「秋の七草」を探しに出かけませんか?
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
「秋の七草」は、万葉集におさめられている山上憶良の2首の歌が由来とされています。これは「秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類ある」という意味で、当時から、野山に生えている草花の美しさを鑑賞していたことがうかがえます。季節の風物詩である、秋の七草を探しに出かけてみませんか?
【萩】向島百花園/墨田区
【ススキ】箱根仙石原/神奈川県足柄下郡箱根町
【桔梗】箱根湿生花園/神奈川県足柄下郡箱根町
【撫子】殿ヶ谷戸庭園/国分寺市
【女郎花】国営武蔵丘陵森林公園/埼玉県比企郡滑川町・熊谷市
【藤袴】法善寺/埼玉県秩父郡長瀞町
【葛】皇居東御苑/千代田区
秋の七草で季節を感じて。
「秋の七草」は決して派手ではありませんが、力強さや繊細さを感じられます。残暑が和らぎ風が涼しくなってきたら、“小さな秋”を探しに出かけてみてはいかがでしょうか?遠くに行かなくても、都心周辺で出合える秋の七草もたくさん。古に想いをはせて、ゆっくりと季節の訪れを感じてみましょう。
江戸の町人文化が発展した時代に造られた「向島百花園」は、都心にいながらにして、野山の草花を間近に鑑賞できる人気スポット。秋の七草をはじめ、梅やカタクリなど約230種の草花が楽しめます。秋の七草の【萩】を探してみましょう。