さんぽ道で出会える!四季折々の美しい風景と日本の歴史
出典: 日本は自然の宝庫です。家の中にいてはもったいないくらい、四季折々の素晴らしい風景がまだまだ沢山あります。週末は、そこにしかない美しい日本の風景を探しに、おさんぽ旅に出かけてみませんか?
出典: 自然だけでなく日本の歴史がいっぱい詰まった「さんぽ道」を楽しんでいたら、ひょっこり可愛い小鳥や動物たちとの出会いもあるかもしれませんよ♪
富士山の絶景や箱根神社のルーツと出会う【神奈川県】箱根駒ヶ岳
出典: 雲に手が届きそうなさんぽ道。都心からも週末に行きやすい神奈川県の箱根駒ヶ岳は、四季折々の美しい自然が目の前に広がります。
出典: 箱根駒ケ岳山頂へはロープウェーで向かいましょう。富士山をはじめ、駿河湾、伊豆半島や伊豆七島、そして湘南海岸の絶景を眺めながらの空中散歩は気分最高ですよ!
出典: 秋はすすき野原が広がっていて風情があります。そして富士山がくっきりと見える山頂には箱根元宮(はこねもとつみや)が。古代から山岳信仰の霊場であった駒ケ岳山頂にある箱根元宮は、麓にある箱根神社の奥宮になります。奈良時代初期に創建された歴史ある箱根神社は、パワースポットとしても人気の高い場所です。
出典: まるで千と千尋の神隠しに出てくるような不思議な風景ですね!目の前の石の上にあいた穴は、降馬の折の蹄跡によるもので、旱天(かんてん)時も枯れたことがないと伝えられる水がたまっているそう。箱根元宮へは石段も登りますので、スニーカーなど歩きやすい靴でお出かけしましょう。
これからの季節、山道散策の際の服装や靴の参考にしてみてくださいね。
地球の鼓動を感じるさんぽ道【鹿児島】溶岩なぎさ遊歩道
出典: 100年の時を感じる、鹿児島市内の桜島港から徒歩約10分の場所にある「溶岩なぎさ遊歩道」。大正溶岩地帯の海岸一角~烏島展望所まで、溶岩原の上に作られた約3kmの美しい溶岩遊歩道を、桜島を眺めながらゆっくり散策することができます。
1914年の大正噴火で流出した溶岩は全てのものを焼き尽くし、
海までも埋め立て、生命の一切存在しない世界を作り出しました。
大正噴火から約100年たった今、当時は何もなかった溶岩原に徐々に植生が回復し、生命の息吹を感じられる豊かな景色が戻りつつあります。
出典: 溶岩なぎさ遊歩道にはところどころに桜島を題材にした歌碑があります。歌を読みながらの散策も風情があっていいですね。
出典: 木でできたナチュラルな散策路を歩けば、まるで別世界に迷い込んだ気分になれそうです。青空の下、金港湾や風にたなびくススキに囲まれながら大正大噴火の規模の大きさや、地球の歴史を感じるお散歩はいかがですか?
出典: 遊歩道の近くには日本最大級の足湯温泉があるんです♪その全長は、なんと全長約100m!散策に疲れたら桜島をバックに、海を目の前にした天然温泉にゆったり入りたいですね。
万葉ロマンと四国一の夜景を体験できる【徳島】ひょうたん島 眉山
万葉時代の歌人によって『眉の如雲居に見ゆる阿波の山かけてこぐ舟泊知らずも』と万葉集でも詠まれた眉山は、どの方向から見ても「眉」の形をしていることから、「眉山(びざん)」と呼ばれ、昔々から今に至るまで親しまれ続けている徳島市のシンボルです。
出典: ひょうたん島とは、阿波踊りで有名な徳島市の中心街の川に囲まれた中州のこと。川岸には公園が数多くあり、自然を楽しみながらのお散歩が楽しめるだけでなく、眉山山頂にある展望台からは、日中の市街地を望む風景から夜景に至るまで素晴らしい景観を一望することができます。秋は紅葉も有名ですよ。
出典: 1250年ほど前の万葉時代から人々に愛され続けてきた眉山。雪に覆われた冬の風景もまた、絵に描いたように美しいですね。
出典: さだまさしさん原作の小説で映画の題名にもなった「眉山」の山頂へはロープーウェイで!約6分間の空中散歩を楽しんでみてはいかが?
出典: 山頂は眉山公園として整備され、晴れた日には、阿讃山脈、瀬戸内海、紀州の山々を望むことができます。夜は煌めく四国一の夜景と月の海を目の前に、おさんぽデートもいいかもしれませんね♪
出典: そんな眉山を船から眺められる、ひょうたん島クルーズもあるんです。徳島市の中心部を空から見ると、ひょうたんの形をしているので「ひょうたん島」と呼ばれています。
その「ひょうたん島」の周囲約6kmを周遊船で一周する30分のクルーズは、なんと乗船料がほぼ無料(保険料が100円)なんです!海と街がオレンジ色に染まる夕暮れ時や、ライトアップが美しい夏の夜の最終便がオススメだそうです。
文学碑から温泉まで幅広く楽しめる【北海道】富良野 ラベンダーの森
出典: 北海道富良野市にある「ハイランドふらの」のラベンダーの森。ここでは一面に広がる「ラベンダーのうみ」と「遊歩道」を楽しむことができます。
出典: 7月中旬~8月は、市内最大規模のラベンダー畑に出会えます。まるで絵本の中の世界のような紫の絨毯は圧巻。
出典: ラベンダーのやさしい香りに包まれながら歩く散歩道。北海道の大自然を満喫したなら、心身ともにリラックスできそうですね。
また、ラベンダーの森の中にある「文学の森」のなかには、富良野の有志の方が創作された句の歌碑が49基もあるそうです。
出典: 日帰り入浴もできる「ハイランドふらの」の温泉で、さんぽの疲れをゆっくり癒してみては?ラベンダー畑とともに活火山である十勝連峰も眺めることができるそうですよ。
四季折々の自然や石仏、巨杉にも出会える【長野】白馬村 白馬小径
出典: 自転車に乗っても徒歩でも楽しむことができる、大自然への道しるべ「白馬小径」。長野県の北西部・北アルプスのふもと、白馬村にあり、四季折々の美しい自然や大パノラマを見ることができます。
出典: 白馬小径の途中にある姫川源流では、岩魚や福寿草、バイカモの群生にも出会えます。隣に位置する「親海湿原」は日本の名水百選にも指定された湿原で、希少な生物を見ることができます。
夏の時期は清らかな川の流れと、みずみずしい緑に囲まれながら、ゆっくりとおさんぽしたいですね。
出典: 佐野坂西国三十三番観音や、観音原石仏群、切久保石仏群など、白馬の歴史を感じる石仏も多くみられます。どの仏様もみんな表情が違い、穏やかな気持ちになれそうです。
出典: また細野諏訪神社では大きな大きな杉の木に出会えます!治承元(1177年)に、八田弥五兵衛という人が献木したという言い伝えのある、白馬のパワースポットです。
出典: 白馬大橋から八方尾根を望む、雄大な景色。白馬の山々が鮮やかに彩られていく紅葉の季節にも是非訪れてみてくださいね。
出典: 小径を歩けば、鳥の声や、水の流れる音、木々や花の香り、心地よい風を感じることができるでしょう。
何でもネットで情報が手に入る今の時代だからこそ、写真や映像だけでは得られない肌感覚を、おさんぽで体感してみませんか?思いがけない出会いがあるかもしれませんよ♪
日本は自然の宝庫です。家の中にいてはもったいないくらい、四季折々の素晴らしい風景がまだまだ沢山あります。週末は、そこにしかない美しい日本の風景を探しに、おさんぽ旅に出かけてみませんか?