お弁当をつつむ布は、広げればそのままランチョンマットにすることもできます。心地よい風に当たって、膝の上にお弁当を乗せながらランチタイムを過ごすなんてとても素敵です。一枚の布は、自由自在にかたちを変えて、シーンに合った使い方をしていくことができます。ランチバッグではこうはいきません。
かごやトートバッグの覆いとして布を使うのもお洒落です。埃よけという実用性のほか、その場の雰囲気を明るくしてくれるという効果もあります。畳み方で大きさもアレンジできるので、どのくらいの色味を見せるか調整するのも簡単です。
十布(テンプ)ってどんなブランドなの?
十布と書いて、テンプと読みます。十布は、広告や絵本、装画などさまざまなアートワークを手がけるイラストレーターの福田利之さんが立ち上げた布プロダクトを発信していくブランドです。
十布では、布の持つ特徴を最大限に活かし、製品を生み出す職人さんの経験と技術やそれぞれの産地で伝えられてきた思想までも大切にして、布製品を作り上げています。
十布が提案する製品たちは、ひとつの用途にはとらわれず、さまざまな使い方ができるものが多いんですよ。わたしたちの暮らしに寄り添って長く使っていけるよう、丁寧にひとつひとつ製作されています。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
十布による「つつむ展」が開催!
そんな十布の展示販売会が【12月21日】から、東京・南青山のTOBICHI2で開催されます。今回の展示会では、「つつむ」をテーマに据え、十布の新作3点と会場限定アイテム3点にくわえ、十布のこれまでのシリーズを含む、「つつむ」ための美しい布が展示、販売されます。
【新作】タブローシリーズ
福田さん独自の技法で描かれる独特な質感を持った美しいテキスタイル。まるで原画そのものを見ているかのような6種類のテキスタイルは、非常に細かな部分まで描き込まれています。深みのある色合いにときめいてしまいますね。
【会場限定①】飯島奈美さんとのコラボアイテム
Tenp Webの読み物「tenp stories vol.2」で2015年にフードスタイリストの飯島奈美さんと対談した際、「こんなのあったら いいね」と飯島さんから出たアイデアが今回、「キッチンブランケット」として商品化されています。
【会場限定②】dans la nature とのコラボ「おかしつつみ」
dans la natureの千葉奈津絵さんが作られた二種類のオリジナル型クッキーサンドと焼き菓子をリネンハンカチでつつんだ「おかしつつみ」も販売されます。可愛らしいクリスマスの贈り物にもぴったりですね。
【会場限定③】⼗布の福袋
今回の展示会では、十布の福袋も数量限定で販売されます。十布の商品をオリジナルの風呂敷でつつんでいます。福袋の販売は展示会の後半、1月6日からとなります。
2018年1月6日(土)~14日(日)
TOBICHI②(港区南青山4-28-26)
11:00~19:00
十布で愛されてきたこれまでの「つつむ」
tenp01(正方形のダブルガーゼ)
tenp01というシリーズは綿100パーセントのダブルガーゼを使った正方形の布シリーズです。S、M、Lの3サイズ展開です。
布全体に図柄をあしらっているので、見える場所によって雰囲気の違う「つつむ」を体験することができます。
ダブルガーゼは使い込むほどに、やわらかく風合いを増していきます。保湿性、通気性、吸水性にも優れているので、アイデア次第でさまざまなものに使うことができますね。
ハンカチサイズのSサイズは、赤ちゃんのスタイやおしぼりとしても使えます。バンダナサイズのMサイズはお弁当をつつむのにぴったり。Lサイズはスカーフやひざ掛け、赤ちゃんのおくるみなどにおすすめです。
ダブルガーゼはおうちのさまざまなシーンによく合う素材です。キッチンではとくに使い勝手がいいので、柄違いで何枚でも欲しくなってしまいます。
tenp02(福島の刺子織)
tenp02は福島の刺子織シリーズです。福島の三和織物と十布が一緒に開発した刺子織の布で、幾何学模様の日本的な美しさを感じることができるシリーズです。
刺子織は大きな図柄の布を裁断して、それぞれのアイテムを製作していくため、ひとつひとつの商品ごとにあらわれる図柄が異なるという特徴があります。
こちらのシリーズでは、ハンカチやクッションなどの製品のほか、生地の状態でも刺子織の布を販売しています。素敵な布を目の前にすると自由な発想で、小物を作ってみたい気持ちに駆られますね。
tenp05(インドのブロックプリント)
tenp05シリーズはインドのブロックプリントのシリーズです。木版にインクをつけて、ぺたりとスタンプを押すようにプリントを行っています。インド綿らしい柔らかい質感が魅力です。
柄の色数が増えれば増えるほど、手間と時間がかかります。デザインにもよりますが、1日で作ることができるのはなんとたった5メートルほどだそう。職人さんたちが丁寧に仕上げてくれた布には、深い愛着が湧きます。
暮らしをやさしくつつむ布に出会いにいこう
「つつむ」ことは、わたしたちの暮らしには欠かせないことのひとつです。なにでつつむかによって、見た目や手触りが異なり、気分もまったく違うものになります。
十布の布たちで暮らしをやさしくつつんだら、ほっこりと気持ちまで温かくなりそうです。あなたならどんなものをつつんでみたいですか?十布の「つつむ展」で素敵な一期一会を見つけてみてくださいね♪
わたしたちの暮らしの中でなにかを「つつむ」というシーンは案外多いものです。お弁当を包んだり、大切な方への贈り物を包んだり。「つつむ」ということは、愛情をこめて持ち運びできるようにするということなのかもしれません。