軽井沢だけじゃない⁉日本全国に点在する「白糸の滝」
出典: みなさんは、「白糸の滝」と聞いて想像するのはどの滝でしょうか?
避暑地として知られる軽井沢の中でも、特に“涼”を感じられるスポットが、北軽井沢エリアにある「白糸(しらいと)の滝」。群馬県との県境、「白糸ハイランドウェイ」沿いにある、「白糸の滝」は、ゆるやかに湾曲したフォルムがとても美しく、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。実はこの軽井沢の滝と同様、「白糸の滝」と名の付く滝は、日本全国に点在しています。今回は、そんな「白糸の滝」の魅力と楽しみ方、アクセス情報などをご紹介したいと思います。お出掛けが楽しい季節、是非、春の行楽の参考にしてみて下さいね♪
出典: 長野県と群馬県をまたぐ場所に位置する軽井沢は、「軽井沢」と「北軽井沢」のエリアに分かれていて、その2ヶ所を結んでいるのが「白糸ハイランドウェイ」。その道沿い、浅間火山の東麓にあるのが白糸の滝です。 白糸の滝の源流は地下や岩肌から湧き出る豊富な量の湧水。その水を利用し、昭和初期に人工的に作られたのが、軽井沢の白糸の滝なんです。ちょっと意外ですよね…。
出典: 白糸の滝は、高さ3メートルと低く、流れもゆったりとしています。上流に川がなく、浅間山から湧き出てきた伏流水が滝となっているため、雨が降ったあとでも水が濁らないことで知られています。白糸のごとく流れる美しい景色を写真におさめようと、撮影のためだけに、訪れる観光客も多いんだとか…。
出典: また、春と冬には木彫りの人形などがディスプレイされた、美しいライトアップが開催されます。ライトアップに合わせて訪れてみてはいかがでしょうか…。夜見る滝もまた、違った趣があり楽しめますよ!
出典: 白糸の滝は、旧軽井沢から峰の茶屋を結ぶ延長10kmの有料道路「白糸ハイランドウェイ」の道沿いにあります。
軽井沢方面からは旧軽井沢ロータリー~三笠通り経由で小瀬料金所を目指し、草津方面からは日本ロマンチック街道~鬼押ハイウェイ経由で峰ノ茶屋料金所を目指すのが一般的です。
電車を利用する場合は、北陸新幹線軽井沢駅から草軽交通の路線バスがおすすめです。「北軽井沢」方面行きで約23分、白糸の滝で下車した後は、徒歩で約5分ほどで白糸の滝に到着します。
出典: 自家用車で行く場合の白糸の滝の駐車場は、白糸ハイランドウェイの路肩に無料駐車場があるといった感じです。
滝入口付近に近づけば近づくほど、人気の為、車が混雑するので、少し離れた場所に駐車し、歩くのがおすすめ!白糸の滝へは駐車場から徒歩で150mほど歩いたところ。
道は砂利道になっているので、なるべくスニーカーなどの歩きやすい靴でお出かけください♪
出典: 福岡県指定の名勝である「白糸の滝」。標高900メートルの羽金山の中腹に位置し、落差は約24メートル。真っ白なしぶきをあげて、まるで絹糸のように落ちる水流は、繊細でありながらまさに圧巻!夏には涼を求め、秋には紅葉を楽しみに訪れる観光客も多く、6月下旬~7月上旬には5千株10万本の紫陽花が咲き乱れ、マイナスイオンと自然あふれる人気の観光スポットになっています。
出典: 県指定名勝・白糸の滝の側にあるのが「ふれあいの里」。周囲には樹齢約300年の県指定天然記念物「萬龍楓」が自生し、四季折々の花々が咲き誇り、訪れる人々を魅了しています。
出典: 食事処「四季の茶屋」では、古くから糸島地方に伝わる郷土料理「ちりソーメン」や、「やまめの塩焼き」が味わえ、夏にはそうめん流しなども楽しめるそうです。
滝や山合いの景色を見ながら、家族や友人とゆっくり&のんびりとしたひとときを過ごせる、憩いのスポットです。
西九州自動車道前原ICから約20分
JR筑前前原駅からバス約30分、白糸下車、徒歩約30分
出典: 静岡県富士宮市にある「白糸の滝」は、無数の糸を垂らしたような姿がとても美しい滝。
1936(昭和11)年に、国の名勝および天然記念物に指定されています。1950(昭和25)年には、日本観光百選の滝の部で第一位になった滝なんだそうです。高さ20m、幅200~210mから流れ落ちる無数の白い滝は、まるで美しい糸が垂れるように繊細で、滝壺はエメラルドグリーンに透き通り、周りの緑と相まって、大自然の偉大さを感じることが出来ます。
出典: 新緑が美しい季節には、藤の花もちょうど見頃。藤の香りを感じながら、白糸の滝を目指しましょう♪
出典: 白糸の滝へ向かう手前には、落差25メートルの「音止の滝」があります。とても迫力のある滝で、別名、「音無の滝」と言われています。白糸の滝は、遠くから見ているときは横幅の広さに驚かされますが、近くで眺めると、今度はその高さに圧倒されます。是非、どちらの眺めも堪能したいですね!
東名高速道路富士ICまたは新東名高速道路新富士ICから車でおよそ30分。
富士山を右手に眺めながら国道139号線を北上し、県道72号線と414号線を経由し、白糸の滝駐車場へ
出典: 広島県呉市にある白糸の滝は、灰ケ峰の東の江ノ藤山を源流として東麓に流れる小滝川にかかる滝で、高さ約38m、幅約6mの垂直瀑。上流には高さ約7mの滝もあり、二段の滝となっています。
昭和42年に呉市の名勝地に指定。「藝藩通志(げいはんつうし)巻三」という歴史書でも紹介されいる滝です。
滝つぼは広く、周りには、滑石(かっせき)や小石が敷き詰められています。水は冷たく、昔は暑い時期にこの水に浸かり、病気や痛みなどを治したんだとか…。
出典: 小滝橋を渡った後は、舗装された坂道を登って行きます。滝へ向かう坂の途中には、祠や石碑があり…その先にはいよいよ白糸の滝が…。
出典: こちらの滝は、滝行が行われることでも知られています。大自然の中でに身を置き、冷たい滝の水に打たれることで、無心になり、改めて「生かされている」「生きている」そんな思いに気づかされることも…。
この滝行には、男性参加者は勿論、意外にも女性の参加者も多いそうですよ!
広電バス・郷原黒瀬線「下石内」又は「石内橋」バス停下車、徒歩約30分
車…R185号線から広交差点を黒瀬方面へ。旧国道375号線を4kmmほど上流へ向かって走り、途中の広石内の側道へ。その先の赤い色の小滝橋の手前に駐車スペースあり。
出典: 熊本県阿蘇郡にある白糸の滝は、木山川の支流、滝川にかかる滝。別名「寄姫の滝」とも呼ばれ、悲恋を伝える伝説があります。この滝の上には、ヘビの穴と呼ばれる洞窟があり、1年を通じて水量が豊富で、20mの落差を流れ落ちるそのさまは、まさに圧巻です。ちなみに熊本の名水100選にも選ばれています。
滝を目の前にすると、マイナスイオンたっぷりの空気の綺麗さに思わず深呼吸せずにはいられません。
高さ約20mの岩肌を滑るようにして流れ落ちる滝。水量は勿論、滝の形や周りの景色全てがとても美しく、ついつい見とれてしまいます。滝の前にある大岩(お立ち岩)に立ち、滝に向かって両手を広げ、深呼吸を3回すると、滝からのパワーが全身に…。
出典: 無料の駐車場が設営され、滝へ向かう道のりは、遊歩道があり歩きやすくなっているのも嬉しいポイント!周りに広がる緑を見ながら、道中もきっと楽しい時間に…
出典: 滝つぼの下流側には、子供達でも水浴びできる位の浅瀬があり、家族連れが水遊びを楽しむ光景も…。
夏の暑い日には、涼をとることができる、熊本のパワースポットです。
公共交通:JR肥後大津駅→車25分
車:九州道益城熊本空港ICから18km40分
出典: 日本の滝百選の一つにも選ばれる山形県の白糸の滝。最上川沿いに標高300-500mの山地が急斜面を形成する最上峡には、最上四十八滝という滝群が存在します。その滝群の西端にある白糸の滝は、その中でも最大と言われています。
江戸時代前期の俳諧師、松尾芭蕉の句にも、この白糸の滝が詠まれています。
<松尾芭蕉> おくのほそ道「白糸の滝は青葉の隙々に落て、仙人堂、岸に臨て立。水みなぎつて舟あやうし。」
出典: この白糸の滝を駐車場から眺望することが出来るのが白糸の滝ドライブイン。日本三大急流最上川を挟んで「白糸の滝」を真向かいに見ることが出来ます。
春夏秋冬、表情を変え訪れる風景がとても美しく、ドライブインということもあり、お土産を選んだり、ゆっくりとお食事を楽しむことも出来る、憩いのスポットです。
出典: このドライブイン一押しの「白糸あんぱん」は、つぶあんが入って、どこか昔懐かしい味わいです。アンパン片手に、滝を眺める…なんていうのはいかがでしょう♪
JR陸羽西線高屋駅から車で5分
東北中央自動車道新庄ICから車で30分
駐車場からすぐ
出典: 高さ30m横幅10m、水が岩肌を流れる水が細く白糸のように見えるところから、その名が付いた山口県の秋芳白糸の滝。近くで見ると水量もあり、岩肌を流れ落ちるその姿に、心が浄化されて行くようです。
出典: 駐車場から滝までは、遊歩道が整備されているので安心して歩くことができ、途中には、公園も…。自然あふれる光景が広がり、途中にはウッドデッキなどもあるので、ゆっくりと道中を楽しんでみてはいかがでしょうか!
出典: 滝の脇にある急な石の階段を登って行くと、滝の上部付近を目指すことも出来ます。
コケなども生えているので滑りやすくなっていますので上る際は注意しながら登りましょう!滝の真上の風景はこんな感じ!
滝を下から見上げることはあっても、滝を上から見るという機会はあまりないので、体験してみては…。
滝のすぐ傍では、夏に限定で、そうめん流しが開催されています。夏休み期間中(7月下旬~8月)は、毎日運営されているようなので、チェックして訪れてみてはいかがでしょう♪
JR山陽本線新山口駅からバスで40分
「柏木」から徒歩で20分
出典: 愛媛県東温市の白糸の滝は「皿ヶ嶺連峰県立自然公園」にあり、落差20メートル、美しく優雅な姿の滝として知られています。春は新緑、夏は心地よい渓流の水と、爽やかな風、秋には紅葉、そして冬には滝が凍結し、荘厳な美しさを見せてくれます。
滝までは、少し急な登山道がありますが、15分ほどで到着。途中で見える田園風景は、田植えの時期には、一面が、まるで緑のじゅうたんに覆われ、雪の季節には、一面真っ白!白銀の世界が広がります。
出典: 冬の滝を楽しむというのもまたいいものです。真っ白ではなく、少し青みがかった白色をしているのは、水が清らかな証拠なんだとか…。
なんだか、氷のアートを鑑賞しているみたいですね。
新幹線・電車…松山駅発→富士宮駅着で約6時間30分
車…高速道路で松山IC発→富士IC着で約7時間45分~、高速道路を降りたら、一般道で向かいます。
出典: 北海道で稼動する最古の水力発電所である「定山渓発電所」の戻り水が流れ落ちることで出来た小さな滝、「白糸の滝」。
新緑が美しい初夏から、紅葉の秋まで、四季折々に表情を変える滝の美しさが人気のスポットです。
※2020年春まで定山渓発電所の改修工事に伴い、「白糸の滝」は休止しているそうです。
出典: 写真は、蛇行しながら穏やかに流れる豊平川。「白糸の滝」近くの豊平川に架かる玉川橋からの眺めです。紅葉のシーズンはとても美しく、のんびりと散策するのもいいですね…。
出典: 日本全国に点在する「白糸の滝」。水が流れる様や、マイナスイオンたっぷりの空気。そのどれもが、日々の疲れを癒してくれることでしょう。もうすぐ行楽シーズン!体いっぱいにパワーをもらいに、「白糸の滝」を見に、出かけてみませんか♪
みなさんは、「白糸の滝」と聞いて想像するのはどの滝でしょうか?
避暑地として知られる軽井沢の中でも、特に“涼”を感じられるスポットが、北軽井沢エリアにある「白糸(しらいと)の滝」。群馬県との県境、「白糸ハイランドウェイ」沿いにある、「白糸の滝」は、ゆるやかに湾曲したフォルムがとても美しく、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。実はこの軽井沢の滝と同様、「白糸の滝」と名の付く滝は、日本全国に点在しています。今回は、そんな「白糸の滝」の魅力と楽しみ方、アクセス情報などをご紹介したいと思います。お出掛けが楽しい季節、是非、春の行楽の参考にしてみて下さいね♪