房総半島のほぼ中央に位置する千葉県君津市。SNSで一躍有名になった大人気のスポット「濃溝の滝(のうみぞのたき)」がある清水渓流広場内には、まるでジブリの世界に入り込んだかのような幻想的な光景を見せてくれる「亀岩の洞窟」があります。

実は「濃溝の滝」として知られている写真のほとんどはこちらの「亀岩の洞窟」なんです。

この洞窟に差し込む光が幻想的だとSNSで話題になり、時期や時間帯によっては、ハート型の写真が撮れることでも知られています。

実際の「濃溝の滝」はこちら。「亀岩の洞窟」と同じく、千葉県君津市の清水渓流広場内にあります。

東京湾アクアラインを通り、君津インターで降ります。その後、房総スカイラインで清和駐在所前に。そこから車で約15分で、清水渓流公園です。都心から約1時間とアクセスの良い場所にあります。

駐車場は、お土産センターがある第一駐車場の他、第二駐車場と第三駐車場もあります。第一駐車場が滝に行くのに一番近くて便利ですが、ホタル、紅葉の時期などは混雑するので、その辺りの休日に訪れる場合はなるべく早めが良いかも。

第一駐車場から滝までは徒歩約5分です。駐車場の入り口の右側にある階段を降りると趣のある木道があります。

木道の突き当たりの左側に、濃溝の滝とSNSなどで紹介されている、幻想的な「亀岩の洞窟」があります。

水も澄んでいてとてもキレイ。緑の美しい時期は訪れるだけで心から癒されそう。

さらに亀岩の洞窟から階段を上ると幸福の鐘に。鳴らすと良いことがあるかも。

幸福の鐘の右下が「濃溝の滝」です。せっかくなのでこちらの滝もしっかり見学しておくのも良いかも。

「濃溝の滝」から雑木林を歩いて行くと駐車場に。このコースで１周約800mなので軽い散策にちょうど良さそう。

ハート型が浮かびあがるのは3月と9月の彼岸の頃の早朝です。

豊かな自然が広がる清水渓流広場。6月中旬～7月上旬の木道の紫陽花が有名です。

濃溝の滝がある清水渓流公園から車で約３分とアクセスの良い「道の駅ふれあいパークきみつ」は、笹川湖に浮かぶ道の駅という、自然豊かなロケーションにある物産館です。

濃溝の滝から車で約10分の距離にある亀山湖。約10年かけて1980年に完成した千葉県最大の亀山ダムの人造湖で、四季折々の美しい光景を満喫しながら、サイクリング、ハイキング、ボート遊びなどのレジャーを楽しめます。

また、こちらは関東で一番遅い紅葉も有名で、シーズンには10万人近くの人が訪れるので、濃溝の滝と合わせて紅葉を楽しむ場合は、どちらも混雑するのでなるべく早めに出かけた方が良いかも。

シャチやイルカ、ベルーガなどのショーが大人気で、他にも南太平洋に生息する魚に出会える「トロピカルアイランド」や、アシカ、アザラシ、セイウチなどの海獣達の生息地を再現した「ロッキーワールド」などの施設や園内プログラムも充実していて一日いても足りないくらい。

濃溝の滝から車で約25分、鴨川の中山間に位置する「大山千枚田」。約３.２ヘクタールの急傾斜地に、階段のように大小３７５枚の田んぼが連なるのどかな光景が有名です。

東京から一番近い棚田であり、日本で唯一、雨水のみで耕作を行っている貴重な天水田は、「日本の棚田百選」にも選ばれています。

「棚田の秋祭り」や、「棚田のあかり」など秋〜冬にかけてイベントが多いことでも有名で、これらのイベントではLEDキャンドル10,000本によるライトアップもあり、幻想的な光景を堪能できるので、イベント情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。

濃溝の滝から車で約30分、250万平方mの広大な敷地を誇る観光牧場の「マザー牧場」。

四季折々の美しい花が咲く牧場には、羊、馬、アルパカ、うさぎなど様々な動物がいて、乗馬体験や、餌やり体験ができる他、ショーやイベントも多く、一日たっぷり自然の中で遊べます。

標高300mの牧場で開催される冬のイルミネーションも有名で、レーザーライトショーや、夜の遊園地などあり、ライトアップ見学だけでなく、夜遅くまで遊べます。

濃溝の滝から車で約40分、房総半島の南部に位置する鋸山（のこぎりやま）。ロープウェイがあるので登山が苦手な方でも手軽に絶景を楽しめます。

他にも石仏や千五百羅漢、百尺観音など見どころいっぱいです。