1.カッパドキア/トルコ
熱気球から眺めるカッパドキアは絶景そのものです。荒涼とした奇岩群、無数に飛び交う色とりどりの熱気球、悠久の歴史を歩んできた大地が織りなす景色は、どこを切り取っても絵になります。
2.パムッカレ/トルコ
古代ローマ帝国時代から、温泉地として知られていたパムッカレは、高低差100メートルに及んで石灰質の階段状の棚田が広がっています。
3.ワディ・ラム/ヨルダン
空気が澄んだワディ・ラムに広がる夜空には月や星が手に届くかと思えるくらい明るく輝いています。この美しい夜空を眺めていると砂漠の民ベドウィンがこの大自然、広大な大地、伝統的な生活をいかに大切にしているかを容易に想像することができます。
4.死海/ヨルダン
塩分濃度が非常に高い死海では、何もなしに仰向けで水面に浮かぶことができます。ここでは地理の教科書に載っている「死海に浮かびながら新聞を読む」ポーズを体感できることができます。
5.アカバ湾/ヨルダン
港町アカバに面したアカバ湾は、ダイビングスポットとして人気があります。抜群の透明度、色とりどりの珊瑚礁、美しい熱帯魚たち……。アカバ湾の海中では、竜宮城のような景色が待っています。
6.ネボ山/ヨルダン
死海の北西部に位置する標高817メートルのネボ山は、旧約聖書に記された預言者モーゼ終焉の地として知られています。ネボ山の頂からは、ヨルダン川渓谷を一望することができ、天候に恵まれるとイスラエルの首都エルサレムまでをも見渡すことができます。
7.ペトラ遺跡のシーク/ヨルダン
映画「インディ・ジョーンズ」の舞台にもなった巨大な岩窟遺跡、ペトラ遺跡の玄関口には、両側が数十メートルから百メートルも切り立った崖がそびえるシークと呼ばれる細い回廊地帯が続いています。日中でも薄暗いこの断崖の砂利道は、遺跡への誘導路であり、これから先、我々を待ちうけている光景への期待感をいやが上にも盛り上げてくれます。
8.カディーシャ渓谷と神の杉の森/レバノン
レバノン中央部を南北に縦断するレバノン山脈にあるカディーシャ渓谷は、国旗の絵となっているレバノン杉が群生している場所です。
9.ソコトラ島/イエメン
アラビア半島から約300キロメートル南、インド洋沖に浮かぶソコトラ島は、イエメン領の世界遺産です。
独特の形をした竜血樹が群生しているソコトラ島は、その独特の景観から、訪れる人々に忘れることができない強烈な印象を与えています。
ソコトラ島でしか生息していない固有の動植物が数多くみられるこの地は、「インド洋のガラパゴス」とも呼ばれています。
10.ルート砂漠/イラン
イラン東部に位置するルート砂漠はイラン全土のうち約1割もの面積を占める大砂漠です。太陽熱を吸収する過酷な環境の中でも、巨岩や奇岩が点在する独特の景観から、ルート砂漠は世界遺産となっています。
11.ダマーヴァンド山/イラン
標高5610メートルのダマーヴァンド山は、イラン最高峰の山です。万年雪の頂、富士山のような美しい山容、麓の豊かな緑が織りなし、ダマーヴァンド山麓からは絵画のように素晴らしい景色を臨むことができます。
いかがでしたか?
中東には、紹介した11スポット以外にも素晴らしい絶景が堪能できる場所がたくさんあります。気が遠くなるほどに時間をかけて、自然がつくり出した奇跡のような造形美に魅了されてみませんか。
トルコ中央部アナトリア地方のカッパドキアは、トルコを代表する観光名所の一つです。キノコのような形をした奇岩群と洞窟住居が点在するその独特の景観をしたカッパドキアは世界遺産に登録されています。