フィンランドのコーヒー消費量は世界トップレベル
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フィンランド人は一日に平均4~5杯のコーヒーを飲み、仕事中でも一日に数回はコーヒーブレイクの時間を取ることで知られます。ヘルシンキコーヒーフェスティバル(2019年は4月12日〜14日に開催)では国内で一番おいしいカフェを選ぶコンテストも実施され、毎年とても盛り上がるそうです。街中にはカフェも多く、少しでも空き時間ができれば気軽にコーヒーが飲める環境が整っているのもフィンランドらしい特徴です。
ヘルシンキの旅でフィンランド流のコーヒーを体験してみましょう!
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日本からフィンランドの首都ヘルシンキまでは、成田からの直行便で約10時間半。治安が良く、個人旅行でも女性の一人旅でも安心して旅ができる街です。夏になると世界中から観光客が訪れるのでとっても賑やか。多くの観光スポットは公共の交通機関や徒歩で周れるので、現地に暮らすように旅行できる嬉しい街です。
観光していると、楽しくてあっという間に時間が過ぎるものですが、それでも中世の街並みが残るヘルシンキの市街地は石畳の道が多く、気が付けば足が棒なんてこともよくあることです。そんな時は老舗のカフェや新進気鋭のバリスタカフェなどにふらりと立ち寄ってみませんか?
ではさっそく、フィンランド旅行の際に立ち寄りたい、おいしいコーヒーが楽しめるカフェをご紹介します。
ではさっそく、フィンランド旅行の際に立ち寄りたい、おいしいコーヒーが楽しめるカフェをご紹介します。
ゆっくりコーヒーを楽しめるヘルシンキの素敵カフェ
ヘルシンキ最古のカフェ「Cafe Ekberg(カフェ・エクベリ)」
創業は1852年。時計職人だったフレドリック・エクベリがパン屋で10年も修行した後に開業したカフェです。落ち着いたヨーロッパの雰囲気が漂う現在のお店は1915年からの営業で、すでに100年以上も続いています。店内も古き良き魅力たっぷりですが、お天気の良い夏の日には通りに面したテラス席で、街路樹やトラムを眺めながらコーヒーでひと息つくのがおすすめです。
ホットのカフェラテをオーダーすると写真のような厚手のグラスとソーサーで提供されることも。フィンランドの人は熱いコーヒーが苦手なので、ミルクなどをたっぷりかけて程よい温かさで飲むことが多いのだそう。グラスから透けるカフェラテの色味も綺麗で心がほんわか和みます。
チョコレートメーカーの直営店「Karl Fazer café(カール ファッツェル カフェ)」
「Fazer(ファッツェル)」はフィンランドの由緒のあるチョコレートメーカー。フィンランド定番のお土産geisha(ゲイシャチョコレート)はこちらのメーカーの商品です。直営の「カール ファッツェル カフェ」は1891年に開店し、現在はパンやケーキだけでなく温かいお料理も楽しめるカフェとなっています。モノトーンの内装に天井の大きなライトが印象的な店内は開放感があります。
コーヒーをオーダーするとソーサーにチョコレー菓子が一粒ついてくるのがちょっと嬉しい!近くには美術館やショッピングエリアもあるので、休憩処にもぴったりです。
フィンランドを代表する建築家による設計「Cafe Aalto(カフェ アアルト)」
フィンランド好きさんの中には建築家でデザイナーのアアルトファンも多いことでしょう。
このカフェは国内随一の大型書店「アカデミア書店」の中にあり、店内の家具もほぼすべてアアルトが設計したもので構成されています。アアルトは自然光を取り入れたデザインを得意とし、長い冬を過ごさねばならないフィンランドの暮らしに光とともに希望を与え続けてきました。この書店も3階までの吹き抜けと天窓が配置され、季節を問わず光が入り込む工夫がされています。
カフェアアルトでは、アルコール入りのコーヒーも提供しています。甘くてほろ苦いアイリッシュコーヒーや温かいカフェ・コレットを片手にお気に入りの1冊を手にゆったりと過ごしてみませんか?
このカフェは国内随一の大型書店「アカデミア書店」の中にあり、店内の家具もほぼすべてアアルトが設計したもので構成されています。アアルトは自然光を取り入れたデザインを得意とし、長い冬を過ごさねばならないフィンランドの暮らしに光とともに希望を与え続けてきました。この書店も3階までの吹き抜けと天窓が配置され、季節を問わず光が入り込む工夫がされています。
カフェアアルトでは、アルコール入りのコーヒーも提供しています。甘くてほろ苦いアイリッシュコーヒーや温かいカフェ・コレットを片手にお気に入りの1冊を手にゆったりと過ごしてみませんか?
もっと気持ちよく!コーヒーが楽しめるヘルシンキの屋外スポット
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カフェで過ごすコーヒータイムも心を豊かに彩ってくれますが、夏のヘルシンキに旅行の際は、ぜひお外でコーヒーを楽しんでみませんか?
フィンランド南部のヘルシンキでは完全な白夜を楽しむことはできませんが、6月から7月にかけては23時ごろまで陽が沈まず、明るく清々しい時間がかなり長く続きます。この季節は観光を終えた後にコーヒーをテイクアウトして、公園のベンチなどで一息いれてもいいですね。
フィンランド南部のヘルシンキでは完全な白夜を楽しむことはできませんが、6月から7月にかけては23時ごろまで陽が沈まず、明るく清々しい時間がかなり長く続きます。この季節は観光を終えた後にコーヒーをテイクアウトして、公園のベンチなどで一息いれてもいいですね。
ベンチでほっと一息♪「Esplanadin puisto(エスプラナーディ公園)」
ヘルシンキ中央駅から徒歩8分。ショッピング街に沿って広がる「エスプラナーディ公園」は、昼前から夜まで賑わう憩いの場です。ベンチがたくさん設置されていますので、ほっと一息つくにはぴったりのスポット。
この公園はトーベ・ヤンソンが毎日通学したルートでもあり、彫刻家である父親がトーベをモデルに制作したという彫刻作品もあります。コーヒーブレイクの後には公園内を散策しながら、探してみてくださいね。
この公園はトーベ・ヤンソンが毎日通学したルートでもあり、彫刻家である父親がトーベをモデルに制作したという彫刻作品もあります。コーヒーブレイクの後には公園内を散策しながら、探してみてくださいね。
芝の上が心地よい「Kaivopuisto(カイヴォプイスト公園)」
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映画「かもめ食堂」のロケ地としても知られる「カイヴォプイスト公園」は海辺にある緑豊かな公園です。ここでのおすすめはレジャーシートを敷いてピクニック気分でコーヒーを楽しむこと。芝に腰をおろしてのんびり過ごすフィンランドの人たちと同じように、緑の中で海風を感じながら旅のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
絶景に酔いしれる「Helsingin Tuomiokirkko(ヘルシンキ大聖堂)」
ヘルシンキのシンボル、「ヘルシンキ大聖堂」。そびえたつ白亜の建物へつづく階段は、登りきって振り返るとバルト海も望める絶景スポットとなっています。この階段では隣にあるヘルシンキ大学の学生がおしゃべりを楽しむ姿がよく見られます。大聖堂を見学した後は階段に腰かけて、観光バスが忙しく出入りする階下の元老院広場とその先のバルト海、そして広い空を眺めながらコーヒーを楽しみたいですね。
日本でフィンランド流のコーヒーに親しむ方法
日本にあるフィンランド流のコーヒーが楽しめるカフェへ出かけたり、ご自宅にてフィンランドで暮らすようにコーヒータイムを演出してみるのも心が弾みます。
フィンランドの名店が日本上陸!「ROBERT'S COFFEE(ロバーツコーヒー)」へ
日本でフィンランドのコーヒーを味わえるカフェは、フィンランドではお馴染みの「ROBERT'S COFFEE(ロバーツコーヒー)」が日本に上陸していて人気です。
ロバーツコーヒーの創業者は「フィンランドのコーヒー王」と呼ばれるロバート・パウリグ。1987年に初めてフィンランドにロバーツコーヒーを出店し、現在は国外を含めて100店以上出店しています。2019年に待望の関東進出を果たしました。
ロバーツコーヒーの創業者は「フィンランドのコーヒー王」と呼ばれるロバート・パウリグ。1987年に初めてフィンランドにロバーツコーヒーを出店し、現在は国外を含めて100店以上出店しています。2019年に待望の関東進出を果たしました。
ロバーツコーヒーを訪れたら、コーヒーと一緒にお楽しみいただきたいのがシナモンロール。スパイスのカルダモンが効いたシナモンロールは現地のレシピを再現したものです。焼き立てのシナモンロールは格別なのでぜひ!
フィンランドコーヒーは酸味のある浅煎りが定番
フィンランドでは自宅や職場でコーヒーを煎れるのが一般的。一日に何杯もコーヒーを飲むフィンランドでは、さらりと飲める浅煎りのコーヒーを常に手元においている人も少なくないとか。カフェではカプチーノやカフェラテを飲む姿がよく見られます。
スーパーマーケットにはたくさんのコーヒー豆が並び、種類も豊富。中には「Watsa coffee(おなかコーヒー)」という、一日に何杯もコーヒーを飲むフィンランド人向けに焙煎されたマイルドなテイストのコーヒーまであり、フィンランド人のコーヒー愛には驚くばかり。
日本でもPauling(パウリグ社)やROBERT'S COFFEE(ロバーツコーヒー)などのフィンランドコーヒーを入手できますので、探してみてくださいね。
スーパーマーケットにはたくさんのコーヒー豆が並び、種類も豊富。中には「Watsa coffee(おなかコーヒー)」という、一日に何杯もコーヒーを飲むフィンランド人向けに焙煎されたマイルドなテイストのコーヒーまであり、フィンランド人のコーヒー愛には驚くばかり。
日本でもPauling(パウリグ社)やROBERT'S COFFEE(ロバーツコーヒー)などのフィンランドコーヒーを入手できますので、探してみてくださいね。
フィンランドブランドのマグカップでひと時を彩って♪
フィンランドブランドのマグカップも、フィンランド流コーヒータイムを過ごすために欠かせないアイテムの一つです。
フィンランド名窯の「ARABIA(アラビア)」のマグカップは、モダンなデザインと機能性が重視され世界中で大人気。ムーミンのマグカップでも知られています。現在はガラスメーカーの「iittala(イッタラ)」グループのひとつに。そんなiittalaもまたシンプルで実用性の高いマグカップのシリーズを発表しています。
いくつか揃えて、その日の気分でマグカップを変えてみるのもワクワクしそうですね。
フィンランド名窯の「ARABIA(アラビア)」のマグカップは、モダンなデザインと機能性が重視され世界中で大人気。ムーミンのマグカップでも知られています。現在はガラスメーカーの「iittala(イッタラ)」グループのひとつに。そんなiittalaもまたシンプルで実用性の高いマグカップのシリーズを発表しています。
いくつか揃えて、その日の気分でマグカップを変えてみるのもワクワクしそうですね。
いつでもどこでも気軽にフィンランド流コーヒーライフを楽しんで!
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フィンランドでは、コーヒーブレイクは、気分転換や仕事仲間とのコミュニケーションUP効果などから、法律上で「kahvitauko(カハヴィダウコ)」という15分程度のコーヒー休憩を取ることが認められてます。またフィンランドの朝は“コーヒーから始まる”とも言われ、生活に欠かせないものであることがうかがえます。
なにより、いつでもどこでも気楽に味わえるのがフィンランド流コーヒーライフ!ぜひきょうからお試しください。
なにより、いつでもどこでも気楽に味わえるのがフィンランド流コーヒーライフ!ぜひきょうからお試しください。
画像のご協力ありがとうございました。