い伝えが残る温泉地です。周囲を山に囲まれた渓谷にあり、安部川の上流に位置します。温泉街を作る旅館や民宿は、わずか12軒。秘境感満載の小さな温泉地です。

梅ヶ島温泉までは、静岡駅から路線バスで行くことができます。所要時間は1時間45分。本数が少ないので、時間に縛られず楽しみたいなら、自家用車やレンタカーを利用しましょう。小さい温泉地なので、日帰りでも十分満喫できます。気分転換に、のんびり一人旅に出かけてみませんか。