あたたかい光で溢れているヨーロッパの夜景
ブリュージュ歴史地区（ベルギー・ウェスト=フランデレン州）
ベルギーの古都、ブリュージュは首都のブリュッセルより電車で1時間ほどの場所にあります。北のヴェネツィアとも呼ばれるこの街は運河が張り巡らされている、とても美しい街です。夜景は幻想的で大人っぽい雰囲気。
水に映る中世の建物がとってもロマンチック！あちこちカメラ片手に散歩したくなりますね。
11月の下旬から年明けくらいまで、マルクト広場では毎年クリスマスマーケットも開催されており、街全体が賑わいます。スケートリンクも期間限定でオープンし、地元の人たちが楽しんでいる様子を間近に見ることができます。
ベルギーと言えば、チョコレート！ブリュージュには、有名なお店がたくさんありますよ♪12月になると、サンタクロースやスノーマンなど、クリスマスならではの形をしたチョコレートがたくさん並びます。
トレド（スペイン・カスティーリャ＝ラ・マンチャ州）
スペイン国土のちょうど真ん中ぐらいの位置にあるトレドは首都マドリードから高速列車で30分ほどで到着します。キリスト教とイスラム教が融合した街は、とても独特でスペインに訪れた際には必ず見ておくべき都市とも言われています。
上の昼間の写真とはうってかわって、光に統一されたトレドの夜景。うねる小路がライトアップされていて神秘的。
トレド大聖堂をはじめとする世界遺産の建物は夜も際立って美しいですね。建築物もイスラム教から影響をうけたものや、キリスト教から影響をうけたものと実に様々なスタイルがミックスされていて、トレドの歩んできた歴史を肌で感じます。
ドナウ河岸（ハンガリー）
「ドナウの真珠」とも言われるハンガリーの首都、ブダペスト。ブダペストとはドナウ河をはさんでブダとペストといったエリアに分かれており、ドナウ河から見る両サイドの夜景はまさに真珠のように美しいです。丘の上にそびえ立つブダ王宮は美術館や博物館、図書館などの複合施設にもなっており、もちろん内部も見学できます。
キラキラのネオンの夜景とは違い、統一されたあたたかな光たちは本当にロマンチック！
ゴシック建築で作られた国会議事堂のライトアップは迫力があります。
時間があればバスでゲッレールトの丘までちょっと足を伸ばしてください！ブダペストが一望でき、夜景をたっぷりと楽しむことができます。夕暮れ時から街の色が変わっていく様子を眺めるのも素敵♪
フランス
セーヌ河岸（パリ）
「花の都パリ」とも呼ばれますが、飛行機から見たパリの街は、まるで宝石をちりばめたようにキラキラと輝いていますね。
エッフェル塔はやっぱりパリのシンボルですね。毎時５分間だけ行われるライトショーでは、エッフェル塔があふれんばかりに光り輝きます。街の至るところから見えるエッフェル塔を写真で撮ると、位置や時間によって表情がガラリと変わるので、その時々で写真におさめて見比べてみるのも楽しいですね。
これぞパリ！といった風景ですね。セーヌ河に反射する、塔を取り巻く街頭の光もまた美しいです。セーヌ河から夜景を楽しむクルーズ観光に参加すれば、パリの夜景を楽して楽しめちゃいますよ！
モナリザで有名なルーブル美術館ももちろんライトアップされています。ガラス張りのピラミッドが夜はちょっとミステリアスな雰囲気に。
ボルドーの水鏡、ブルス広場
パリから電車で3時間ちょっとのところにある、ワインで有名な街、ボルドーには人口的に水鏡をつくって観光客を楽しませてくれるスポットがあるんです。ヨーロッパがいかに建物とライトの相関関係を大切にしているかがよくわかりますね。昼も夜も時間になると噴水から水が湧き出て水鏡をつくります。左右対称に光と水が織り成す夜景は、美しすぎて感動してしまうかも。
いかがでしたでしょうか？
ヨーロッパは古い町並みがそのまま保存されている場所が多く、街頭はあたたかみのあるオレンジ系のライトで統一されていることが多いです。しっとりと落ち着いた雰囲気でとってもロマンチックですね。冬のヨーロッパは寒さが厳しいと敬遠されがちですが、特に12月にはクリスマスのイルミネーションも加わり、寒さも吹き飛んでしまうくらい素敵な夜景が楽しめるはずですよ♪
ヨーロッパの夜景はアジアでよく見られるカラフルなネオンとはちょっと違い、温かみのあるオレンジ色で統一された落ち着いた雰囲気が特徴です。旅行先で夕食を食べたあとに、ふらりとお散歩をしながら夜景を堪能するのも良いのではないでしょうか。一度見たらきっと忘れられなくなるような、とびきりロマンチックな夜景を楽しめますよ！