京都市内から車で１時間半、または特急列車で１時間ほど離れたところに、”森の京都”と呼ばれる場所の１つ「綾部市」があります。この緑豊かな自然や心穏やかに過ごせる場所に癒しを求め、近年では都会から移り住んで来られる方も増えているんだとか。またこの綾部市の魅力を肌で体験してもらおうと、里山の暮らしを満喫出来る「農家民宿」といった宿泊可能な民間施設も近年増えています。

まずはこちら、水源の里・老富（オイトミ）というところにある「ミツマタ・ジャガの花の群生地」。この「市茅野杉の里」の案内板が目印です。

3月下旬〜4月中旬には黄色い可愛らしいミツマタの花が杉林一面を覆い尽くし、4月下旬〜5月中旬には神秘的な白いジャガの花が咲き誇ります。写真で見てもうっとりする美しさですね。

もうミツマタ・ジャガの季節は終わってしまいましたが、この場所には見所がまだまだあります。そのひとつがこちら！杉林に差し込む木漏れ日の塩梅が、なんとも幻想的。パワースポットではないのに、どこか神がかっている風景ですよね。

今年から休憩所「花やどり」がオープンしているので、今のこの暑い夏でも安心して訪れることが出来ますよ！森の中は舗装されていないので、スニーカーやトレッキングシューズを履いて行かれることをおすすめします。

お次はここ！「京都丹波高原国定公園」に選定され、水源の里とともに大自然が残っている「早稲谷渓流(奥上林)」です。マイナスイオンしかないといった感じで夏でも潤いいっぱいで涼しいです。JR綾部駅から”あやバス上林線・於身市野瀬線”に乗って「小仲バス停」で降りてください。そこから小仲橋を渡って、東に30分ほど歩くと見えてきます。

もう１つおすすめしたいグリーンスポットがあります。そこがこの”黒谷”。こちらは、京都府の無形文化財に指定されている「黒谷和紙」の里として有名なところなんですよ。

人里離れた集落はこんなに素敵な水辺や緑でいっぱい！昔ながらの古民家もあってなかなかレトロなところです。とっても静かで穏やか。滝の流れに耳を澄ましながらゆっくりとこちらの集落を散歩するだけでストレスが発散できそうです。

せっかく黒谷に来たなら、ぜひ「黒谷和紙工芸の里」にも足を運んでみて下さい。こちらは閉校になった小学校を再利用した施設になっていて、今では黒谷和紙の昔ながらの技に触れられる貴重な場所となっています。和紙づくり体験や職人さんの紙漉きの見学も出来て、きっと良い思い出になるはずです！

綾部の山奥にひょこっと現れる「サンチャカフェ」。木の看板と黒板の可愛いイラストが目印ですね。

このカフェのおすすめポイントはこの景色！里山と広い空。時が止まったかのように、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。

こちらは、明治創業の漢方薬局さんが運営されているカフェ。なんとカフェの手前は薬局で、薬剤師さんも常駐しているんだとか。

3軒目は、こんな素敵なメッセージで迎えられる古民家カフェ「Cafe DECO」さんです。実はこちらの建物、元和菓子屋さんだったそうです。そんなcafe DECOさん、綾部市内から1５分ほど離れた田舎道の途中にあります。地元の人にも愛されているお店なんですよ！

いかがでしたでしょうか？京都市内を観光して終わり！でもいいのですが、ちょっと遠出して京都の自然を感じてみるのもいいと思います。遠出と言っても中心地から1時間くらいですから、日帰りでふらりといける距離ですよね。奈良に行くのとそんなに変わりません！

綾部市には街にはない自然と静けさ、穏やかさがあります。ぜひ森のグリーンと自然のマイナスイオンに癒されてきてくださいね！