箕面公園の奥地にある箕面大滝は、箕面市中心部をとうとうと流れる箕面川を水系にもつ落差33メートルの滝です。古くは、修験道の道場であったと伝えられる箕面大滝は、日本の滝百選にも選定されている壮麗な滝です。

箕面の滝へは、よく整備された滝道があるため、ハイキングを楽しみながら滝へ行くことができます。豊かな森の中に敷かれた滝道は、森林浴スポットとしても人気がある場所です。

標高100メートルから600メートルのなだらかな北摂山間部に位置する明治の森箕面国定公園は、963ヘクタールの広大な敷地を誇る公園です。西日本における経済の中心地、大阪市の近郊でありながら、明治の森箕面国定公園には豊かな自然が広がっています。公園内は、1300種類の植物、3500種類の昆虫、野鳥や哺乳類の宝庫となっています。

箕面市の山間部に鎮座する勝尾寺は、勝利祈願のご利益で有名な寺院です。朱色の山門とエメラルドグリーンに輝く水面を持つ弁天池が織りなす景色は絵葉書のような素晴らしさです。

弁天池では、色鮮やかな錦鯉が優雅に泳いでいます。秋になると、弁天池には紅く色づいた紅葉の葉が散りばめられ、錦鯉の美しさを引き立てています。

勝尾寺境内には、至る所で、勝利のご利益がある「勝運（かちうん）ダルマ」の姿を見かけます。無数に並ぶ勝運ダルマには、合格祈願、恋愛成就、商売繁盛、選挙当選など、幾多の人々の勝利への願いが凝縮されています。

東海自然歩道は、東京の「明治の森高尾国定公園」と大阪の「明治の森箕面国定公園」を結ぶ全長1697キロメートルに及ぶ自然道です。美しい自然が広がる大阪府北部の北摂地方を横断する東海道自然道沿いには、数々の史跡や景勝地が点在しています。

江戸時代、西国の大名たちの参勤交代、西国から京への上洛する街道として賑わった西国街道沿いには、赤穂浪士の一人として名高い萱野三平の旧邸があります。長屋門、白い漆喰、土塀の一部と周囲の古い屋敷が続く家並みは、江戸時代の面影を色濃く残しています。

主君・浅野内匠頭への忠義と、赤穂浪士となることを強く反対していた父・萱野重利の間で忠と孝の板挟みとして苦しんだ萱野三平は、赤穂浪士が吉良邸へ討ち入りを果たす11カ月前に旧邸宅で切腹をし、享年27歳という若さでこの世を去りました。今でも、萱野三平旧邸内には辞世の句が刻まれた碑が残されています。

陳列棚には、美味しそうなケーキや焼き菓子がずらりと並んでいますが、一番のおすすめは、店の名前にもなっている「デリチュース」です。こんがりと焼きあがったタルトの土台と、甘酸っぱい杏ジャムが、濃厚なチーズケーキの旨味を引き立てています。

いつも大勢のお客さんで賑わう店内には、焼き立てパンがズラリと陳列されています。時間帯によってパンの焼きあがり時間が違うため、お目当てのパンがあれば、何時頃に焼きあがるか電話で事前確認しておくのもおすすめです。

どのパンも美味しいですが、イチ押しとなる一品は「牛肉カレーパン」です。こんがりと揚げられたパンの中には、自家製熟成カレーと大きな牛肉が入っており、一口食べると口いっぱいにカレーの旨味とパンの風味が広がってゆきます。