江戸時代の町家が立ち並ぶ「ならまち」
レトロな風情漂う「ならまち」の見所
元興寺
ならまち格子の家
庚申堂
中国の道教の教えを説く庚申信仰は、江戸時代に民間信仰として庶民にひろがった。 言い伝えによると、人の体の中に三尸(さんし)の虫がいて、庚申の日の夜に人が寝ているあいだに体から抜けだし、天帝にその人の悪事を告げにいくという。 その報告により寿命が決まるというので、人々は六十日に一度回ってくる庚申の日は、寝ずに「庚申さん」を供養したという。
徹夜の習わしはなくなったが、身代り申をつるし、庚申さんをまつる信仰は、今もこの町に息づいている。
近鉄奈良駅の南東部に位置する「ならまち」。平城京の「外京」で、当時の碁盤目状の道を元に発展しました。太平洋戦争の戦火を免れたため、今でも江戸時代末期~明治にかけての町家の街並みが残されています。