今回の旅の目的は、「ロープウェイに乗って絶景を見ること」。四季折々の景色を見せてくれる山や空を、ロープウェイを使って高いところから、いつもとは違う目線で楽しんでみませんか？

駒ケ岳ロープウェイは、中央アルプスでも人気の山「木曽駒ヶ岳」や「宝剣岳」への登山、「千畳敷カール」の遊歩道散策への玄関口にもなっています。標高1,662mの「しらび平駅」から約7分半で到着するのが、標高2,612mと日本一高い所にある駅「千畳敷駅」です。隣接する「ホテル千畳敷」もまた、日本一高い場所に立つホテルです。

千畳敷駅の眼前に広がる「千畳敷カール」の荒々しい岩肌と緑が織りなす自然美は、見ごたえがあります。

雄大な南アルプスの山々や富士山の姿も遥かに望むことができます。季節や天候によっては見られる雲海も神秘的です。

長野県の中央部にある八ヶ岳連峰の北八ヶ岳エリア内にある「北八ヶ岳ロープウェイ」。北横岳と縞枯山の間のくぼみ（鞍部）にかかり、通年運行しています。標高1,771mの山麓駅から標高2,237mの山頂駅まで約7分間で連れていってくれる、100人乗りの大きなロープウェイです。

山頂駅に併設され、夏期（4月中旬～11月中旬）のみオープンする「展望台　スカイアイ2237」は、フラットな作りなので家族みんなで楽しむことができます。まるで空の中に浮いているような展望デッキから、日本アルプスの絶景を眺めてみませんか？

ロープウェイの中から見える景色も最高です。遠くに望む日本アルプスの山並みは、幻想的。

山頂駅前に広がる「坪庭自然園」は、溶岩石と高山植物が作り出す庭園で、国定公園第一種特別保護地域に指定されています。一周30分ほどで散策できるので、自然を満喫するにはぴったりです。

手前に緑の樹木が並び、その後ろに白く枯れた木立が並び、その後ろに緑の樹木が並んでいるのが見えますでしょうか？この様な「縞枯れ現象（しまがれげんしょう）」は、木が帯状に枯れる自然現象で、ロープウェイ乗車中や坪庭からも見ることができます。ロープウェイから見える縞枯山（しまがれやま）は、この大変貴重な現象が起こる場所としても有名ですが、はっきりとした原因は特定できていないそうです。

ロープウェイ乗り場のある山麓駅は、まるで海外の山小屋のような雰囲気で素敵ですね。レストランや売店、バーベキュー施設などもあるので、山の景色を楽しんだ後に食事やお土産を買いに立ち寄ってみてくださいね。

伊豆半島の東に位置する標高580mの「大室山」。山全体が国指定の天然記念物のため、徒歩での登山は禁止され、リフトに乗り6分ほどで山頂に着きます。

山頂には噴火口跡があり、周囲1000mを周る「お鉢めぐり」では、富士山や南アルプスの山々、伊豆七島から房総半島まで360°見渡せます。山頂遊歩道の散策は20～30分程。場所によっては、まるで空を飛んでいるような気分になるそうですよ。

天気が良ければ、富士山も眺められます。富士山が見えるとなんだかうれしい気持ちになりますね。

休火山である「大室山」の山頂内側には、約4000年前に起こった噴火によってできた、すり鉢状になった直径300m深さ70mの噴火口跡があります。噴火口跡ではアーチェリーが楽しめますよ。

岐阜の奥飛騨にある「新穂高ロープウェイ」は、360°アルプス山脈に囲まれ、2本のロープウェイを乗り継ぎながら季節の移ろいと雄大な自然を体感できるスポットです。日本で唯一の2階建てロープウェイとしても知られています。

荒々しい日本アルプスの山々と、木々の紅葉を愛でながら山頂に登って行きます。

山頂展望台では、北アルプスの「笠ヶ岳」と「抜戸岳」など、荒々しい山の景色を360°パノラマで体感することができます。

ロープウェイの中間地点にある「鍋平高原」には、自然散策路があり季節を身近で感じることができます。ビジターセンター「山楽館」もあり、露天風呂「神宝乃湯」で入浴もできますよ。

瀬戸内海に浮かぶ島「小豆島」のほぼ中央に位置する寒霞渓（かんかけい）にあるロープウェイです。標高295mのこううん駅から5分ほどで標高612mの山頂駅まで登ります。下りは、いくつかあるハイキングコースを歩きながら、自然を満喫するのもよさそうですね。

ロープウェイ車窓からは瀬戸内海も見え、深い渓谷のそそり立つ奇岩の間を通り抜けるスリルを味わえます。

ごつごつした深い渓谷と、色とりどりに染まった紅葉も見事ですね。

山頂付近にある2か所の展望台から、瀬戸内海をゆったり眺めるのも◎幸せを祈願する「かわらけ投げ」もできるそうですよ。

夕暮れ時の輝く瀬戸内海の島々も幻想的で素敵ですね。

ロープウェイに乗って、季節の移ろいを眺める…なんて贅沢な時間でしょう。日常を忘れてリフレッシュしに出掛けたくなりますね。