自分にぴったりの旅プランとは?
ひとり旅は、気ままで気楽だからいい。確かにその通りなのですが、ふわっとした気分のまま出かけてしまうのは、ちょっともったいない。せっかく休暇を取っていくのだから、自分を思いっきり楽しませるプランを考えてみて。「憧れていたあの国に今年こそ!」とか「あのイベント、一度は生で見てみたい!」なんて、色んな思いを書き出してみるといいかもしれません。同伴者がいないから誰に気兼ねすることもありません。自分の描く旅のプラン、ちょっと欲張りでもいいんです。プランニングしているときからもう旅は始まっていますよ。
テーマを持って目的地を選ぼう
行きたいところ、やりたいこと、大事なことをリストアップしておく
ひとり旅の心得
1.行きたいところ、やりたいことをある程度明確にしておく
2.その土地の気候を調べておく
3.危険な場所がないかチェックしておく
4.1日に使う予算を決めておく
ひとり旅は気ままだけど、どんな場面でも自分で責任を持って行動しなければなりません。だから、旅を快適にするためにも大事なことは予めリストアップし、メモを取っておくことをおすすめします。
ホテルは快適さにこだわって
大人のひとり旅には、安心できて快適なホームが必要。高級ホテルじゃなくていいけれど、清潔さは重要です。女性のひとり旅では、深夜出歩くこともまずないので、ホテルで過ごす時間もある程度長くなるもの。雰囲気のいいエリア、自分好みのインテリア、近くに使いやすそうなカフェや本屋があるなど、プラスαの要素も考慮しながら選ぶといいですよ。
行ってみたいレストランをピックアップ
行ってみてなんとかなるかなと思っていても、意外と女性にとって、ハードルが高いのが1人で食事をすること。知らない土地では勝手がわからないので、1人客が入りやすいお店なのか、その場ではわかりにくい場合もあります。でもせっかくの旅行なのだから、食事だって楽しみたいですよね。いざというときに困らないように、インターネットやガイドブックなどで、気になるレストランは調べておきましょう。
持ち物はできるだけシンプルに。スマートな旅支度
旅の持ち物はできるだけシンプルに、小回りが利いて、応用範囲が広いものを選びましょう。たとえば、薄手のストールは、肌寒いときにちょっと羽織るのにも使えますが、日よけにも使えます。洋服も着回ししやすく、着心地のよいもの、しわになりにくいものを選びましょう。お財布やパスポートなどの貴重品は常に身に着けておきたいので、小さめのポシェットはマスト!薄手のエコバッグや巾着袋も荷物が増えた時や仕分けにあると便利です。貴重品の他、常備薬や鎮痛剤など現地調達が難しいものは必ず忘れないようにしましょう。
旅本番!自分らしく楽しむには
待ちに待ったひとり旅。これからどんな出会いがあるのか、胸が膨らみます。誰も自分を知らない土地で、あなたはわくわくしますか?それともちょっとこわいですか?そのどちらもあっていいのです。この緊張感があなたの心のアンテナをしっかり立たせてくれるから。まずは深く深呼吸。さあ、たくさんのことを吸収しに出かけましょう。
明るいうちに周囲を探索
宿にチェックインして荷物を置いたら、明るいうちにしておきたいのは、周囲をざっと散策すること。明日からのスケジュールによっては、帰りが遅くなってしまうかもしれません。暗くなってから迷わないように、どこに何があるか目印になる場所など覚えておくようにしましょう。
スケジュールは詰め込みすぎず、柔軟に
ひとり旅のいいところは時間に融通が利くところ。あれもこれもと欲張ってスケジュールを組み立てるのではなく、ある程度ゆとりを持って、急な変更にも柔軟に対応する方が、自然に旅を楽しめます。ローカル線や路面電車...時間にとらわれず、のんびり移動するのもいい気分転換になります。
「えっと、これからどこに行くんだっけ?」と地図やガイドブックを確認したいときは、慌てず、近くのカフェに入ってひと休憩。落ち着いてから地図を広げる方が、色んな意味で安心です。道端でだと誰が見ているか分かりません。海外の場合は余計に用心するようにしましょう。
現地の人との交流を楽しむ
旅は非日常。いつもと違う場所に身を置いているのだから、色んなところに出会いがあります。現地の人のごく普通の暮らし方が見える市場やスーパー。そこの人たちと同じように買い物をしてみる。そんな些細な行動が色鮮やかな旅の思い出になったりするのです。
そのときのインスピレーションを大切にする
見るもの、聞くもの、出会うもの、こと...何を好きなのか、嫌いなのか、いいと思ったのか...その判断は自分次第。そこから何を得るのかも。旅に出てみなければわからなかったこと。それはガイドブックにも載っていないし、ネット上でも見つからない。目で耳で肌で感じ得た経験が旅の記憶になるのです。
ローカルフードを楽しもう!
ローカルフードを食すことは、旅の大きな楽しみの一つ。その土地の食材を食べることで、ちょっと現地の人の仲間入りをしたような気分にもなります。「おすすめは?」、「これってどうやって食べるの?」どんどん質問して、好奇心もお腹も満たしましょう!
自分へのお土産も忘れずに
旅のしめくくりに、自分へのお土産もひとつ。その土地の記念になるものを選びましょう。いい旅の記憶をいつでも思い出せるように。
人生で一度は経験してみたいひとり旅。それなら、若いときに行ったけど...という方もいるかもしれませんが、時を経てまた経験するのもいいものです。年を重ねて、ちょっと保守的になっていたり、新しいことに目が向かなくなっていたり、内向きになっている自分を外へ開放する旅は、いつだって新鮮な風を運んでくれます。スケジュールも行動も思いのまま。制約がない分、ある意味どう楽しむかは自分次第。あなたならどんな旅を想像しますか?