世界遺産・二条城は、徳川幕府初代将軍、徳川家康によって築城され、大政奉還の場になった場所で、江戸幕府の栄枯盛衰を見届けた城です。城内には紅梅、白梅、桃色梅、しだれ梅、源平咲き分けなど約130本の梅が植栽されており2月下旬から3月上旬頃にかけて見頃を迎えます。

学問の神様、菅原道真公を祀る北野天満宮には約50品目、1500本の梅が植栽されております。梅園の梅が満開に開花する2月25日には毎年「梅花祭」が開催され、大勢の参拝者で賑わいます。

約2万坪に及ぶ広大な境内には、花見客や参拝者だけでなく、メジロなど可愛らしい小鳥もやってきます。

随心院は、平安時代に活躍した女流歌人、小野小町ゆかりの寺院です。名勝 小野梅園では、紅梅が見事に花を咲かせ、境内を桃色のグラデーションで包み込みます。

1924年に開演された京都府立植物園では、約60品種の梅が植栽されています。約150本の紅梅と白梅が競うように花を咲かせ、梅園内は梅の甘い香りが漂います。

青谷梅園は、梅の産地として名高い京都府城陽市にある梅園で、京都府最大の面積を誇ります。なだらかな丘陵地帯には、よく手入れされた栽培梅が約10000本植栽されている様は圧巻です。

学問の神様、菅原道真公を主祭神として祀る大阪天満宮の境内には、紅梅と白梅を中心として約100本の梅が植栽されています。

梅が見頃を迎える頃、鉢植えの梅が見事に開花した「盆梅展」も開催されるので、梅林と一緒に鑑賞してみてはいかがでしょうか。

約17000平方メートルの梅林に、1270本の梅が植栽されている大阪城は、大阪を代表する梅の名所です。大阪城天守閣を背景に、満開の梅が咲き誇る様は、日本画のような素晴らしさです。

1970年に大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会の跡地に作られた万博記念公園では、約150品種の梅が植栽されています。枝垂梅の大木が、満開の花を咲かせる様は美しく、訪れる人々を魅了してやみません。

白加賀、月宮殿、紅千鳥、浮牡丹など、珍しい種類の梅がたくさんあることで知ら得ている荒山公園では、50品種、約1400本の梅が植栽されています。公園内では、早咲き、中咲き、遅咲きの梅が次々と見頃を迎え、2月中旬から3月上旬頃が梅林鑑賞のベストシーズンとなります。

大阪府藤井寺市にある道明寺天満宮の境内には、約800本の梅が植栽された梅林があります。

古くから梅の名所として知られている道明寺天満宮では、梅の開花時期に合わせて「道明寺天満宮梅まつり」が開催され、野外茶会、盆梅展、奉納行事など様々な催しが行われます。

大阪南部の山間部に位置する金熊寺梅林は、古くから梅の名所として知られており、約270年前から梅が植えられ続けています。

梅が見頃を迎える時期になると、約2000本に及ぶ紅梅と白梅が競うように開花します。紅白の梅が、交互に咲き誇る様子を眺めていると、まるで天女の羽衣が大地に舞い降りたかのような錯覚を感じます。