はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”

はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”

梅の見頃が過ぎると“花の都”、古都・京都も春本番。京の桜は「枝垂れ桜」から始まります。零れる様に咲く姿は、可憐で優美。風に揺らぐ姿は、儚げで、愛しく、恋心に似た気持ちを抱かせます。今記事では、枝垂れ桜の名所とともに、近隣に在する老舗の名和菓子店を厳選して紹介します。枝垂れ桜と甘味で、京の春を満喫しましょう。 2017年03月17日作成

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枝垂れ桜に、恋して。

【京都府立植物園】
出典:

【京都府立植物園】


薄紅色の花弁。儚げに揺れる枝。

【京都御苑・近衛邸跡に咲く『八重紅枝垂』】
出典:www.flickr.com(@Norio NAKAYAMA)

【京都御苑・近衛邸跡に咲く『八重紅枝垂』】


零れんばかりに咲く花姿は、優美で可憐。
【京都御苑『糸桜』】
出典:

【京都御苑『糸桜』】


はんなりとして、思わずうっとり。
【京都御苑・ヤマガラも枝垂桜にうっとり。】
出典:

【京都御苑・ヤマガラも枝垂桜にうっとり。】


枝垂れ桜は、いつでも恋心にも似た、甘く切ない気持ちを抱かせます。
【原谷苑】
出典:www.flickr.com(@Tetsuji Sakakibara)

【原谷苑】


「枝垂れ桜」の蕾が開けば、“花の都”も、いよいよ春本番です。

京都の桜と開花期間

古都京都は、桜の名所に溢れる地。

平安貴族が愛で、歌に詠んだ“桜”は、室町、安土桃山、江戸、近代と時代を経る毎に、品種も植樹の数も増え、京都は桜の名所に事欠かない“花の都”となりました。
【平安神宮の『八重紅枝垂』】
出典:

【平安神宮の『八重紅枝垂』】

京都は、おおよそ3月中旬頃から4月下旬が桜の季節ですが、一口に“桜”と言っても、系統も品種も様々。

全国の桜の名所に植えられている約8割は、自然種の『染井吉野(ソメイヨシノ)』と云われています。京都も例に漏れず、最も多いのは染井吉野ですが、やはり千年の都。歴史を通じて品種改良され、様々な栽培種が生み出され、品種も多様です。開花期も早咲き、遅咲きとあり、品種により異なります。
【京都の早咲きの桜として良く知られる京都御苑・旧近衛邸庭園の『糸桜』。例年、月中旬頃開花、下旬に見頃となる。】
出典:

【京都の早咲きの桜として良く知られる京都御苑・旧近衛邸庭園の『糸桜』。例年、月中旬頃開花、下旬に見頃となる。】

例えば、桜の名所として知られる京都御苑。

苑内の各所には、様々な種類の桜が植えられていますが、それぞれ開花時期が異なります。御苑の桜で有名な『糸桜』は早咲きで、3月下旬に見頃を迎えますが、苑の名木の一つ『車返桜(クルマガエシサクラ)』は、4月中旬頃が見頃になり、その頃は、先に咲いていた枝垂れ桜はもう散り始めています。

また、京の桜を締め括る、仁和寺の『御室桜(オムロサクラ)』は、ソメイヨシノが散り始める頃に咲き始め、4月上旬から中旬頃に見頃を迎えます。
【京都御苑『車返桜』は、サトザクラの一品種の『御所御車返し』で、『御車返し』とは別品種。『車返桜』は、後水尾天皇が外出した際にあまりの美しさに御車を引き返して賞賛したことから名が付いたと云われる。】
出典:

【京都御苑『車返桜』は、サトザクラの一品種の『御所御車返し』で、『御車返し』とは別品種。『車返桜』は、後水尾天皇が外出した際にあまりの美しさに御車を引き返して賞賛したことから名が付いたと云われる。】

【仁和寺の『御室桜』は、花びらが厚く、花(鼻)が低い(背丈が低い)ことから、“お多福桜”という別名がある。】
出典:

【仁和寺の『御室桜』は、花びらが厚く、花(鼻)が低い(背丈が低い)ことから、“お多福桜”という別名がある。】

京都は桜を楽しめる期間は総じて長く、足を運びさえすれば、府内随所で花見に興じることができますが、お目当ての品種、名木があるのなら、時期を外してしまえば、来年までお預けになってしまいます。

京都の県花県木 “枝垂れ桜”

【京都御苑】
出典:www.flickr.com(@mrhayata)

【京都御苑】

京都の桜シーズンを封を切るのは、「枝垂れ桜(しだれざくら)」です。
枝垂れ桜は、京都府の県花県木に指定され、京都においては、特別な意味をもつ桜です。
”いと桜”の別名のように、流れるような柔らかさと、うす紅色の花をつけた美しさは京情緒そのもの。しかし、弱々しさの中にも風雪に折れないシンの強さがあります。まさに京都人気質のそれに通じるものです。
出典:京都府のシンボル/全国知事会ホームページ
【京都御所・「朔平門」前の糸桜】
出典:

【京都御所・「朔平門」前の糸桜】

「枝垂れ桜」は、枝が柔らかで垂れる桜を総称したもので、品種は様々。薄紅色や白色、紅色の花を枝に零れんばかりに付けます。糸を垂らしたような花姿から、「糸桜(イトザクラ)」とも呼ばれています。

京都では、花の色も、花弁の形も、枝ぶりも、趣きも異なる素晴らしい「枝垂桜」を、庭園、寺社境内、河川の堤、参道等など、至る所で楽むことができます。

京都の枝垂れ桜の開花時期と見頃

【京都の桜の名所「平野神社」『魁(さきがけ)』。見頃は、例年3月中旬から下旬頃で、神社が推奨する桜10種の中で、最も早く咲く桜です。】
出典:

【京都の桜の名所「平野神社」『魁(さきがけ)』。見頃は、例年3月中旬から下旬頃で、神社が推奨する桜10種の中で、最も早く咲く桜です。】

一般的に「枝垂れ桜」は開花期が早く、『ソメイヨシノ』等よりも一週間ほど早く見頃を迎えます。

京都の枝垂れ桜でよく知られるのは、『紅枝垂』と『八重紅枝垂』。
『紅枝垂』は“早咲き”で、京都では、3月下旬から4月初旬に開花し、3月末から4月上旬に見頃を迎えます。一方の『八重紅枝垂』は遅く開花し、4月初旬から中旬頃に見頃を迎えます。
【上賀茂神社の『斎王桜』は、枝垂れ桜でも“遅咲き”タイプ。例年の見頃は、4月中旬頃。】
出典:

【上賀茂神社の『斎王桜』は、枝垂れ桜でも“遅咲き”タイプ。例年の見頃は、4月中旬頃。】

「枝垂れ桜」は、京都においては特別な桜です。

市内には「枝垂れ桜」の名所が数多く、短命の染井吉野と違い「枝垂れ桜」は長寿であるため、京の歴史とともにある由緒ある名木も数々あります。ただ漠然と「京都で花見」というのではなく、「枝垂れ桜」を目当てに京都へ出掛けるのなら、“時期を外さず”に、お気に入りの場所へ足を運ばなくてはなりません。
【賀茂川の遊歩道“半木の道”は、遅咲きの『八重紅枝垂』が続く桜のトンネル。見頃は4月初旬から咲き始め4月10日前後。】
出典:

【賀茂川の遊歩道“半木の道”は、遅咲きの『八重紅枝垂』が続く桜のトンネル。見頃は4月初旬から咲き始め4月10日前後。】

古都ならではの銘菓とともに桜を満喫。

でも、せっかく交通費をかけ、時間をやりくりして、京都を訪れるのなら、“花に団子”はつきもの、古都ならではのとびきりの銘菓も楽しんで帰りましょう。京都には、伝統と歴史が培った素晴らしい和菓子の銘菓が数々あります。
【京都屈指の名和菓子店「嘯月」の春の生菓子】
出典:

【京都屈指の名和菓子店「嘯月」の春の生菓子】

今記事では、枝垂れ桜の名所を案内しながら、名所近隣に在する老舗店の銘菓を厳選して併せて紹介します。記事を参考に、ぜひ“枝垂れ桜”と美味しい甘味で、あなたらしい“春”を、心ゆくまで楽しみましょう。
=以下の目次(◆は名所。◇は和菓子店)=

1.洛北で恋する
◆平野神社 ◆千本釈迦堂 大報恩寺 ◆原谷苑
◇粟餅所・澤屋 
◆上賀茂神社(賀茂別雷神社)
◇神馬堂
◆半木の道 ◆京都府立植物園
◇笹屋吉清 

2.洛東で恋する
◆平安神宮
◇京華堂 利保 
◆祇園白川 ◆円山公園
◇甘泉堂 

3.洛中で恋する
◆京都御苑 ◆本山本満寺 ◆京都府庁旧本館 ◆二条城
◇塩芳軒 ◇麩嘉 

4.洛西で恋する
◆妙心寺退蔵院

5.洛南で恋する
◆醍醐寺

6.京都駅でうっとり。桜の和菓子5選
◇鶴屋寿 ◇俵屋吉富 ◇仙太郎 ◇七條甘春堂 ◇笹屋伊織

【画像は、「神馬堂」の『やきもち』】
出典:

=以下の目次(◆は名所。◇は和菓子店)=

1.洛北で恋する
◆平野神社 ◆千本釈迦堂 大報恩寺 ◆原谷苑
◇粟餅所・澤屋
◆上賀茂神社(賀茂別雷神社)
◇神馬堂
◆半木の道 ◆京都府立植物園
◇笹屋吉清 

2.洛東で恋する
◆平安神宮
◇京華堂 利保
◆祇園白川 ◆円山公園
◇甘泉堂

3.洛中で恋する
◆京都御苑 ◆本山本満寺 ◆京都府庁旧本館 ◆二条城
◇塩芳軒 ◇麩嘉

4.洛西で恋する
◆妙心寺退蔵院

5.洛南で恋する
◆醍醐寺

6.京都駅でうっとり。桜の和菓子5選
◇鶴屋寿 ◇俵屋吉富 ◇仙太郎 ◇七條甘春堂 ◇笹屋伊織

【画像は、「神馬堂」の『やきもち』】

1.洛北で恋する

◆平野神社

【紅色が艶やかな『陽光桜』を背景にした枝垂れ桜『魁』。陽光桜は、里桜の天城吉野と寒緋桜を交配して誕生した桜。】
出典:

【紅色が艶やかな『陽光桜』を背景にした枝垂れ桜『魁』。陽光桜は、里桜の天城吉野と寒緋桜を交配して誕生した桜。】

「平野神社」は、江戸時代から“平野の夜桜”で知られる京都屈指の桜の名所。“桜の神社”として京都市民に親しまれています。

平野神社で特筆すべきは、桜の種類の豊富さです。平野神社から広まったという『衣笠(キヌガサ)』や大輪の『胡蝶(コチョウ)』、白色一重の『寝覚(ねざめ)』等珍種も多く、社内には約50種、400本もの桜が植えられ、3月中旬から4月の下旬まで様々な桜が花開きます。
【白い一重の花弁の花を付ける『魁(さきがけ)』】
出典:

【白い一重の花弁の花を付ける『魁(さきがけ)』】

枝垂れ桜の『魁(サキガケ)』もその一つ。平野神社の珍種十品種の中で最も早く開花する桜です。『魁』の可憐な姿は、神門のすぐ手前です。
【舞殿と紅枝垂れ桜。平野神社では、毎年4月前半に“桜コンサート”を開催しています。詳細は公式HPで。】
出典:

【舞殿と紅枝垂れ桜。平野神社では、毎年4月前半に“桜コンサート”を開催しています。詳細は公式HPで。】

平野神社は、桜の見本園と呼んでも良い程です。花の色も、色とりどり。白から薄紅、濃紅、緑色の花を付ける桜もあります。平野神社の枝垂桜は、『魁』が良く知られていますが、舞殿の傍らや桜苑の『紅枝垂れ桜』も見事です。
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出典:www.flickr.com(@othree)

◆千本釈迦堂 大報恩寺

平野神社から歩いて10分程。西陣の町中にある大報恩寺(別称:千本釈迦堂)は、市内最古の国宝の仏堂、おかめ発祥の地、快慶や定慶作の仏像の宝庫として有名な古刹ですが、枝垂れ桜の名木があることでも良く知られています。
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創建当時のままに残る本堂前に咲く『阿亀桜(オカメザクラ)』は、白い花をつける枝垂れ桜。はんなりと美しい姿は、京都でも人気の枝垂れ桜です。『阿亀桜』の名は、千本釈迦堂の建立時の棟梁の良妻の逸話に由来しています。

◆原谷苑

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出典:www.flickr.com(@Tetsuji Sakakibara)
「原谷苑」は、金閣寺の北西、衣笠山の裏手にある個人所有の桜苑。4,000坪もの苑内には、染井吉野の他、紅枝垂れ桜等約20種、400本程の桜が植樹されています。
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以前は、地元の方々で楽しむ隠れた名所でしたが、メディアの発達により多くの人々に知られようになり、その人気は年々うなぎ上り。毎年、遠方から多くの人々が「原谷苑」目指して足を運んでいます。
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原谷苑の中でも、格別なのが、苑内を紅一色に染め上げる枝垂れ桜です。

枝垂れ桜が満開になる頃は、この世のものとは思えぬ程の美しさ。苑内には、桜の他、ユキヤナギやレンギョウなどの花々も咲き乱れます。枝垂れ桜が好きな方なら、誰もが一度は眼におさめたい素晴らしい桜の園です。
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原谷苑は、個人庭園を一般開放しているもので、自家用車での乗り入れを全面的に禁止しています。詳細は、公式HPのアクセスのページを参照のこと。

◇粟餅所・澤屋 (あわもちどころ・さわや)

粟餅所・澤屋は、天和2(1682)年の創業以来、北野天満宮の門前で300年以上も茶店を営む名店。名物は何と言っても、搗きたての粟餅。いつ訪れても、温かく柔らかな粟餅が頂けます。
出典:

粟餅所・澤屋は、天和2(1682)年の創業以来、北野天満宮の門前で300年以上も茶店を営む名店。名物は何と言っても、搗きたての粟餅。いつ訪れても、温かく柔らかな粟餅が頂けます。

一皿は、小豆餡の粟餅3つと、きな粉の粟餅2つ。ボリューム満点ですが、餅と比較して粟餅は軽い食感で、甘味もさっぱりとしているので、女性でもぺろりと頂けます。持ち帰りも販売しています。売切れ次第閉店となるので訪れるのなら、お早目に。
出典:

一皿は、小豆餡の粟餅3つと、きな粉の粟餅2つ。ボリューム満点ですが、餅と比較して粟餅は軽い食感で、甘味もさっぱりとしているので、女性でもぺろりと頂けます。持ち帰りも販売しています。売切れ次第閉店となるので訪れるのなら、お早目に。

粟餅所・澤屋
北野白梅町 / 和菓子
住所
京都市上京区北野天満宮前西入紙屋川町838-7
営業時間
9:00~17:00
※売り切れ次第閉店
定休日
木曜・毎月26日
平均予算
~¥999 /~¥999
データ提供:Tabelog

◆上賀茂神社(賀茂別雷神社)

【上賀茂神社の名木の一つ『風流桜』】
出典:

【上賀茂神社の名木の一つ『風流桜』】

京都で最も古い神社の一つ「上賀茂神社」。
近年はパワースポット、縁結びの神様として人気の高い世界遺産ですが、春の頃は花見客で賑わいます。社内には、由緒ある桜木が多く、枝垂れ桜の名木も散在しています。
【細殿傍らに咲く『みあれ桜』は、葵祭の神事の一つ「御阿礼(みあれ)」が、この桜の下で行われることから名付けられた紅枝垂れ桜。】
出典:

【細殿傍らに咲く『みあれ桜』は、葵祭の神事の一つ「御阿礼(みあれ)」が、この桜の下で行われることから名付けられた紅枝垂れ桜。】

はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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上賀茂神社の桜で特に素晴らしいのが、一の鳥居の右手にある二本の枝垂桜です。

北側にあるのが、白い花弁の『御所桜(ごしょざくら)』。手前にあるのが、紅色の『斎王桜(さいおうざくら)』です。斎王とは、巫女として奉仕した未婚の皇女のことですが、『斎王桜』は、名の通りに、清廉な女性を感じさせる花姿です。
【上賀茂神社『御所桜』。『斎王桜』と共に名の通る名木。御所桜の見頃は4月上旬頃。】
出典:

【上賀茂神社『御所桜』。『斎王桜』と共に名の通る名木。御所桜の見頃は4月上旬頃。】

◇神馬堂

上賀茂神社前の「神馬堂(じんばどう)」は、“焼き餅”で知られる明治5(1872)年創業の老舗店。
出典:

上賀茂神社前の「神馬堂(じんばどう)」は、“焼き餅”で知られる明治5(1872)年創業の老舗店。

完全手仕事で作られる焼き餅は、餅本来の甘味と食感、焼き目の香ばしさが秀逸。たっぷりつ詰まった小豆餡は程良い甘味。餅とのバランスも抜群と評判です。売り切れ次第閉店となるため、早目に訪問しておくのが肝心!です。
出典:

完全手仕事で作られる焼き餅は、餅本来の甘味と食感、焼き目の香ばしさが秀逸。たっぷりつ詰まった小豆餡は程良い甘味。餅とのバランスも抜群と評判です。売り切れ次第閉店となるため、早目に訪問しておくのが肝心!です。

◆半木の道(なからぎのみち)

京都市民の憩いの場“賀茂川”。春になると至る所で桜を楽しめますが、せっかくなら、北山通りと北大路の間、賀茂川の東岸に設けられた「半木の道」を訪れてみましょう。
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「半木の道」は、『紅枝垂れ桜』だけが約800mも続く散策路です。紅色のトンネルは、京都の春を代表する風物詩です。桜越しの賀茂川の風景も、この季節ならでは眺めです。例年の見頃は、4月中旬頃。
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◆京都府立植物園

はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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先に紹介した「半木の道」から近く、賀茂川の東畔にある「京都府立植物園」。
約24万㎡もの敷地には、約1万2千種類の草木が植えられています。梅林や椿園、洋風庭園や温室、自然林等などが園内に多彩に設けられ、四季折々に素晴らしい花々を楽しめる公立公園です。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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桜も多く、園内には「桜林」や「桜見本園」があり、種類も豊富です。特に人気なのは、遅咲きの『八重紅枝垂』です。

入場料は公共施設のため安く、飲食物の持ち込み(アルコール類は禁止)も可能で、気軽に花見に高じることができます。ゆったりと花見がするのならお勧めの名所です。

◇嘯月

京都屈指の上生菓子と評判の老舗和菓子店「嘯月」。食べログの和菓子部門で全国一位に輝く名店です。
出典:

京都屈指の上生菓子と評判の老舗和菓子店「嘯月」。食べログの和菓子部門で全国一位に輝く名店です。

「嘯月」は、創業以来作りたての味を守り、商品を陳列しないことで良く知られています。菓子は全て前日までの完全予約制で、受け取る時刻に合わせて、一つ一つ丁寧に手作りしています。
【画像は、「嘯月」の繊細な手仕事が伝わる『はるのやま』。上品な味わいで、しっとりと滑らか。奥行きのある美味しさ。】
出典:

「嘯月」は、創業以来作りたての味を守り、商品を陳列しないことで良く知られています。菓子は全て前日までの完全予約制で、受け取る時刻に合わせて、一つ一つ丁寧に手作りしています。
【画像は、「嘯月」の繊細な手仕事が伝わる『はるのやま』。上品な味わいで、しっとりと滑らか。奥行きのある美味しさ。】

季節感溢れ、見目麗しい「嘯月」の上生菓子は、味わいも上品で格別。古都ならではの繊細な味わいが楽しめる逸品です。
【「嘯月」の桜餅は関東風でも、京都ならではの繊細な味わいです。小豆餡は甘さ控えめで、舌触りも滑らかと評判。】
出典:

季節感溢れ、見目麗しい「嘯月」の上生菓子は、味わいも上品で格別。古都ならではの繊細な味わいが楽しめる逸品です。
【「嘯月」の桜餅は関東風でも、京都ならではの繊細な味わいです。小豆餡は甘さ控えめで、舌触りも滑らかと評判。】

嘯月
北大路 / 和菓子
住所
京都市北区紫野上柳町6
営業時間
9:00~17:00
定休日
日曜・祝日
平均予算
¥2,000~¥2,999
データ提供:Tabelog

2.洛東で恋する

◆平安神宮

はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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大鳥居、“時代祭”で知られる「平安神宮」。明治28(1895)年に行われた平安遷都1100年祭にあたって造営された京都全市の総社。

「平安神宮」は、かつての平安京を忍ばせる朱塗りの社殿や応天門が印象的ですが、社殿の周囲には池を中心とした広大な4つの神苑(池泉式回遊庭園)が配置され、樹木多く緑豊か。
【東神苑(奥は、泰平閣)】
出典:

【東神苑(奥は、泰平閣)】

明治を代表する造園家・七代目小川池兵衛によって作庭された神苑は、国の名勝にも指定されている通り、風光明媚な日本庭園の傑作として名高いものです。

春の頃は、『染井吉野』や里桜の『関山』や『鬱金』、『普賢象』等など約20種、300本もの桜が咲き開く京都屈指の桜の名所となります。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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平安神宮と言えば大極殿前の『左近の桜』が有名ですが、神宮の春の主役は、何と言っても遅咲きの『八重紅枝垂』。特に、西神苑と南神苑に乱れ咲いた『八重紅枝垂』は、文豪・谷崎潤一郎が、その代表作『細雪』の中で“紅の雲”と表現したように圧巻。零れるばかりに乱れ咲く枝垂桜は、京都の枝垂桜の中でも、誉れ高いものです。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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平安神宮の『八重紅枝垂』は、平安神宮創建時に仙台市長によって寄贈されたもの。元々は京都の近衛邸に伝わる『糸桜』を津軽藩が持ち帰り育て広めたものだったことから、“里帰りの桜”とも呼ばれています。寄贈された数本の苗木は、今や150本を超えるまでに増えて神宮を彩ります。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
出典:www.flickr.com(@Norio NAKAYAMA)
毎年4月上旬の頃になると、ライトアップした夜桜の下、幻想的なコンサートが開催されます。(詳細は公式HPで)
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◇平安殿 本店

平安神宮大鳥居の前に店を構える「平安殿」は、良質な素材、素朴ながらも上品な味わいで知られる老舗和菓子店。
出典:

平安神宮大鳥居の前に店を構える「平安殿」は、良質な素材、素朴ながらも上品な味わいで知られる老舗和菓子店。

平安宮の緑釉軒丸瓦の文様を映した『平安殿』が代表銘菓ですが、お勧めで人気なのが、醤油の香ばしさを加えた餅生地で、大納言のつぶ餡を包んだ『粟田焼』。生地の食感と風味、餡とのバランスがたまらない美味しさです。
出典:

平安宮の緑釉軒丸瓦の文様を映した『平安殿』が代表銘菓ですが、お勧めで人気なのが、醤油の香ばしさを加えた餅生地で、大納言のつぶ餡を包んだ『粟田焼』。生地の食感と風味、餡とのバランスがたまらない美味しさです。

◇京華堂 利保 (きょうかどう としやす)

二条川畔に佇む、明治36(1903)年創業の老舗和菓子店「京華堂 利保」。武者小路千家の茶菓子を手掛ける名店です。
出典:

二条川畔に佇む、明治36(1903)年創業の老舗和菓子店「京華堂 利保」。武者小路千家の茶菓子を手掛ける名店です。

京都一と誉れ高い『薯蕷まんじゅう』や季節の生菓子は、全て事前注文の販売ですが、代表銘菓『涛 々』や、与謝蕪村の句にちなんだ『しぐれ傘』は予約なしで購入できます。

銘菓『涛々』は、茶人好みの麩焼き菓子。大徳寺納豆入りの練り餡を、麩焼煎餅で挟さんでいます。大徳寺納豆の程良い塩気がアクセントで味わい深い逸品です。注文後に餡を挟むため、煎餅の食感が活きて実に美味と評判です。
出典:

京都一と誉れ高い『薯蕷まんじゅう』や季節の生菓子は、全て事前注文の販売ですが、代表銘菓『涛 々』や、与謝蕪村の句にちなんだ『しぐれ傘』は予約なしで購入できます。

銘菓『涛々』は、茶人好みの麩焼き菓子。大徳寺納豆入りの練り餡を、麩焼煎餅で挟さんでいます。大徳寺納豆の程良い塩気がアクセントで味わい深い逸品です。注文後に餡を挟むため、煎餅の食感が活きて実に美味と評判です。

桜を観賞したのなら、雅な絵柄が美しい麩焼煎餅『清風せんべい』もお勧め。
意匠同様に、軽い食感ではんなりとした甘さ。上品な味わいの煎餅です。意匠は季節毎に変わります。
出典:

桜を観賞したのなら、雅な絵柄が美しい麩焼煎餅『清風せんべい』もお勧め。
意匠同様に、軽い食感ではんなりとした甘さ。上品な味わいの煎餅です。意匠は季節毎に変わります。

◆円山公園

「円山公園」は、八坂神社、高台寺、知恩院などの名刹に囲まれた市内最古の公園です。開放的で広大な園内には、約600本もの桜の木が植えられています。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
出典:
円山公園の桜といえば、何と言っても公園中央の『祇園の夜桜』。
正式名は、『一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)』。現在の夜桜は、二代目。初代の桜の種から育成された桜です。花は小ぶりでも、樹高12m、枝張り10mと、枝ぶりは実に堂々として魅力的。ライトアップされた花姿は、その名に相応しく実に妖艶です。シーズン中の円山公園には露店が軒を連ね、賑やかな雰囲気の花見が楽しめます。
京都市:円山公園
※夜桜のライトアップ期間:2017年3月中旬~4月中旬 時間:日没~翌1時

◇甘泉堂 (かんせんどう)

祇園の路地奥にある「甘泉堂」は、知る人ぞ知る老舗の和菓子店。職人の手仕事による上質な羊羹や最中は、地元で長きにわたり愛されてきた評判の菓子です。
出典:

祇園の路地奥にある「甘泉堂」は、知る人ぞ知る老舗の和菓子店。職人の手仕事による上質な羊羹や最中は、地元で長きにわたり愛されてきた評判の菓子です。

名物は、五色の皮に味噌餡やこし餡等、五種類の餡が詰まった「五しき最中」ですが、お勧めは、やはり季節限定で販売される二種の羊羹。

清涼感と上品な甘味が印象的な「水羊羹」は、4月から9月限定。栗がたっぷりと詰まった『栗蒸し羊羹』は、10月から3月限定です。全国屈指の美味しさと評判の羊羹は格別の味わいです。
【画像は『水羊羹』】
出典:

名物は、五色の皮に味噌餡やこし餡等、五種類の餡が詰まった「五しき最中」ですが、お勧めは、やはり季節限定で販売される二種の羊羹。

清涼感と上品な甘味が印象的な「水羊羹」は、4月から9月限定。栗がたっぷりと詰まった『栗蒸し羊羹』は、10月から3月限定です。全国屈指の美味しさと評判の羊羹は格別の味わいです。
【画像は『水羊羹』】

甘泉堂
祇園四条 / 和菓子
住所
京都市東山区祇園町344-6
営業時間
10:00-20:00
定休日
日曜日
平均予算
¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供:Tabelog

3.洛中で恋する

◆京都御苑

京都御所を包み込むように広がる「京都御苑」は、一月以上もの間、様々な桜を楽しめる京都屈指の桜の名所。
2月から3月へと続いた梅林の見頃が過ぎると、御苑に桜の季節が到来します。
【「旧近衛邸跡」の『八重紅枝垂』】
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【「旧近衛邸跡」の『八重紅枝垂』】

園内には凡そ1,000本の桜が植えられ、種類も豊富。

中でも有名なのは、京都御苑の“三大桜”と誉れ高い、京都御所紫宸殿の『左近の桜』・宣秋門前の『御所御車返』・「近衛邸跡」の『糸桜』。「出水の小川」の『普賢象』や『関山』等の里桜や枝垂れ桜も美しく、よく知られています。
【京都御苑北西部の「旧近衞家邸跡」の枝垂れ桜『八重紅枝垂』。京都御苑は、かつて御所の周囲に宮家や公家の邸宅が建ち並んでいた、都の中心地。東京へ遷都した明治以降に荒廃した公家町跡に樹木が植えられ昭和24年に国民公園「京都御苑」となりました。】
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【京都御苑北西部の「旧近衞家邸跡」の枝垂れ桜『八重紅枝垂』。京都御苑は、かつて御所の周囲に宮家や公家の邸宅が建ち並んでいた、都の中心地。東京へ遷都した明治以降に荒廃した公家町跡に樹木が植えられ昭和24年に国民公園「京都御苑」となりました。】

京都御苑では、3月中旬頃から開花する「旧近衛邸」の枝垂れ桜『糸桜』を皮切りに、山桜、大島桜、里桜、八重桜と次々と様々な品種の桜が咲き開き、4月下旬に見頃を迎える「母と子の森」の『霞桜』で締め括られ、約1ヶ月もの間桜を楽しむことができます。
【「旧近衛邸」の枝垂れ桜『糸桜』。「旧近衛邸」の枝垂れ桜は、早咲きの『糸桜』と遅咲きの『八重紅枝垂』の二種。『糸桜』は3月下旬、『八重紅枝垂』は4月初旬から見頃を迎えます。】
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【「旧近衛邸」の枝垂れ桜『糸桜』。「旧近衛邸」の枝垂れ桜は、早咲きの『糸桜』と遅咲きの『八重紅枝垂』の二種。『糸桜』は3月下旬、『八重紅枝垂』は4月初旬から見頃を迎えます。】

【京都御苑・南西の「下立売御門」近くに広がる「出水の小川」の『糸桜』。「出水の小川」の周囲には、様々な品種の里桜が花開きます。御苑の桜のスポットの一つです。】
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【京都御苑・南西の「下立売御門」近くに広がる「出水の小川」の『糸桜』。「出水の小川」の周囲には、様々な品種の里桜が花開きます。御苑の桜のスポットの一つです。】

京都御苑 サクラ見どころMAP
※環境省によるPDFファイル

◆本山本満寺

はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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京都御苑へ足を運ぶのなら、御苑北側に位置する「本山本満寺」へも足を運んでみましょう。本満寺は、枝垂桜の名木があることで有名な寺院です。方丈前の枝垂れ桜は、花姿も美しく、枝ぶりも大きく見事。圧巻の枝垂れ桜です。

◆京都府庁旧本館

明治期に建てられた「京都府庁旧本館」も、京都御苑「下立売御門」から歩いて数分。本格的な洋風建築が魅力の隠れた観光スポットです。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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桜のシーズンには、中庭の『祇園枝垂桜』が咲き開き、館内から様々な角度で花見が楽しめます。薄紅色の枝垂桜とレトロな旧本館の取り合わせは、ノスタルジックで甘い雰囲気。お気に入りの一枚をおさめるなら旧本館へ立ち寄ってみましょう。
【中庭の枝垂れ桜は、円山公園の『祇園枝垂れ桜の』子孫の桜です。】
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【中庭の枝垂れ桜は、円山公園の『祇園枝垂れ桜の』子孫の桜です。】

◆二条城

世界遺産「二条城」は、国宝の二の丸御殿、本丸櫓門や本丸御殿等の重文の建築物、国の特別名勝二の丸庭園等など、見所が多い人気の観光名所です。また、先に紹介した京都御苑に勝るとも劣らない、京都屈指、洛中きっての桜の名所としても知られています。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
出典:www.flickr.com(@Kimon Berlin)
唐門の傍や二の丸庭園に咲く『御所御車返し』が特に有名ですが、城内の桜は品種豊かで実に多彩です。「桜の園」や「清流園」、「本丸庭園」などで、様々な桜を楽しむことができます。

特に素晴らしいのが『紅枝垂れ桜』。本丸庭園西側の並木道と清流園が枝垂れ桜のスポットです。天から降り注ぐように咲き開く花姿は、溜息が出るような美しさです。
【「清流園」の『紅枝垂れ桜』】
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【「清流園」の『紅枝垂れ桜』】

【「二条城」では、シーズン中、日暮れから夜間ライトアップが始まります。イベントもあるので、要チェックの名所です。】
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【「二条城」では、シーズン中、日暮れから夜間ライトアップが始まります。イベントもあるので、要チェックの名所です。】

◇麩嘉 (ふうか)

京料理に欠かせない生麩の専門店「麩嘉」。錦店が知られていますが、本店は、京都御苑「下立売御門」から歩いて数分の場所にあります。
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京料理に欠かせない生麩の専門店「麩嘉」。錦店が知られていますが、本店は、京都御苑「下立売御門」から歩いて数分の場所にあります。

「麩嘉」の生麩は、幾多もある専門店の中でも、舌触りが滑らかと評判です。
店内には、粟や胡麻等、多彩な風味を楽しめる生麩が色とりどりに並びますが、「麩嘉」へ足を運ぶのなら、やはり「麩まんじゅう」。生麩で小豆餡を包んだ抜群の麩饅頭です。笹の葉の清涼感、ツルッとモチっとした生麩の食感、小豆餡と生麩とのバランスも素晴らしく、特筆の美味しさです。
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「麩嘉」の生麩は、幾多もある専門店の中でも、舌触りが滑らかと評判です。
店内には、粟や胡麻等、多彩な風味を楽しめる生麩が色とりどりに並びますが、「麩嘉」へ足を運ぶのなら、やはり「麩まんじゅう」。生麩で小豆餡を包んだ抜群の麩饅頭です。笹の葉の清涼感、ツルッとモチっとした生麩の食感、小豆餡と生麩とのバランスも素晴らしく、特筆の美味しさです。

春の季節なら、季節限定の柚子味噌餡入りの“桜餅”仕立ての、麩まんじゅうもお勧めです。
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春の季節なら、季節限定の柚子味噌餡入りの“桜餅”仕立ての、麩まんじゅうもお勧めです。

麩嘉 府庁前本店
丸太町(京都市営) / 和菓子
住所
京都市上京区西洞院堪木町上ル東裏辻町413
営業時間
9:00~17:00
定休日
月曜日、最終日曜日
平均予算
~¥999
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◇塩芳軒(しおよしけん)

明治15年の創業以来、上質な原料を用いて丁寧な京菓子を作り続ける老舗店「塩芳軒」。京都御苑から歩いて15分程度ですが、訪れる価値のある名店です。【NHKの連続テレビ小説の舞台として撮影された「塩芳軒」の建物】
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明治15年の創業以来、上質な原料を用いて丁寧な京菓子を作り続ける老舗店「塩芳軒」。京都御苑から歩いて15分程度ですが、訪れる価値のある名店です。【NHKの連続テレビ小説の舞台として撮影された「塩芳軒」の建物】

代表銘菓は、創業当時から続く焼き饅頭「聚楽」。皮生地は独特の風味で、小豆餡のバランスが絶妙です。素朴な印象ながらも、味わいは実に繊細で、しみじみとした美味しさがある銘菓です。
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代表銘菓は、創業当時から続く焼き饅頭「聚楽」。皮生地は独特の風味で、小豆餡のバランスが絶妙です。素朴な印象ながらも、味わいは実に繊細で、しみじみとした美味しさがある銘菓です。

4.洛西で恋する

◆妙心寺退蔵院

はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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退蔵院は、禅寺で有名な妙心寺の西側に位置する公開塔頭。水墨画の祖である如拙筆の国宝『瓢箪図(ひょうねんず)』を所蔵し、室町期の絵師、狩野元信による枯山水庭園「元信の庭」と、昭和の小堀遠州と称された中根金作氏作庭の池泉式回遊庭園「余香苑」の二つの庭でよく知られています。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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桜の季節を彩るのは、「余香苑」の中心にある『紅しだれ桜』。
堂々とした枝ぶりが見事なこの桜は、平安神宮の紅枝垂れ桜の孫桜にあたり、樹齢50年程。2013年の春のキャンペーンで起用され、注目を浴び人気となった桜です。苑内は、滝が流れ落ち、緑豊か。遊歩道も設置されているので、枝垂れ桜を様々な角度からゆったりと眺められます。
はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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5.洛南で恋する

◆醍醐寺

はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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世界遺産「醍醐寺」は、真言宗醍醐派総本山です。
旧奈良街道の東方に位置する醍醐山全域が寺域で、醍醐寺はこの一山全てを総称しています。山上の上醍醐、山下の下醍醐に分かれ、広い寺域に国宝の金堂や五重塔を始めとする多くの堂宇や伽藍が散在しています。彫刻や絵画等、真言宗ゆかりの密教美術の宝庫でもあり、寺宝は十万点以上にものぼります。
【府内最古の木造建「五重塔」と樹齢100年を超える枝垂桜。】
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【府内最古の木造建「五重塔」と樹齢100年を超える枝垂桜。】

醍醐寺は、平安期から知られる桜の名所。

特に太閤秀吉が北政所や淀君を引き連れ、贅を尽くした“醍醐の花見”の宴を催したことで良く知られ、この宴を契機として、日本の“花見文化”が庶民にまで浸透した云われています。醍醐寺では秀吉の花見に倣い、例年4月第二日曜日に「豊太閤花見行列」が催されています。
【醍醐の花見のハイライト「三宝院」入口前の樹齢150年の『太閤しだれ桜』】
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【醍醐の花見のハイライト「三宝院」入口前の樹齢150年の『太閤しだれ桜』】

“花の醍醐”と愛称されるように、春の彼岸頃に咲く『河津桜』を皮切りに、枝垂れ桜、山桜、八重桜と続き、まさに百花繚乱、次々と桜が咲き開きます。醍醐寺の桜は、樹齢の長い巨木が多く、見応え充分。秀吉ゆかりの桜も今に残ります。
【「霊宝館」『大紅しだれ』】
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【「霊宝館」『大紅しだれ』】

醍醐寺の花見スポットは、五重塔がある「下醍醐」です。

醍醐寺の総門を潜ると仁王門まで桜並木の参道が続きますが、醍醐の花見のハイライトは、参道左手の「三宝院」と右手の「霊宝館」。中でも三宝院、霊宝館の咲き開く『大紅しだれ桜』は見事です。

「三宝院」は、花見の際に秀吉自ら設計したと伝わる池泉式回遊庭園で有名な醍醐寺の塔頭寺院。シーズン中は、「三宝院」奥の広場に花見席も設けられ、ゆったりと花見が出来ます。
【「三宝院」の枝垂れ桜】
出典:

【「三宝院」の枝垂れ桜】

6.京都駅でうっとり。桜の和菓子5選

はんなり、うっとり。枝垂れ桜に恋する“わたしの京都旅”
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桜に夢中になってお土産を買い忘れた方、花見スポットの近隣に気に入る和菓子店が見つからなかった方は、ジェイアール京都伊勢丹へ寄ってみましょう。

地下1階の和菓子フロアには、市内に本店を構える有名店の出店や、銘菓を扱うショップが軒を連ね、京ならではの和菓子がずらりと並んでいます。定番のお土産も良いですが、せっかくの桜の季節です。“桜”の香り、春の季節ならではの和菓子を購入して京都の春を手土産にしてみましょう。

JR KYOTO ISETAN
■B1Fのブランド一覧です。土産探しに便利。

鶴屋寿

鶴屋寿は、昭和23(1948)年に鶴屋吉信から独立した嵐山の老舗和菓子店。京都吉兆等嵐山の高級料亭の茶菓子や手土産として親しまれている有名店です。鶴屋寿の名物は、何と言っても『嵐山さ久ら餅』。
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鶴屋寿は、昭和23(1948)年に鶴屋吉信から独立した嵐山の老舗和菓子店。京都吉兆等嵐山の高級料亭の茶菓子や手土産として親しまれている有名店です。鶴屋寿の名物は、何と言っても『嵐山さ久ら餅』。

もっちりとした食感の道明寺の生地でこし餡を包み、香り高い桜葉で包んだ絶品の桜もちです。鶴屋寿では通年販売していますが、やはり桜の季節こそより美味しく感じるはずです。関東風の桜もちしかご存知ない方は、ぜひお試しあれ。
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もっちりとした食感の道明寺の生地でこし餡を包み、香り高い桜葉で包んだ絶品の桜もちです。鶴屋寿では通年販売していますが、やはり桜の季節こそより美味しく感じるはずです。関東風の桜もちしかご存知ない方は、ぜひお試しあれ。

俵屋吉富

俵屋吉富は、創業約250年を誇る老舗の京菓子司。代表銘菓は、丹波大納言小豆を使った棹菓子「雲龍」ですが、桜の季節なら『桜大福』がお勧めです。塩漬けの桜花を練り込んだ餅生地は春の香りいっぱい。餅生地の塩味とつぶ餡の甘味がちょうど良いバランスと評判の大福です。
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俵屋吉富は、創業約250年を誇る老舗の京菓子司。代表銘菓は、丹波大納言小豆を使った棹菓子「雲龍」ですが、桜の季節なら『桜大福』がお勧めです。塩漬けの桜花を練り込んだ餅生地は春の香りいっぱい。餅生地の塩味とつぶ餡の甘味がちょうど良いバランスと評判の大福です。

仙太郎

『ご存知最中』『ぼた餅』で人気の「仙太郎」。
仙太郎の菓子は、見た目よりも中身勝負。厳選された国産原料から作られる和菓子は、素朴ながらも上品な味わい。素直に美味しいと感じるものばかりです。

春の季節なら、季節限定の『桜ぼた』。刻み込まれた桜葉と桜花の塩気が小豆餡の甘味を引き立てて美味しいと評判。桜の香りも高い秀逸の餅菓子です。『花とだんご』も、桜の季節の人気商品。花見にぴったりの甘味です。
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『ご存知最中』『ぼた餅』で人気の「仙太郎」。
仙太郎の菓子は、見た目よりも中身勝負。厳選された国産原料から作られる和菓子は、素朴ながらも上品な味わい。素直に美味しいと感じるものばかりです。

春の季節なら、季節限定の『桜ぼた』。刻み込まれた桜葉と桜花の塩気が小豆餡の甘味を引き立てて美味しいと評判。桜の香りも高い秀逸の餅菓子です。『花とだんご』も、桜の季節の人気商品。花見にぴったりの甘味です。

七條甘春堂

「京菓匠 七條甘春堂」は、三十三間堂前に店を構える、干菓子・棹菓子で名高い老舗子店。

新春の頃から登場する季節限定の茶菓子「桜もち羊羹」は、店の人気菓子。桜の花びらをあしらった羊羹は、見目麗しく、味も抜群。名の通り、桜もちの食感と羊羹の美味しさを同時に味わえる珍しい羊羹です。
出典:

「京菓匠 七條甘春堂」は、三十三間堂前に店を構える、干菓子・棹菓子で名高い老舗子店。

新春の頃から登場する季節限定の茶菓子「桜もち羊羹」は、店の人気菓子。桜の花びらをあしらった羊羹は、見目麗しく、味も抜群。名の通り、桜もちの食感と羊羹の美味しさを同時に味わえる珍しい羊羹です。

笹屋伊織

笹屋伊織は、亨保元(1716)年創業の老舗店。
もちもちとした皮生地でこし餡を巻き上げた、代表銘菓「どら焼」は、京都でも人気の銘菓ですが、桜の季節なら、春の情景を映した、生菓子の『伊織のさくら』がお勧め。桜風味のこし餡がたっぷりと詰まった京都らしい和菓子です。パッケージも愛らしく、日持ちもするので、お土産にぴったりです。
出典:

笹屋伊織は、亨保元(1716)年創業の老舗店。
もちもちとした皮生地でこし餡を巻き上げた、代表銘菓「どら焼」は、京都でも人気の銘菓ですが、桜の季節なら、春の情景を映した、生菓子の『伊織のさくら』がお勧め。桜風味のこし餡がたっぷりと詰まった京都らしい和菓子です。パッケージも愛らしく、日持ちもするので、お土産にぴったりです。

旅のInformation(桜の開花情報)

【平野神社の枝垂れ桜】
出典:

【平野神社の枝垂れ桜】

京都桜開花情報|そうだ 京都、行こう。〜京都への旅行、観光スポットで京都遊び〜
■桜の開花情報が掲載されています。桜の開花は、気温や天候、場所によって変わり、開花時期が毎年毎年異なります。お出かけの際は要チェックです。

旅のおわりに

【世界遺産「二条城」の枝垂れ桜】
出典:www.flickr.com(@Kimon Berlin)

【世界遺産「二条城」の枝垂れ桜】

馥郁とした梅の香りが薄まる頃、開き始める“枝垂桜”。

水面にも。地の緑にも。朱塗りの社殿にも。
しなやかな花姿は、どの背景にも映えて、はんなりと愛おしく、時に妖しく、艶やかな表情を見せます。
【京都府立植物園の桜林の『八重紅枝垂れ桜』】
出典:

【京都府立植物園の桜林の『八重紅枝垂れ桜』】

白色も、紅色も。
遠目で眺めても。仰ぎ観ても。

はらはらと零れるように、枝いっぱいに花をつけた“枝垂れ桜”の花姿は、古都・京都の風情を身一杯に表したかのようです。
【京都御苑の枝垂れ桜】
出典:

【京都御苑の枝垂れ桜】

京都の本格的な春は“枝垂桜”から始まります。

春は恋する季節。年に一度咲く花に、思いを寄せに、ぜひ京都へお出で下さい。

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