7月になったら富士山に登ろう!
7月1日は富士山の山開きの日
山開きの起源は?
山岳信仰という言葉がある様に、山はもともと神聖な場所で、修行僧たちがご神体を拝むために登ることはあっても、普段は一般の人がむやみに立ち入ることは許されていませんでした。そんな山に、夏の一定期間に信仰行事として山に入ることが許される様になったのが山開きの起源とされています。
どっちから登る?『富士宮口』or『吉田口』
静岡県と山梨県にまたがる富士山には、吉田口、富士宮口、須走口、御殿場口の4つがありますが、富士山に初めて上る方や登山の経験がない方には、吉田口か富士宮口がおすすめです。
5合目から上る 吉田口
最短距離の 富士宮ルート
須走口・御殿場口
ツアーでも参加できます
富士山には登ってみたいけど、初心者だしいろいろ不安...と言う方は、ツアーを利用されてみてはいかがでしょうか。プロのガイドさんが同行してくれるので、スケジュールはもちろん安全面などの心配をしなくても良いのが最大のメリットです。ツアーによっては、登山用品のレンタルがセットになっているプランもあるので、準備などの手間が省けるのも嬉しいですね。
山登りの前に、気をつけたいポイント
登山シーズン前半に登りたい人は、梅雨に注意しよう
5合目と山頂の気温差に注意
地上では30度を超える日が続く7月8月でも、富士山5合目の平均気温は15℃程度、山頂まで行くと平均気温は5℃まで下がります。ご来光を待ってじっとしている時などは、風の影響もあり体感温度はさらに低くなります。夏だから大丈夫とは思わずに、十分な防寒対策をするようにしましょう。
気温差が激しい富士登山には、ジャケット+ズボンに分かれたレインコートを防寒具の一つとして持参するのがおすすめです。雨をはじいてくれるのはもちろん、風からも身を守ってくれます。ポンチョタイプの様なレインコートは、風が下から入ってしまうので出来れば避けたいですね。途中まではリュックに入れておくことを考えて、出来るだけ軽量&コンパクトなものを選ぶのが良さそうです。
混雑シーズンは行列ができることも…
もしも高山病にかかってしまったら…
無理のない登山計画を
天候、体力、高山病など、何が起こるが分からない富士登山。特に初心者の方は、ご自身がどれくらいのスピードで登るかを判断するのも難しいと思うので、日帰りではなく山小屋に一泊するなどして余裕をもったスケジュールで山頂を目指しましょう。
あると便利な登山アイテム
すぐに乾くパックタオル
折り畳みの椅子 or シート
軍手
岩場も多く、特に山頂付近では急こう配で手をついてしまうこともあるので、軍手を用意しておくと安全に登山することが出来ます。寒い時には防寒具としても活躍してくれるので、忘れずにリュックに入れておきたいアイテムです。
新幹線の窓から富士山が見えるだけで、なんだかちょっとテンションが上がる!そんな経験はありませんか?都内からでも、お天気が良いと富士山が見える日がありますが、何か良いことあるかも♪と期待したくなるくらい、富士山は日本人にとって特別な存在ですね。遠くから眺める富士山も美しいけど、今年は富士山の山頂へ、たどり着いた人しか見れない景色を見に行ってみませんか?