大人も子供も夢中になれるファンタジーの世界へ
今回は「洋画」のジャンルから、一度は見ておきたい大ヒット作や、映画ファンに長く愛される不朽の名作などをまとめてご紹介します。
1.ハリー・ポッター
巨大な悪と戦う少年の物語
原作の一気読みもおすすめ
映画を見る前に原作の世界を味わうと、さらに面白みが増しますよ。コンパクトな文庫本も出ているので、全巻揃えてみてはいかがでしょう?
2.ファンタスティック・ビースト
ハリポタのスピンオフシリーズ
ハリポタの原作者J.K.ローリングが脚本を手がけるスピンオフ作品。ハリーがホグワーツに入学する約70年前を舞台に、主人公の魔法生物学者ニュートが繰り広げる冒険物語です。
ニューヨークを訪れたニュートは、トランクに閉じ込めていた魔法生物をうっかり逃がしてしまいます。偶然出会った人間のジェイコブと共に捜索を続けるうち、ニュートは魔法界と人間界の間にある深い溝や、闇の魔法使いの邪悪な企みと直面することになります。
2作目はキャストがさらに豪華
第2作目「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」には、若き日のダンブルドア役にジュード・ロウ、闇の魔法使いグリンデルバルド役にジョニー・デップが登場するなど、キャストも豪華。さらに、全5作で完結することが発表されており、今後も新作を待ち望む楽しみがあります。
3.マレフィセント
「眠れる森の美女」のアナザーストーリー
「眠れる森の美女」でオーロラ姫に呪いをかける恐ろしい妖精「マレフィセント」。本作ではそのマレフィセントを主人公に、彼女の知られざる生い立ちや切ない恋、内に秘めた情の深さなどが描かれます。
ディズニー映画ではオーロラ姫の誕生のお祝いに招待されなかったマレフィセントが腹を立て、オーロラ姫に呪いをかけるというストーリーでしたが、「マレフィセント」ではそれよりもずっと昔の出来事がきっかけになっていることが明かされます。ディズニー映画をすでに見ている人でも、きっと物語の奥深さに魅了されるはずですよ。
2作目はスケールがより壮大に
待望の続編では婚約したオーロラ姫を軸に、マレフィセントの母親のような情愛、妖精と人間が共生する難しさなどがテーマになっています。前作を凌ぐ映像の美しさも圧巻です。
4.美女と野獣
見えるものに囚われない本当の愛の物語
ハリポタで一躍有名になったエマ・ワトソンが、可憐なヒロインを演じたことで話題になった一作。劇中では数々の名曲も歌い上げ、極上のミュージカル映画に仕上がっています。
とある村で父親と暮らすベルは、帰宅しない父を探して森に入り、城の牢獄に閉じ込められている父を発見します。城の主は魔女の呪いで恐ろしい野獣に姿を変えられた一人の王子。その呪いは魔女が残した一輪のバラが散るまでに、誰かを心から愛し、また愛されなければ永遠に解けないものなのでした。
コクトー版も根強い人気
「美女と野獣」はこれまでに何度か実写化されていますが、1946年に詩人のジャン・コクトーが監督した作品は、今もコアな映画ファンから高い支持を得ています。ストーリーが多少異なるので、新旧を見比べてみるのもおすすめですよ。
5.メリー・ポピンズ
ミュージカル映画の不朽の名作
あのウォルト・ディズニー自らが製作を担当し、ジュリー・アンドリュースが主演を務めたミュージカル映画。劇中の歌は今も広く知られ、また当時ではかなり珍しかったアニメーションとの融合も見る人を魅了します。
いたずら好きな2人の子供の乳母を募集したバンクス家にやって来たのは、風に乗って空から舞い降りてきた不思議な女性メリー・ポピンズ。魔法を使って部屋を片付けたり、カバンの中から何でも取り出してみせたりするメリーに子供たちは大喜び。メリーの友人の大道芸人バートとも、夢のように楽しい時間を過ごします。
54年ぶりの続編は原作ファンに人気
エミリー・ブラントがメリー役を演じた「メリー・ポピンズ リターンズ」は、前作の20年後が舞台。3人の子供を残して亡くなった妻を思い、悲しみに暮れるマイケルの元に再びメリーが現れます。つんとすましたメリーのキャラクターは、原作に忠実とファンからも高評価。魔法の世界が家族に元気を取り戻させます。
6.パディントン
かわいいクマが繰り広げる冒険
児童文学作品「パディントン」の世界観をハイクオリティーなCGで表現した秀作。主人公のパディントンとキャストとの温かいやりとりに、見ているこちらもほっこりします。
南米ペルーからはるばる海を渡り、ロンドンのパディントン駅に辿り着いた一匹のクマ。偶然出会ったブラウン一家に「パディントン」と名付けられた彼は、様々な騒動を起こしながらも居候生活をエンジョイします。しかし、そんなパディントンを謎の美女(ニコール・キッドマン)が密かにつけ狙います。
2作目はスリルも感動もさらにUP
ペルーにいるおばさんのために貴重な絵本を買おうとするパディントン。しかし、その絵本は何者かによって盗まれ、パディントンは無実の罪を着せられて刑務所行きになってしまいます。強面の囚人たちとの生活、絵本の秘密を知っている怪しげな俳優(ヒュー・グラント)など、個性豊かなキャストと共に物語は大きく展開します。
7.マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
一人の女性の成長ストーリー
おもちゃ屋を営む魔法使いのマゴリアムおじさんをダスティン・ホフマン、目標を見失ったままお店の支配人になったモリーをナタリー・ポートマンが好演。ファンタジーでありつつ、一人の女性が成長する姿を描いたストーリーでもあります。
マゴリアムおじさんは御年なんと243歳。ある予兆を感じたおじさんは、支配人のモリーにおもちゃ屋を譲ると宣言します。しかし、それを聞いたおもちゃたちは一気に生気を失い、お店はまるで廃墟のように。モリーはお店にかかった魔法を蘇らせるために、会計士のヘンリーと共に必死で試行錯誤します。
素敵なファンタジー映画をたっぷり楽しもう
慌しい日常を一旦離れて、夢の世界にゆっくりと浸れる「ファンタジー映画」。ちょっと気分転換したくなったら、ぜひ心が洗われるファンタジー映画を見てリフレッシュして下さいね。
言わずと知れたファンタジー映画の超大作。両親を闇の魔法使いに殺された少年ハリーが、魔法界の平和を守るため、仲間と共に命をかけて戦う壮大なスペクタクルです。