「ええから、いっぺん食べてみて」そんな、大阪土産【5選+1】
出典: 「ええから、いっぺん食べてみぃ」
美味しいものを勧める時の、大阪の決まり文句です。"それほどに美味しい"という意味あいと、早く「美味しい!」と言わせたい、大阪人の"いらち"な気質が、よく表れている言葉です。こう勧められたら、なんも言わんと、とにかく食べてみてください!
「ほぉ……っ」と、ため息が漏れるような、そんな素敵な洋菓子が並ぶお店『GOKAN(五感)』。米粉、小麦粉、ハチミツ、バター……。その材料の全てを可能な限り国産に拘り作りあげられた五感の洋菓子は、とにかく、全てがオシャレで上品。それのどこが大阪らしいかって?
それは、ネーミングにあるんです。
出典: 五感のマドレーヌ<ええもん>
「ええもん」=「良い物、上等な物」の意味で、関西では日常的に使われる言葉です。また、京の祇園ことばとしては「ええもん」=「おやつ」という意味で使われるのだそうです。どちらにしても、響きが柔らかく、素敵な言葉だと思いませんか?
出典: 中には、国内産黒大豆・丹波黒がどっさり!思わず顔が綻びます。「ホンマに、ええもんもろたなぁ♪」
出典: その物を丸かじりしてしまえるほど、まろやかな風味の国内産レモン『いわぎレモン』の風味豊かなレモンケーキ<檸檬燦>。
分かりますか?このネーミング。とてもオシャレに見えて、実は「檸檬さん♪」て、親しみを込めて呼んでいるみたいでしょ?絶妙なセンスです!
出典: ワックスや防腐剤・除草剤を使わずに、完全に熟すまで育てられたレモンは皮も安心して、ピールとしてケーキを引立てています。
出典: お土産としてもお勧めの五感の洋菓子。
ここでもう一つのお勧めは、その洋菓子を販売している五感の北浜本店、その建物です。
出典: 大阪のオフィス街である北浜にあるそのビルは、大正11年竣工の歴史的建造物です。銀行として建てられたビルを、当時の木造の内装もそのままに利用している五感本店は、カフェも兼ね備え『北浜サロン』と呼ばれています。
出典: 大阪から1駅、ちょっと北浜サロンへ足を伸ばしてみはりませんか?
出典: え?『よしもと』って、あの吉本?
そうです、大阪を語る上で"あの吉本"を無視するわけにはいかへんね。
出典: その『よしもとクリテイティブ・エージェンシー』が販売している、いかにも大阪らしいお土産がこれ!
あれ?どこかで見たことがあるような……。ありますね?その通り、北海道のお土産として有名なアレです。それをパロディにして"大阪新名物"としてしまう辺りが、やっぱり大阪やねぇ。
出典: 〈大阪プチバナナ〉。こちらは、もうスタンダードな大阪土産ではないでしょうか?
出典: ふんわりスポンジに、とろりとバナナクリームをサンドした一口ケーキ。こちらはもう定番で…という方はぜひ、瓢月堂のコチラもお土産に選んでみませんか…?
出典: その名も〈大阪たこ焼きスイーツ・たこパティエ〉。
"たこ焼きなのに、スイーツ"なんて、想像出来ないでしょ?そして、このお菓子、1口目で感想を述べようとしてはいけません。何故かって、「はじめて食べる味」だからです。
出典: 袋を開けると、フワッと漂ってくる、香ばしいたこ焼きソースと青のりの香りに「たこ焼きやん、普通に」。きっと、そう思うはず。そして、一口。口の中に広がるのは、ほんのりと甘いキャラメリゼパリパリのパイの味。しかし、たこ焼き風味!
「どっちやねん」と、突っ込みたくなるような未体験の味は、きっとクセになる味です。
大阪・新大阪駅、大阪・関西空港などでお求めいただけます。
出典: 大阪では知る人ぞ知る、麺処『道頓堀 今井』。雑多で賑やかな道頓堀にあって、古風な佇まいが目を引きます。
出典: 店舗に足を運ばれるなら、これからの季節はやはり"ざるうどん"といきたいところかもしれませんが、今井のお勧めはなんといっても、コレを抜いては語れません。
出典: 大阪では"けつねうろん"なんて言い方もしますが、とにかく出汁に拘ったシンプルな〈きつねうどん〉は、今井の定番の一品です。
出典: 出汁はもちろん、食べごたえのある大きなお揚げさんから七味まで揃えられているので、お店と同じ味でいただけるのが嬉しいですね。暑い中、ハフハフ食べるおうどんも、なかなかオツなもんやで♪
大阪北新地。大阪の銀座とも呼ばれるその場所は、オフィス街とも程近く高級クラブなどが立ち並ぶ場所に約3坪の店舗を構えていた『点天』。当時は、店内で餃子をいただくことも出来たんですよ。
出典: 今では、大阪土産としては1、2を争う点天の〈ひとくち餃子〉。北新地の舌の肥えたお客様を虜にしたお味ですから、当然のことかもしれません。
出典: 今では、大阪土産としては1、2を争う点天の〈ひとくち餃子〉。北新地の舌の肥えたお客様を虜にしたお味ですから、当然のことかもしれません。
出典: 点天の餃子を、音で表すなら「パリッ、カリッ、ピリッ」。パリッと焼き上げた餃子を、カリッといただくと、ピリッとした辛みに、お箸が止まりません!ついつい買いすぎちゃった!というときは、お鍋などに入れて水餃子風にしてもイケます。
出典: 点天が青なら、こちらは赤!あまりにスタンダードで「今更やんな?」という感じなのに、やはり外せない+1は、551蓬莱の〈豚饅〉です。
出典: 1つだけ、注意していただきたいのは、これは"肉まん"ちゃうで"豚まん"やで。
出典: ふかふかに蒸かした豚まんには辛子がよく合います。アツアツを召し上がれ♪
「美味しいもん食べて、笑えるって幸せやろ?」大阪土産には、そんな大阪情緒がイッパイに詰まっています。あげる人も、もらう人も楽しんでもらえる、そんなええお土産、見つけてくれたら嬉しいなぁ♪
五感のマドレーヌ<ええもん>
「ええもん」=「良い物、上等な物」の意味で、関西では日常的に使われる言葉です。また、京の祇園ことばとしては「ええもん」=「おやつ」という意味で使われるのだそうです。どちらにしても、響きが柔らかく、素敵な言葉だと思いませんか?