東京都西部に位置する奥多摩エリア。キャンプやBBQ場が多いイメージですが、アウトドア以外の楽しみ方もあるんですよ。キナリノ読者におすすめしたいのが「森の中のカフェ」。葉っぱの揺れる音や川のせせらぎ、鳥のさえずりにきっと癒されるはず。都心から電車で約1時間半で行ける“東京のオアシス”でゆったりカフェタイムを楽しみませんか？

JR青梅線の二俣尾駅から歩いて15分ほどの通り沿いにある「noco（ノコ）」は、開店直後に売り切れてしまうこともある人気のベーカリーカフェです。平屋の外観が目印で、1957年（昭和32年）に建てられた工場をリノベーションしました。

白を基調としたシンプルな内装。テーブルには、オーナーご夫妻が焼き上げたパンが所せましと並んでいます。

外の光が優しく差し込むイートインスペースで、買ったばかりのパンをいただくこともできます。テーブルや椅子はオーダーメイドやアンティークのものを使っていて居心地の良い空間です。

イートイン限定のスイーツもおすすめ。こちらは、香ばしい白胡麻スコーンに黒蜜ときな粉をまぶしたバニラアイスを添えたもの（2018年GW期間限定）。

手作りにこだわるオーナーご夫妻の想いが感じられるパンやスイーツは、はるばる訪れるファンがいるのも納得の味です。

奥多摩駅前にある「Beer Cafe VERTERE（ビア カフェ バテレ)」は、“奥多摩でビールを飲むならココ！”と言われるほど注目されている人気のクラフトビールが飲めるお店です。

古民家の太い梁や高い天井を活かしながらリノベーションした店内。カウンターにはビールのタップが10あり、いろいろなフレーバーのビールが楽しめます。

ビールのお供にぴったりなおつまみも充実しています。自然の中でいただくビールは、きっと記憶に残る一杯になるはず。ビール通の方もビギナーの方も、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか？

白と淡いグリーンを基調としたエレガントなバルコニーは、人気の席。美しい山と多摩川に癒されます。

鳩ノ巣駅から3～4分ほど、鳩ノ巣渓谷の近くにある小さな喫茶店「木古里（キコリ）」は、おいしいコーヒーを飲みながら、大自然を感じたい方におすすめのお店です。

元々オーナーは、木工職人だったそう。そのため、店内には木工作品や作業道具があちこちに置かれていて、どこか懐かしい雰囲気です。

窓の外には大自然。窓で切り取られた風景は、まるで一枚の絵画や写真のようで、しばし見入ってしまいます。耳を澄ますと渓谷の水音が聞こえてきます。

ヤマガラやシジュウカラなどの野鳥も遊びに来るそう。自然のパワーに癒されたい方はぜひ足を運んでみてください。

全席窓に面した店内は、ゆったり落ち着いた雰囲気。駅から少し離れた場所にも関わらず、連日多くの方が訪れています。

ジビエ以外のメニューも充実。天然酵母パンにお豆のコロッケをサンドした「ファラフェルサンドイッチ」は、ベジタリアンの方にもおすすめです。スイートチリソースのアクセントが効いていて、ヘルシーなのに満足感があります。

牛乳・卵・砂糖・添加物を使わず、天然酵母を使って焼き上げるパンは、素朴な味わいが人気です。アレルギーのある方も安心して食べられると、ヘルシー志向の方たちにも注目されているんですよ。

こちらも檜原村のカフェですが、兜家旅館に併設された「渓谷展望カフェ」は完全予約制です。武蔵五日市駅からバスで約1時間ほどの森の中で、静かな時間を満喫することができます。

席は2人がけのテーブルが3つ、4人がけのテーブルが1つだけ。“すべての方にのんびりしてもらい”と、お客さん同士の来店間隔が30分おきに設定されています。木々の音や木漏れ日をゆったりと感じられる空間は、まさに大人の贅沢。

風が心地よいテラス席。都心とは違う澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むと、ここが東京であることを忘れてしまいそう。

席で豆を挽き、檜原の湧き水で淹れたコーヒーは、香り高くほろ苦さが際立つ味。フェアトレードの豆を使っています。