札幌駅・大通・すすきのを結ぶ南北のラインが札幌の都心エリア。グルメやショッピングの中心地であるだけでなく、旅行者を楽しませてくれる観光スポットもたくさん。長時間の移動ができないときでも、便利な場所で札幌らしさを楽しみたい!という方におすすめです。
出典: 新千歳空港からJRで直結するほか、地下鉄でもアクセスできる札幌駅。駅ビルである「JRタワー」を中心にした「JRタワースクエア」はショッピングやグルメのほか、さっぽろの「今」を感じるイベントも催される最先端スポットです。また、JRタワーの38階にある展望室「タワースリーエイト」は、160mの高さから札幌の風景を360度見渡せるビュースポット。23時までオープンしているので、夕食のあとに夜景を楽しむのにぴったりです。
出典: 札幌駅北口からほんの少し歩けば、緑豊かな北海道大学キャンパスが。広い構内には小川が流れ、市民が散策ジョギングや散策を楽しむスポットとしても人気です。また、「古河講堂」をはじめ、北海道開拓と教育の発展にまつわる歴史的な建物も多く点在しています。
出典: 北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが」。1888年(明治21年)に建てられたレンガ造りの堂々たるファサードが印象的です。館内は入場無料で一般公開され、観光ボランティアスタッフが説明を聞かせてくれるので、ぜひ外側だけでなく内部も見学を。また、札幌の人気レストランやショップが揃う「赤れんがテラス」もすぐそばです。
出典: 札幌と聞いてまず思い浮かぶのが、大通公園とテレビ塔の風景ではないでしょうか? 札幌の中心を東西約1.2kmにわたって伸びる緑の帯は、札幌を訪れる人々にとっても、札幌市民にとっても大切な憩いの場です。また、大通公園は札幌屈指のイベントスポットでもあります。夏には「札幌ビアガーデン」「サッポロシティジャズ」、秋には「さっぽろオータムフェスト」、冬には「ミュンヘンクリスマス市」に「ホワイトイルミネーション」「さっぽろ雪まつり」……来る度に変わるさまざまな「札幌の顔」をぜひ楽しんで。
出典: 札幌のシンボル、札幌市時計台。「がっかり名所」などと言われることもありますが、内部を見学すると発見がいろいろ。毎時間正時に鳴る鐘の音は、札幌市に欠かせない音色。内部は見学OKで、1階は展示室、2階は旧演武場の空間を生かしてコンサートなどが行われるホールになっています。また、時計台の内部で日本最古の塔時計として実際に駆動しているものと同型の機械も間近で見られるように展示されています。
出典: 大通公園の西端に位置する「札幌市資料館」は、大正15年に札幌控訴院として建てられた建物。札幌で産出される「札幌軟石」を使用した建物として全国的にも貴重なものです。内部には法廷を復元した空間やギャラリー、資料室があるほか、前庭部分はバラ園として整備され、初夏から夏にかけてたくさんのバラが咲き誇ります。
出典: 札幌グルメを楽しむなら欠かせないのが、全国三大歓楽街のひとつ「すすきの」です。すすきのの代表的な景観である「すすきの交差点」を中心にたくさんのビルが立ち並び、超有名店から隠れ家的な店まで数千件の飲食店がひしめきあっています。また、すすきのは治安のよさでも有名で「女性だけで出歩いても安全な歓楽街」と言われます。ぜひお気に入りの店を見つけてくださいね。
出典: すすきのの南東側に佇む「千歳鶴 酒ミュージアム」。札幌を流れる豊平川の伏流水で仕込んだ日本酒「千歳鶴」は札幌を代表する地酒です。酒造りの歴史に関する資料や展示のほか、試飲カウンターやカフェスペースも。「酒粕ソフトクリーム」や、札幌の水のまろやかなおいしさを直に味わえる、仕込み水の試飲が人気です。
出典: 創成川通りのほとりにある二条市場。明治初期に、石狩浜の漁師が新鮮な魚を売り始めたのがはじまりといわれています。とおり沿いには蟹や鮭など、お土産に買いたい北海道の海産物がズラリ。また市場内だけでなく、すぐそばの「のれん横丁」「創成川イースト」などにも個性的な飲食店が集まります。
おしゃれ感度の高い女性におすすめ。円山〜宮の森界隈
おしゃれなお店が多いエリアとして女性に人気なのが円山公園界隈。地下鉄「円山公園」駅を中心に、両隣の「西18丁目」「西28丁目」、近隣の高級住宅街「宮の森」エリアまで素敵な店がたくさんあるので、散策にはゆっくり時間をとって。レンタサイクルなどを利用して回るのもおすすめです。
出典: 都心部からわずか3km程度の場所に広がる、緑深い円山原始林。そのふもとに広がる円山公園は、明治初期に開拓史が樹木の試験場として設けたのが始まりです。春には桜、秋には紅葉が美しく、リスや野鳥などにも出会える緑のオアシスです。
出典: 円山公園に隣接する北海道神宮は、開拓史がおかれた明治初期に建てられた「札幌神社」が前身となっています。初詣には道内一となる約73万人以上が参拝するほか、桜の時期にも多くの人が訪れます。南側の「藻岩山」、西側の「手稲山」2つの道筋から「龍脈」と呼ばれる風水エネルギーが流れ込む北海道随一のパワースポットです。
出典: 子供といっしょの旅行なら、「円山動物園」も外せないスポット。「エゾシカ・オオカミ舎]「アジアゾーン」「アフリカゾーン」など室内観覧できる施設もあちこちに設けられているので、冬や日差しの強い時期の観覧も安心です。
素敵な雑貨店が多いことで知られる円山界隈ですが、「円山公園」駅だけでなく、お隣の「西18丁目」駅周辺も外せません。北海道近代美術館などのアートスポットが近いせいか、感度の高いお店がたくさんありますよ。
出典:www.instagram.com(@suu_sapporo) 北欧の生活雑貨や家具を中心に、世界のキッチン雑貨が揃う「SUU」。写真はモロッコ発「BONCHIC」の食器。エスニックなのにモノトーンが洗練された印象です。
出典: 「大通」から地下鉄で2駅の場所にある中島公園。都心の中に豊かな緑と美しい菖蒲池が広がり、また札幌の文化の粋を味わえる施設や建物が点在しています。白とウルトラマリンの配色が美しい「豊平館」は、1880(明治13年)に洋風ホテルとして建てられた洋館。2016年6月に改修工事を終えて再び公開され、昼はミュージアム、夜はウエディングやコンサートなどを行う社交の場として2つの顔を持つようになりました。
出典: 世界に誇る音響の美しさで知られる「札幌コンサートホールkitara」。毎夏行われる「Pacific Music Festival」をはじめ数々のコンサートが行われる大ホール・小ホールのほか、ガラス張りのホワイエやテラスレストランなどで優雅な時間を過ごせます。
出典: 園内の「菖蒲池」のほとりには本格的な日本庭園が。園内の茶室「八窓庵」は、江戸時代初期の大名で茶人でもあった小堀遠州が設計したと伝えられています。1919年(大正8年)に札幌に移設、国の重要文化財に指定されています。
出典: 札幌市東区にある「モエレ沼公園」。芸術家イサム・ノグチの構想が実を結び、形になった公園は、ランドスケープそのものが壮大な作品。公園といえば昼のイメージですが、こちらには夕暮れ時に訪れてみてはどうでしょう?美しい夕焼けだけでなく、もうひとつ、日暮れ後でなければ見られない作品があるんです。
モエレ沼公園「海の噴水」。生命を持ったような水と光の演出は、「噴水」の概念を超えた大迫力の一大スペクタクルです。約15分のショートバージョンと、約40分のフルバージョンがあります。こちらの動画は40分バージョンを短縮したものですが、水の轟音や気配など、ぜひ実際に体験してみてください。
出典: 札幌市南区に広がる「札幌芸術の森」。園内には野外美術館やアートホール、野外ステージ、体験工房などが点在しています。季節ごとに話題性のある展示も行われるので、ぜひチェックして。画像は「霧」をアートにした作品。このほか実際に触って楽しめる屋外彫刻など、周囲の自然や環境と一体になったアート体験が楽しめます。
出典: 園内に保存されている旧有島武郎邸。札幌農学校の出身である有島武郎は、卒業後アメリカへ留学、帰国後は母校となる北海道大学で教鞭をとる傍ら文筆活動をおこなっていました。もともとは北海道大学近くに建てられたもので、北大職員寮、学生のための有島寮などとして使われたのち、芸術の森に移築されました。
出典: 神戸・長崎とならんで「日本三大夜景」に選ばれた、札幌・藻岩山の夜景。標高531mの頂上からは札幌の市街地を一望。遠くは夕張山脈方面まで見渡すことができます。360度パノラマで広がるスケールの大きな夜景は北海道ならでは。ロープウェイで簡単に登れるので、ぜひ体験してみてくださいね。
食材の宝庫・北海道の中心である札幌にはおいしいものがたくさん。「この店」「この料理」なんて決められないほどたくさんの人気メニューやお店があるんです。今回は定番の人気メニュー、注目の食材、そして今トレンドの新ジャンルグルメやカフェ&スイーツをご紹介します。
出典: 北海道・札幌といえば「お寿司や海鮮!」という方も多いのでは?札幌で海鮮を味わうなら、全国に有名な高級すし店もあれば、リーズナブル・カジュアルにレベルの高いお寿司を味わえる回転寿司、豪快さが魅力の海鮮居酒屋まで選択肢はさまざま。楽しみたい雰囲気や予算、一緒に行く人に合わせてお店を選べます。写真は「すし善」。
出典: 札幌で食べ歩きしてみたいのが「スープカレー」。お店によって味や個性が異なるので、「ここが好き!」と思えるお店を見つけるにはある程度の場数と嗅覚が必要かも。写真の「奥芝商店」も人気店のひとつです。
出典: 「お勧めを教えて!」と聞かれて、札幌市民が一番迷うのが「ラーメン」かもしれません。「あっさり」「こってり」「まろやか」「創作系」など、お店ごとに個性があり、愛着があるからこそ迷ってしまうんです。写真は味噌ラーメン専門の「狼スープ」。中島公園の近くにある人気店です。
11.注目したい北海道食材(羊肉・野菜・小麦・乳製品)
出典: 札幌といえばジンギスカン。ジンギスカンで羊肉のおいしさに目覚めた!という方に試していただきたいのが「サフォーク羊」です。黒い顔が特徴の肉用羊で、北海道でも生産量が少なく希少な味。写真は「士別バーベキュー」。囲炉裏のように焼き網を囲んで食べるのが特徴のお店です。
出典: 海鮮やお肉などが脚光を浴びがちな北海道の食材ですが、玉葱、じゃがいも、とうもろこし、アスパラガス、かぼちゃなど、北海道が「生産量第一位」の野菜はたくさんあります。その野菜をふんだんに使ってシェフが腕を奮うフレンチやイタリアンなどのレストラン・ビストロもたくさん。札幌で食事を楽しむ際は、季節の野菜もじっくり味わってくださいね。
出典: 「春よ恋」「ゆめちから」などの北海道産小麦はパンに最適。小麦にこだわったパン屋さんが札幌市内に増えています。赤れんがテラスに出店する「ブーランジェリー coron」は、観光客にも、地元のオフィス客にも大人気です。春から販売開始のサンドイッチシリーズ「シュクレサレ」でランチはいかが?
出典: 豆にこだわった珈琲専門店や喫茶店が多いのも札幌の特徴。特に近年では、店内に焙煎機を持って自家焙煎を行う「マイクロロースター」が注目されています。写真の「丸美珈琲」は、オーナーがコーヒーテイスティングの世界大会で第三位に入賞した本格的なスペシャルティコーヒー店です。豆の個性を生かした焙煎で仕上げた珈琲は自家用にも、お土産にもおすすめですよ。
出典: カカオ豆の焙煎からチョコレートに仕上げるまでをお店で行う「Bean to Bar」のムーブメント。「サタデイズチョコレート」は札幌発のBtoBチョコレート店。ガーナ、マダガスカル、キューバなど産地からこだわり、手作業で作り上げたチョコレートや、ドリンク、コーヒーなどを味わえる新しいショップです。
出典: 「サタデイズ チョコレート」があるのは、新しく感度の高いお店が集まる創成川イーストエリア。店内もまるでブティックのようなお洒落なデザインです。二条市場に観光にお出かけの際に、合わせて立ち寄ってみては?
出典: 飲み会などのラストに「シメのラーメン」ならぬ「シメパフェ」を楽しむのが札幌の女子のトレンド。夜をメインにオープンするパフェ専門店が沢山あり、季節に応じてフルーツやアイスのフレーバーの変化を楽しめるのでリピートする愉しみも。写真は人気のパフェ専門店「パフェテリア パル」のパフェ。
豊水すすきの / カフェ
- 住所
- 札幌市中央区南4条西2丁目10-1 南4西2ビル 6F
- 営業時間
- ■ 営業時間
月-日、祝日18:00-翌24:00
(L.O. 翌23:30)
金、土、祝前日18:00-翌26:00
(L.O. 翌25:30)
■ 定休日
無
※お盆期間8/9~8/17は営業時間を変更しております。
- 定休日
- 平均予算
- ¥3,000~¥3,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供: 13.行政の歴史的建造物がスイーツ店に。旧北海道立文書館別館
出典: 北海道立文書館別館は、北海道庁立図書館として、1926年(大正15年)に開館しました。数階もの高さに及ぶ柱「ジャイアントオーダー」を建てた古典様式でありながらも、細部には幾何学的な装飾を施したセセッション風の美しい仕上げとなっています。この建物が「北菓楼」の店鋪兼カフェとして、2016年春にオープンしました。
出典: 建物のリノベーションを手がけたのは建築家の安藤忠雄氏。1階が店鋪、2階がカフェとなっています。お土産として人気のバウムクーヘンや焼菓子のほか、店鋪限定の商品やカフェメニューも。
14.歴史を受け継ぐ邸宅3選(知事公館、ろいず珈琲館※旧小熊邸、旧永山武四郎邸)
出典: 北海道知事公館は、1936年(昭和11年)に三井合名会社の別邸として建てられ、1953年(昭和28年)から知事公館となりました。白い外壁に赤い梁が映える「ハーフティンバー様式」の外観や、テレビ番組のロケにも使われた美しい内観が特徴的。また、屋外や室内には、北海道の彫刻家である安田侃氏の作品が配されています。
出典: 「さっぽろ・ふるさと文化百選」に選ばれた「旧小熊邸」を移築した、藻岩山のふもとに佇むカフェ。フランク・ロイド・ライトの弟子である田上義也の設計によるものです。
出典: 内部は幾何学的な照明器具、造り付けの長椅子や小窓、各所に組み込まれた窓飾りなどが印象的。緑に囲まれたロケーションの中、訪れる人たちは思い思いの時間を過ごしています。
出典: 札幌市の中心部から歩いて15分ほど、サッポロファクトリーのすぐそばに建つのが旧永山武四郎邸。1880年頃(明治10年代前半)第2代北海道庁長官・永山武四郎の私邸とし建てられました。
出典: 和洋の様式が混在しているのが当時の洋館の特徴。室内では書院座敷の和室と応接室の洋室が直接つながっています。
札幌市にある48の歴史的建造物を紹介しているサイトです
(まめ知識)移動も楽しもう!街中散策にオススメのスポット
出典: さっぽろ駅〜大通〜すすきの間は地下道で結ばれているので、雪・雨・直射日光を避け、信号待ちもなしで歩けます。特にさっぽろ駅〜大通間を結ぶ地下歩行空間、通称「チ・カ・ホ」では、食、物産、アートなどのイベントを頻繁に行っているので、ただ歩くだけでも楽しめますよ。
出典: 「すすきの」〜「西4丁目」間が結ばれ、ループ化して利用しやすくなった路面電車(市電)。藻岩山や中島公園観光に便利です。未来的なデザインの新型車両は、内部も景色を楽しめる観光仕様になっているので、見かけたらぜひ乗ってみて。土・日・祝に乗るなら、乗り降り自由な「どサンこパス」を利用するとお得ですよ。
お店や歴史を楽しむ市街地と、北海道らしい雄大な自然との調和を楽しむ郊外。ほんの少し移動するだけで、その両方を楽しめるのが札幌の魅力です。数あるスポットの中からダイジェスト的にご紹介しましたが、街歩きの参考になれば幸いです。また、季節によって景観や旬の食材などもガラリと変わるので、ぜひ繰り返し訪れて、季節ごとの表情を楽しんでみてくださいね。
新千歳空港からJRで直結するほか、地下鉄でもアクセスできる札幌駅。駅ビルである「JRタワー」を中心にした「JRタワースクエア」はショッピングやグルメのほか、さっぽろの「今」を感じるイベントも催される最先端スポットです。また、JRタワーの38階にある展望室「タワースリーエイト」は、160mの高さから札幌の風景を360度見渡せるビュースポット。23時までオープンしているので、夕食のあとに夜景を楽しむのにぴったりです。