誰かの人生を擬似体験できるのが映画の魅力
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
こんなおばあちゃんに憧れる!おすすめ映画10本
年齢にとらわれない行動力に圧倒される!元気をもらえる映画
アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー
イーディ、83歳 はじめての山登り
この映画は、ロンドンで30年間に渡って夫の介護をしていた女性が、夫が亡くなった後はじめて登山に挑戦する物語です。はじめて登山をする中で、歩いたり食べたり話をするなど、日常の“当たり前”の素晴らしさを再発見していきます。
何歳になっても新しいことにチャレンジしたり、今までとは違う世界を知りたいと思う気持ちを応援してくれる1本です。登山の方法や用具の紹介も詳しく解説されていますので、はじめて登山に挑戦したい方にもおすすめです。
マルタの優しい刺繍
スイスで製作されたこの映画は、日本ではミニシアター洋画部門興行収入ランキング1位を公開1週間という短期間で獲得し、話題となりました。
自分のやりたいことをしているだけなのに、周りから白い目で見られたり心ないことを言われたり。それでも自分の意思を貫こうとする強さに感銘を受けるはず。「世間の目」と闘っている人にパワーを与えてくれる映画です。
マリーゴールドホテルで会いましょう
イギリス・アメリカ・アラブ首長国連邦合作、豪華なキャストで描かれたコメディ&ドラマ映画です。それぞれの事情を抱えながらも第二の人生をインドのホテルで過ごすために訪れた男女7人の物語です。
イギリスからインドに来て、その環境に馴染めず帰りたいという人もいれば、インドで仕事を見つけて逞しく生きていこうとする人もいて様々ですが、新しい土地を愛し始めることになります。何処にいても、歳を重ねても、人生はやり直せる!多くの可能性があることに気づかせてくれる映画です。
はじまりはヒップホップ
ニュージーランドに住む平均年齢83歳のグループが、アメリカラスベガスで開かれるヒップホップの世界大会に挑戦するまでを追ったドキュメンタリー映画で、多くの賞を受賞しています。
高齢だけに、体の心配はもちろんラスベガスへ行くまでの金銭面での心配など、さまざまな問題を抱えながらも「静かに余生を送るのではなく、新しいことへのチャレンジが生き甲斐になる」という熱意のもとで世界大会に出場する姿に胸を打たれます。いくつになっても向上心を持ち続ければ夢は叶うかもしれない…これからの人生が楽しみになる珠玉の1本です。
自分の感性をいつまでも追求することの素晴らしさか学べる映画
フジ子・ヘミングの時間
魂のピアニストと評されるフジ子・ヘミングさん。80代になった今でもワールドツアーを行うフジ子・ヘミングさんを2年に渡って撮影したドキュメンタリー映画です。
国籍の問題を乗り越えて留学を果たすも、聴力を失うなどの悲しい出来事に見舞われます。それでもピアノをやめることはなく、今でも全身全霊を傾けて奏でる音は多くの人を魅了しています。どんなときでも前を向き、何度でも立ち上がることの大切さを教えてくれるはずです。
ターシャテューダー静かな水の物語
この映画は、絵本作家として活躍する一方で、そのライフスタイルが広く支持されているターシャ・テューダーさんのドキュメンタリー。年齢を重ねても自分の美意識を追求し、守り続ける強さに驚かされます。
何十年という時をかけて植物を育て、手をかけたものを大事にいただくという姿勢は、時間の使い方からものに対する向き合い方、さらに生き方について深く考えさせられます。
全てを受け入れて優しさで包み込む…その包容力に感涙する映画
西の魔女が死んだ
「西の魔女が死んだ」は、子供はもちろん大人も楽しめる梨木香歩さんの同名小説が原作となっています。西の魔女とは、イギリス人で母方のおばあちゃんのこと。そのおばあちゃんと共に過ごした日々が描かれています。
共に過ごしていれば、楽しいことがあるのと同じくぶつかることもあります。それでも相手を思いやり、いつまでも見守り続けてくれたおばあちゃんの優しさがひしひしと感じられる映画です。また、手作りを大切にする暮らし方、イギリス式の庭や質素だけれどあたたかみあふれる素敵なインテリアも見どころの一つとなっています。
おばあちゃんの家
映画のほとんどは、少年とおばあさんの2人で構成されています。わがままし放題の少年を決して怒ることなく、深い愛情を与えようとするおばあさんの姿に、徐々に少年も変化していきます。しっかり向き合い、見放さないとはどういうことか、そっと教えてくれます。
あん
ドリアン助川さん原作の小説「あん」を、河瀨直美監督が映画化。主演は日本を代表する名女優、樹木希林さんです。カンヌ国際映画祭をはじめ、国内外で高く評価され、多くの賞を受賞した映画です。
世間の目と闘いながらもひたむきに生き、やっと手にした幸せで平穏な毎日を自ら手放さなければならない辛さ…。誰のせいにするわけでもなく、誰かを恨むわけでもなく、優しく全てを受け入れるとはどういうことか、考えさせられます。きっと一期一会の1本となるでしょう。
「ルールはない。あっても破るだけ」と話すアイリス・アプフェル。加齢と体調不良は出不精につながりがちですが、彼女は外へ出て好奇心を満たすことで調子の悪さを吹き飛ばします。いつまでも子供のように目をキラキラさせて自分の“好き”を追いかける彼女の姿から、たくさんのパワーをもらえるでしょう。