今年で開港150年を迎える神戸。開港後、来日した外国人の住居地となったのが北野です。山手の高台に位置しているので、神戸の街や港を一望することができます。

北野の異人館は明治から昭和初期にかけて建築されました。そのうちのいくつかが現存しており、内部を見学したりカフェやレストランとして利用したりすることができます。

来日した外国人の仕事場となっていたのが旧居留地です。その美しい街並みは当時「東洋一美しい居留地」と讃えられました。

住宅地であった北野がどこか温かい雰囲気なのに対して、仕事場であった旧居留地は洗練された雰囲気が漂っています。クラシカルな雰囲気の近代建築の他、高級ブランド店のブティックや海外のショップなどが立ち並び、パリやミラノのような街並みです。

天井が高く開放感がある店内。ステンドグラスが美しく、大きな窓からは柔らかい日差しが差し込みます。

人気のオリジナルローストビーフサンドウィッチ。自家製ローストビーフと甘めのデミグラスソースがよく合います。

カフェは2階にあり、1階ではパンや焼き菓子が販売されています。吉田茂元首相がこのフロインドリーブのパンを毎朝東京まで空輸させていたのは有名なエピソード。

大正4年にアボイ氏の自宅として建設された「イタリア館(プラトン装飾美術館)」。館内では18世紀～19世紀のイタリアを初めとするヨーロッパの調度品や絵画・彫刻などが展示されています。

ラウンジ、ゲストルーム、ダイニングルームなどに分かれていて、それぞれ異なった雰囲気を楽しめます。こちらは1階のラウンジ。

2階のダイニングルーム。当時の雰囲気を伝える絵が壁一面に飾られています。

2階のサンルーム。調度品はどれもレトロな雰囲気ですね。日差しを感じながらゆっくりすることができます。

異人館の中でもかなりの高台にある、19世紀の貴族の家を再現した「ウィーン・オーストリアの家」。オーストリアの文化や作曲家モーツァルトにまつわる品々が紹介されています。

木陰のガーデンテラス席は、お天気の良い日には最高の雰囲気。ワインになる前の100%生ぶどうジュースがおすすめです♪

ウィーンの名門、インペリアルホテル直送のチョコレートケーキも食べられます。日本での販売は、ここ限定とのこと。

温かみのある落ち着いた雰囲気の店内。照明や出入り口のデザインなど、そこかしこにレトロ感が漂います。

1階では焼き菓子やテイクアウト用のケーキなどを購入することができます。TOOTH TOOTHは神戸の人気パティスリー。神戸のお土産におすすめです。