国特別名勝の大峡谷「瀞峡(どろきょう)」
瀞峡は北山川の上流から奥瀞・下瀞に分かれます。特に下瀞は巨岩・奇石が並び荘厳で美しく、親しみをこめて「瀞八丁(どろはっちょう)」と呼ばれています。
瀞八丁の断崖絶壁に佇む喫茶「瀞ホテル」
瀞峡の断崖絶壁の上に凛然と佇む、食堂・喫茶「瀞ホテル」。何故、ホテルと名前がついているのに食堂・喫茶なの?と、疑問に思われるのも当然、実はこちらは以前は宿泊施設だったのです。
大正6年「あづまや」として開業し、当初は山で切り出した材木で筏を組んで運ぶ「筏師(いかだし)」のための宿だった。その後「招仙閣」と名を変え、昭和初期には「瀞ホテル」という名称となった。当時は他の宿屋も多数あり、宿泊地として賑わっていたとのこと。
この度の再開に向けて、水害により傷んだ建物を修復しながら、自分たちの手で一から改装。現在、宿泊の受け入れはしていないが、食堂・喫茶として、先代から継承した居心地・雰囲気・佇まいを伝えている。
瀞ホテルは、大正から昭和戦前期に建設された木造和風の建築。瀞の水面より15メートルの巖上に建てられている瀞ホテルの建築特徴は、断崖絶壁という敷地の制約を逆手にとって、その場所の特性を巧みに読み込んだ空間構成が採られた点にある。
雰囲気だけでなく味もばっちり!ぜひ食べたいメニューの数々
他にも十津川村はみどころいっぱい
谷瀬の吊り橋
今では十津川村を代表する観光名所になった「谷瀬つり橋」はもともとは生活用のためのつり橋としてかけられたんじゃよ。今から約60年も前の昭和29年(1954年)戦後の復興期のことじゃ。谷瀬の人々らは川に丸木橋を架けて行き来しておったんじゃが、洪水のたびに流されとった。そこで谷瀬集落の人々は1戸当たり20~30万円という、大金をだしあい当時としては思い切った800万円もの大つり橋を村の協力を得て完成させたんじゃのら。
玉置神社
2004年「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界遺産に登録され、「大峯奥駈道」が通る霊場として世界遺産に認定され、玉置神社の台所・社務所は国の重要文化財になっており由緒ある神社です。
境内には天然記念物の老巨杉郡(神代杉・常立杉・磐余杉・大杉などの)樹齢3000年の御神木が叢生しており、清浄な空気と荘厳な世界があなたを太古の世界へといざないます。
国特別名勝の大峡谷「瀞峡(どろきょう)」に佇む眺望絶佳の食堂・喫茶「瀞ホテル」