名所の前に…知れば楽しさ倍増♪蓮のお話


蓮はもともと「はちす」と呼ばれていたのをご存知ですか?蓮の花托(中央、茎が厚くなり花が育つ部分)が蜂の巣に似ていることから名付けられ、そこから変化して「はす」に。花托の中にある蓮の実は、生で食べたりデザートに使ったり…東南アジアの国々ではとってもポピュラーな食べ物なんです。

7月の誕生花でもある蓮の花は、早朝からゆっくり咲きはじめ、午後には閉じてしまうので、観賞するには午前中がベスト。蓮にまつわる色々なお話をご紹介したところで、それではさっそくおすすめスポットを見ていきましょう♪
【東京】
上野恩賜公園

広い池には明鏡蓮・蜀紅蓮・浄台蓮・不忍池斑蓮・大賀蓮(日本で発見された古代蓮)の計5種類の蓮が植えられています。野外ステージ近くには、新しくデッキが作られ、蓮の種類ごとに分かれた「蓮観察ゾーン」から間近で綺麗な花をじっくり鑑賞できるようになりました。
水元公園

東京の下町・葛飾区にある水元公園は、東京23区内で最大規模を誇る水郷公園。園内にはかつて水産試験場養魚場だった池が連なり、現在は蓮池となって見事に咲き誇る蓮の花が来園者を楽しませてくれます。例年7月中旬~8月中旬頃が開花時期です。
お釈迦様が誕生したインドでは「聖者の花」といわれ、昔から仏教と深く結びつき大切にされてきた蓮の花。泥水の中から美しい花を咲かせる蓮は、仏教では“泥水=煩悩・苦しみ”の中にあって汚れる事のない「清らかさ」の象徴、または仏の「悟り」の象徴といわれています。