福岡城の跡地に造られた都市公園、舞鶴公園には紅梅、白梅、枝垂梅など約280本の梅の木が植栽されています。紅梅、白梅、枝垂梅が開花すると、梅園内は桃色のグラデーションに染まり、舞鶴公園では絵画のような景色が広がります。

1621年に創建された梅林寺は、臨済宗妙心寺派の寺院です。「梅林禅寺（ばいりんぜんじ）」との異名を持つ梅林寺の外苑には、約30種類500本に及ぶ梅が植栽されています。梅の開花時期になると、梅林寺外苑は、梅の香りに包まれ大勢の花見客で賑わいます。

谷川梅林は福岡県の南部に位置する広大な梅林で、白梅を中心とした約3万本もの梅の木が植栽されています。

豊かな自然に囲まれた谷川梅林では、梅だけでなく菜の花も梅と同じ時期に見頃を迎えます。黄色の菜の花が、淡桃色に染まった梅林の美しさを引き立て、谷川梅林ではどこを切り取っても絵になる景色が広がっています。

太宰府天満宮は、京都から左遷され、この地で没した学問の神様として知られている菅原道真を祀る神社です。

境内には、駒止、肥後、飛梅、皇后梅、雲井など約200品種6000本に及ぶにも及ぶ梅が植えられています。

桃色に染まった枝垂梅の下に立ちながら少し目線を上げてみましょう。美しく咲き誇った可憐な梅の花が目の前いっぱいに広がる様子は、まるで春そのものが舞い降りたかのうようです。

「筑後富士」「糸島富士」「小富士」といった異名をもつ美しい山容をもつ可也山の麓に広がる小富士梅林では、約3000本の白梅が植栽されています。

運がよければ、梅林でメジロなど可愛らしい鑑賞者に逢えるかもしれませんね。

牛尾山に広がる広大な梅林、牛尾梅林には、里姫、白佐賀といった梅の木が約7000本植栽されています。梅の実を収穫するために生産者によって選定された牛尾梅林は、手入れが行き届いており、美しい里山の風景と見事に調和しています。

甘い蜜を求めて梅林にやってくる黄緑色のメジロの姿は、淡い色をした梅の花の美しさを引き立てています。

雲仙岳の麓に位置する島原城は、1624年に築城され、1871年に廃城となった城跡です。現在は復元された5重の天守閣があり、天守閣麓には、約285本の梅が植栽された梅林があります。

天守閣から臨む梅林の美しさは傑出しています。紅梅、白梅が交互に咲き誇る様は、大地に梅のパッチワークを敷き詰めたかのようです。

熊本県人吉市の丘陵地帯に広がる人吉梅林は、総面積約8ヘクタールに及ぶ広大な梅林です。敷地内には約4600本に及ぶ梅の木が植栽されています。

約450本の梅が植栽されている吉野梅園は、大分県を代表する梅の名所として知られています。毎年2月上旬から3月上旬にかけて梅が見頃を迎え、大勢の花見客で賑わいます。