大自然×アートのぜいたく旅。「八ヶ岳～小淵沢エリア」の美術館＆カフェ巡り

八ヶ岳～小淵沢エリアは、山梨県の北西部にあり、長野県との県境に位置します。

八ヶ岳連邦の麓にあり、美しい景色と豊かな自然が魅力です。北アルプスの山々から美味しい水が流れ出るため、エリア内にはサントリー白州蒸溜所をはじめとした、銘水を使った製品を作る工場も多く見られます。

日本画家・平山郁夫の作品やコレクションを展示した美術館。小淵沢の別荘や住宅が並ぶ中に、静かにたたずんでいます。

館内には、平山郁夫と関わりの深いテーマ、シルクロードに関する作品や上質なコレンションがたくさん。シルクロードをイメージした、らくだもたくさん展示されています。

おすすめは、2Fのフロア。
広大な展示室の左右には、平山郁夫の代表作とも言えるキャラバンの大作が惜しげもなく飾られています。都内で開催されると大行列ができる作品を、ゆったりと鑑賞できる贅沢な美術館です。

ストリートアートの先駆者としてアート界で輝かしい活躍をしつつ、31歳の若さでこの世を去ったキース・へリング。
今なお高い評価を受ける彼の上質な作品ばかりが集められた美術館です。

館内には、シンプルな線で描かれた絵画から、キースの世界を立体的に表現した作品まで、アーティステックな作品がずらりと並びます。

原村出身の彫刻家・清水多嘉示が作品を寄贈したことをきっかけに作られたため、敷地内には同氏のブロンズ彫刻を中心とした作品が多く並びます。また、この付近は土器や石器なども多く発掘されたエリアのため、民俗博物館としての顔も持っています。

館内では、収蔵された多くの作品の中から選ばれた作家や本の企画展が開催されています。

季節に合わせた作品たちは、子どもはもちろん、大人も絵本の世界に誘なってくれます。企画展は定期的に変わるので、何度訪れても楽しむことができますよ。

八ヶ岳の山並みが美しい南八ヶ岳エリア。のどかな田園の間を抜けて進むと、歴史を感じる趣のあるお店が現れます。こちらが、八ヶ岳エリアでも大人気の古民家カフェ「エンガワカフェ」です。

お店の大人気メニューは、何とラーメン！
このギャップも大人気の秘密のよう。太目のもちもち麺に、鶏ガラと魚介の旨みが凝縮したあっさりとした塩味のスープが美味。
もちろんコーヒーやキッシュなどの、カフェらしいメニューも楽しめますよ。

絶対に味わいたいのが、名物のフルーツティ。柳生さんの奥様が喫茶の専門学校に通って編み出したフルーツティーは、まさに絶品です。

提供されているメニューは軽食のみ。中でも、大きなアイスがドン！とのったワッフルは、本のお供にぴったりな大満足のボリューム。ステキな本との出会いを求めつつ、ほっこりした時間を過ごしてみて。

木の香りが漂う温もりのある店内。都会とは全く違う、ゆったりとした時間が流れています。