「味覚」で四季折々を楽しむ
日本の良さはなんといっても四季の美しい移ろいです。
春夏秋冬と、その都度変化する自然の姿に心が癒されますよね。
そして自然の変化とともになくてはならないのが四季の「味覚」です。その季節の旬のものを食べると自然と気持ちも満たされていくのが私たち日本人。さらに自分で収穫したものだとなおさらです。四季折々の味覚狩りで季節を楽しむのもおすすめですよ。
今回は四季折々の味覚狩りとそのおすすめスポットなどをご紹介します。
春夏秋冬と、その都度変化する自然の姿に心が癒されますよね。
そして自然の変化とともになくてはならないのが四季の「味覚」です。その季節の旬のものを食べると自然と気持ちも満たされていくのが私たち日本人。さらに自分で収穫したものだとなおさらです。四季折々の味覚狩りで季節を楽しむのもおすすめですよ。
今回は四季折々の味覚狩りとそのおすすめスポットなどをご紹介します。
暖かな日差しのなかで。「春」の味覚狩り
甘酸っぱい春の味【いちご】
出典:pixabay.com
「あまおう」や「とちおとめ」など王道の人気品種から、新しい品種もどんどん出てくる【いちご】。
12月頃から4月頃にかけてが旬です。全体に紅みがあり、ヘタが反り返っているものを選ぶと◎
12月頃から4月頃にかけてが旬です。全体に紅みがあり、ヘタが反り返っているものを選ぶと◎
◆「イチゴ狩り」のおすすめスポット
【神奈川県・いちごはうす嘉山農園】-有機肥料を使用した、栄養豊かな土壌で作られたいちごは絶品♪収穫できる品種は「とちおとめ」と「紅ほっぺ」。お子さまには嬉しい、練乳の無料サービスもあります。
【栃木県・アグリの郷】-市場には出回らない「とちひめ」の収穫ができる農園。いちご狩りは12月上旬~5月上旬まで楽しめます。「とちひめ」狩りは要予約なのでご注意を。
関東なら房総がおすすめ!【びわ】
出典:pixabay.com
やわらかなオレンジ色と優しい甘さに心まで癒される【びわ】。好きな人も多いと思いますが、特に人気の「房州びわ」はスーパーなどで買おうと思うと意外と高いんですよね。4月頃~6月頃までが旬なので、びわ好きさんは一度、千葉の房総へ訪れてみてはいかがでしょうか?
選ぶときは、やや赤みのある色のものを選ぶと良さそう。びわは傷みやすいので、収穫時も“優しく”がポイントですよ。
選ぶときは、やや赤みのある色のものを選ぶと良さそう。びわは傷みやすいので、収穫時も“優しく”がポイントですよ。
◆「房州びわ狩り」のおすすめスポット
【千葉県・道の駅とみうら】-皇室にも献上されているという【房州びわ】を味わうことができる「道の駅とみうら」。カフェレストランやショップなど充実した施設なので、1日いても飽きません。びわ狩りは天候にも左右されるので、こまめにホームページをチェックし、必ずご予約を。予約は前日の17時30分から電話で受け付けています。
みずみずしいフルーツや野菜で水分補給!「夏」の味覚狩り
プリッとした実をぱくり♪【さくらんぼ】
6月上旬~7月下旬が旬の【さくらんぼ】。有名な品種では「佐藤錦(さとうにしき)」、「紅秀峰(べにしゅうほう)」などが挙げられます。他にも「高砂(たかさご)」、「香夏錦(こうかにしき)」、「紅てまり(べにてまり)」など、さくらんぼにもさまざまな品種があるんです。
選ぶときは、ハリがあり、絵に描いたような紅くてキレイな実を選ぶと良いそう。
選ぶときは、ハリがあり、絵に描いたような紅くてキレイな実を選ぶと良いそう。
◆「さんくらんぼ狩り」のおすすめスポット
【山梨県・清澄園】-7割が佐藤錦というさくらんぼ農園。お子さまでも手の届く場所に実っているので、家族みんなで楽しむことができます。ベビーカーやペットもOKです。
【群馬県・果実庭】-関越道沼田インターより2分というアクセスの良い場所にある農園。群馬県認定エコファーマーということで安全面もクリア。さらにキッズスペースもあるので、子連れで出かけてもパパ・ママはお子さまを遊ばせつつゆっくり休憩できます。
甘ーくジューシー♪【桃】
出典:pixabay.com
7月上旬~8月下旬が旬の【桃】。主な品種は「白鳳」、「川中島白桃」、「日川白鳳」などがあります。みずみずしくて香り高い桃は夏の風物詩ですね。
全体が紅く色づき、さらに白い点々が出ているものは甘い証拠。産毛も全体的に生えているものが良いのだそう。桃はとても繊細な果物です。収穫するとき、持ち歩くときは優しくしてくださいね。
全体が紅く色づき、さらに白い点々が出ているものは甘い証拠。産毛も全体的に生えているものが良いのだそう。桃はとても繊細な果物です。収穫するとき、持ち歩くときは優しくしてくださいね。
◆「もも狩り」のおすすめスポット
【山梨県・金桜園】-自分の桃の木が持てる「桃の花オーナー」制度も人気です。木の管理は事務局がやってくれるので気軽に申し込めますよ。
【長野県・原りんご園】-エコファーマー認定の農園。桃のもぎ取りは数量が限られていることが多いのですが、こちらは1時間もぎ取り食べ放題!毎年大人気の農園さんです。
意外と近郊で楽しめる【ブルーベリー】
6月上旬~8月下旬が旬の【ブルーベリー】。「ブルークロップ」、「ティフブルー」などが人気の品種です。加工品とは違い、フレッシュなブルーベリーは一度食べたらその味を忘れられません。
選ぶときは実が青黒く、軸が赤くなっているものがおすすめ。実に付いている白い粉のようなものは「ブルーム」と言って新鮮な証拠なんですよ。
選ぶときは実が青黒く、軸が赤くなっているものがおすすめ。実に付いている白い粉のようなものは「ブルーム」と言って新鮮な証拠なんですよ。
◆「ブルーベリー狩り」のおすすめスポット
【横浜・よこはまあさひブルーベリーの森】-横浜市旭区にあるブルーベリー農園。無農薬・肥料不使用の安心安全なブルーベリーが売りです。他にもさまざまな食農体験プログラムなどがあります。
【横浜・マルイファーム】-こちらも横浜市都筑区にあるブルーベリー農園。新鮮野菜の直売も大好評です。お土産にはブルーベリーと朝採れ野菜をぜひ♪
【千葉県・あびこブルーベリーガーデン】-まだ新しいブルーベリー農園。我孫子市内ですが、時々キジも訪れるというのどかな場所にあります。品種も多いので自分好みのブルーベリーを発見できるかもしれませんよ♪
夏の風物詩【すいか】
出典:pixabay.com
夏と言えば、やはり7月~8月が旬の【すいか】ですよね。「大玉」、「小玉」、「黄肉」など意外と種類があるんです。
選ぶときは、持った時にずっしりと重く、縞模様がくっきりしているものを選びましょう。
選ぶときは、持った時にずっしりと重く、縞模様がくっきりしているものを選びましょう。
◆「すいか狩り」のおすすめスポット
【千葉県・農業公園ぽんぽこ村】-千葉県木更津市にある農園。黒玉スイカ、小玉スイカが収穫可能です。園内では他にもさまざまな果物や野菜も収穫でき、バーベキュースペースもあるので、一日たっぷり楽しむことができます。
【静岡県・赤ずきんちゃんのおもしろ農園】-静岡県掛川市にある農園。自然を通してやさしい子供に育ってほしい、という農園主さんの願いが込められています。見事な大玉スイカが収穫可能です。
真っ赤な太陽の恵み【トマト】
スーパーでは通年出ていますが、トマトの旬は7月頃から。品種は「桃太郎」、ミニトマトだと「アイコ」などが人気です。
美味しいトマトを選ぶポイントは“お尻”の部分。真ん中から放射線状に筋がたくさん出ていると熟している証拠なんです。
美味しいトマトを選ぶポイントは“お尻”の部分。真ん中から放射線状に筋がたくさん出ていると熟している証拠なんです。
◆「トマト狩り」のおすすめスポット
【神奈川県・アグリパーク伊勢原】-まだ新しい神奈川県伊勢原市の農園。アイコやイエローアイコなどが収穫できます。他にも旬の野菜を収穫してその場で食べられる「収穫バーベキュー」も。お子さまの食育にもおすすめです。
どこか落ち着く「秋」の味覚
パクパク…食べ過ぎ注意!【ぶどう】
出典:pixabay.com
8月下旬~10月下旬が旬の【ぶどう】。ぶどう狩りは秋の味覚狩りの代表格のひとつですよね。大粒の「ピオーネ」や「巨峰」から、小粒の「デラウェア」など品種もさまざま。
ブルーベリー同様、「ブルーム」と呼ばれる白い粉が付いているものを選ぶのがおすすめです。
ブルーベリー同様、「ブルーム」と呼ばれる白い粉が付いているものを選ぶのがおすすめです。
◆「ぶどう狩り」のおすすめスポット
【山梨県・御坂農園グレープハウス】-山梨県笛吹市の農園。7月中旬から11月中旬くらいまで。デラウェア、マスカットベリーA、甲州ぶどうなどがなんと時間無制限の食べ放題!お腹いっぱい食べることができますよ。
【山梨県・グレパーク】-ワインでも有名な山梨県勝沼市の農園。小粒のデラウェアから、大粒の瀬戸ジャイアンツまで何種類ものぶどうが栽培されています。こちらも時間制限なしの食べ放題♪しかもバリアフリーなので、ペット連れ、盲導犬、車椅子の方など幅広く利用できます。
きちんと保存すれば長く楽しめる【りんご】
9月頃からが旬の【りんご】。そのまま以外にも、ジャムや焼きりんご、アップルパイなどさまざまな食べ方がありますよね。長持ちする果物なので、りんご狩りでたくさん採ってきても大丈夫♪
美味しいのはツヤがあって全体的に赤みがあり、お尻の部分のへこみが大きいものです。また、ツルが太いものも美味しいりんごの証です。
美味しいのはツヤがあって全体的に赤みがあり、お尻の部分のへこみが大きいものです。また、ツルが太いものも美味しいりんごの証です。
◆「りんご狩り」のおすすめスポット
【群馬県・原田農園】-群馬県の沼田インターからほど近いところにある農園。りんご以外にもイチゴやさくらんぼもあり、年間を通して楽しむことができます。りんごの品種も豊富なので、食べ比べをしてみても♪りんごが丸ごと入ったアップルクーヘンはお土産におすすめです。
【山梨県・中込農園】-豊かな自然に囲まれた農園。南アルプスの山々を眺めながらのりんご狩りはまた格別です。時期が重なればりんごと梨のセット狩りも可能。
秋色の果実【柿】
出典:pixabay.com
10月頃からが旬の【柿】。夕暮れのような綺麗な橙色は秋の象徴。柿は免疫力を高めてくれるので、風邪の流行る季節に向けてたくさん食べたいですね。品種は「次郎柿」や「富有柿(ふゆうがき)」が有名です。
張り感があり、手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選びましょう。
張り感があり、手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選びましょう。
◆「柿狩り」のおすすめスポット
【横浜・芝口果樹園】-横浜市内にある農園。柿の他にもさまざまな果物狩りを楽しめます。収穫が初めての人でも、丁寧に教えてもらえるので安心です。
【茨城県・鈴木観光果樹園】-筑波山の麓にある農園。富有と松本早生の2種類が収穫可能です。また、この地で昔から栽培されている「ふくれみかん」も時期が合えば購入できるかも!?
ほくほく美味しい【栗】
出典:pixabay.com
9月頃から旬を迎える【栗】。「銀寄(ぎんよせ)」、「丹沢(たんざわ)」、「筑波(つくば)」などが有名です。
木を揺すって落とすのではなく、落ちている栗を拾いましょう。実はツヤがあって虫食い穴のないものを選ぶと◎
木を揺すって落とすのではなく、落ちている栗を拾いましょう。実はツヤがあって虫食い穴のないものを選ぶと◎
◆「栗ひろい」のおすすめスポット
【埼玉県・たいら栗園】-埼玉県飯能市にある栗園。栗拾い以外にも、1日2組限定のピザガーデンや高麗川沿いでバーベキューなど食のレジャーも楽しむことができます。
【茨城県・からたち園】-茨城県かすみがうら市の農園。収穫した栗をその場で釜茹でしてくれるので、新鮮な茹で栗を堪能できます。ペットもOK。
どんな料理にしようかな?【きのこ】
【きのこ】は品種にもよりますが、やはり秋が収穫時。おおぶりな椎茸などはその場で網焼きなどにすると絶品ですよ♪
椎茸は傘の表面の色が明るいものを選びましょう。肉厚でがっしりしているものがおすすめです。
椎茸は傘の表面の色が明るいものを選びましょう。肉厚でがっしりしているものがおすすめです。
◆「きのこ狩り」のおすすめスポット
【神奈川県・きのこ苑お山のたいしょう】-神奈川県小田原市にあるきのこ園。原木栽培の椎茸狩りを楽しむことができます。ハウス栽培なので雨の日でも大丈夫。他にもこんにゃく作りや草木染などの体験学習もできます。お子さまと一緒でも家族みんなで楽しめそうですね。
「冬」だって味覚狩りを楽しもう
こたつで食べたいアレ【みかん】
10月頃から旬を迎える、冬の味覚【みかん】。お子さまがいるご家庭などは毎年箱買いしている方も多いと思います。たまには、もぎたてのみかんを食べるのもおすすめですよ♪
美味しいのは実の色づきが良く、皮が浮いてないもの。樹の真ん中ほどの高さになっているものが良いそうです。
美味しいのは実の色づきが良く、皮が浮いてないもの。樹の真ん中ほどの高さになっているものが良いそうです。
◆「みかん狩り」のおすすめスポット
【神奈川県・三浦市のみかん園】-神奈川県三浦市のみかん狩りは、市内に点在する13の農園で予約なしで楽しめます。期間は1か月半程度と短めなので、開園期間をチェックしてから行きましょう。
味覚狩りの注意事項
味覚狩りは自然のもの。天候に左右されることも多々あります。事前にしっかり準備できるよう、味覚狩りのポイントをまとめてみました。
①その農園のホームページなどで収穫時期、予約の要・不要、料金システム駐車場の有無などを確認しましょう。(雨でも収穫可能かどうかも確認した方が良いでしょう。)臨時休園などもありますので、前日にも再確認することをおすすめします。
②施設内にレストランや休憩所など食事ができる場所があるか、飲食物の持ち込みが可能か確認しましょう。
③服装は汚れても良い服装がベスト。長ズボン・スニーカー、夏でも日焼け・虫除け対策として長袖がおすすめです。
④スプレーなどの虫除けグッズ、レインコートなどの雨具もあると安心です。(夏場の味覚狩りはクーラーボックスなどもあると便利です。)
⑤収穫に必要なハサミや軍手、かごなどレンタルが可能か確認し、必要なら持参しましょう。
⑥当然ですが、マナーを守って収穫しましょう。農園主さんが丹精込めて育ててくれた果物・野菜だということを忘れずに。
①その農園のホームページなどで収穫時期、予約の要・不要、料金システム駐車場の有無などを確認しましょう。(雨でも収穫可能かどうかも確認した方が良いでしょう。)臨時休園などもありますので、前日にも再確認することをおすすめします。
②施設内にレストランや休憩所など食事ができる場所があるか、飲食物の持ち込みが可能か確認しましょう。
③服装は汚れても良い服装がベスト。長ズボン・スニーカー、夏でも日焼け・虫除け対策として長袖がおすすめです。
④スプレーなどの虫除けグッズ、レインコートなどの雨具もあると安心です。(夏場の味覚狩りはクーラーボックスなどもあると便利です。)
⑤収穫に必要なハサミや軍手、かごなどレンタルが可能か確認し、必要なら持参しましょう。
⑥当然ですが、マナーを守って収穫しましょう。農園主さんが丹精込めて育ててくれた果物・野菜だということを忘れずに。
四季の味覚を堪能しましょう
四季折々の味覚狩り、いかがでしたか?
今回ご紹介したもの以外にも味覚狩りは本当に種類が豊富。意外と近場で楽しめるスポットがたくさんあるので、ぜひ探してみてください。
お気に入りの味覚狩りが見つかったら毎年恒例にするのもいいですね。
今回ご紹介したもの以外にも味覚狩りは本当に種類が豊富。意外と近場で楽しめるスポットがたくさんあるので、ぜひ探してみてください。
お気に入りの味覚狩りが見つかったら毎年恒例にするのもいいですね。
※情報は記事作成時のものです。最新の情報は公式のHPなどをご確認ください。