初心者さん必見!今日から使える写真のテクニック10

初心者さん必見!今日から使える写真のテクニック10

愛する家族やペット、おいしい料理や美しい景色など、生きていると写真におさめたい瞬間がたくさんあります。そんなとき、SNSや雑誌で見かけるようなおしゃれな撮り方ができたら素敵ですよね。今回は、趣味で20年以上写真を撮り続けている筆者が、自身の経験から意識していることを10のトピックでお伝えします。写真を始めたい方や、始めたけれどうまくいかなくて悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てればうれしいです。2021年06月05日作成

カテゴリ:
アート・カルチャー
キーワード
カメラコツ写真初心者撮り方
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ちょっとした心がけでクオリティが大きく変わる

初心者さん必見!今日から使える写真のテクニック10
出典:unsplash.com
何かを見て心を動かされたから写真を撮ったけれど、なんとなくパッとしないと感じる、なんていうことはありませんか?実は筆者もそんな日がほとんどです。でも、いくつかのポイントをちょっと意識すると、自分でも納得のいく撮影ができることが増えてきました。今回は体験をもとに10のヒントをまとめ、「撮る前」「撮るとき」「撮った後」に分けて順にお伝えしていきます。どれも今日からすぐにできることですので、やってみようかなと思うものがあったら試してみてくださいね。

目次

撮る前:イメージ作りと準備が大切

1・どんな風に撮りたいかのイメージをはっきりさせる

自分が撮った写真がなんだかイマイチ…と思ったら、それは上達の第一歩。頭の中では「こんなのが撮りたいな」というイメージがあったのではないでしょうか。完成形をイメージするのはとても大切なんです。
ふんわりした雰囲気にしたい、陰影を印象的に出したい…など明確なイメージを持っていると、撮影時にも適切な判断ができるようになります。例えばふんわり系にしたいなら、あまりきつい色や形の被写体や背景を選ばないようにし、まわりをぼかすような撮り方をするのがおすすめです。逆に陰影を強調したいときは少し暗めの光加減にする、逆光を使うなどの方法があります。

他人の作品を見てどんな狙いで撮ったのかを分析すると、自分の中にも引き出しが増えていきます。また、アンテナも敏感になってきて、何気なく道を歩いているようなときにも素敵な光景を見落とさずに気付いてカメラを向けられるようになりますよ♪

2・良いコンディションで撮れるタイミングを狙う

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イメージがはっきりすると、撮るべき絶好のタイミングがあります。その機会を狙いましょう。例えば、ソフトな雰囲気にしたいときは、ギラギラした炎天下よりも午前中の柔らかい光の中で撮った方が良いですよね。天気予報も見ながら数日先まで視野に入れて検討します。
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室内での撮影では、電灯やフラッシュはどうしても人工的になりがちなため、できるだけ自然光の力を借りましょう。場所ごとに、季節や時間帯、天候によってどんな光が入るのかということを押さえておくと、イメージ通りの写真をとりやすくなりますよ。1日のうちのたった1時間でも好きな光が入る場所があれば、そこをお気に入りの撮影スポットにしましょう。

3・演出してくれるお助けアイテムを検討する

背景や添えもの

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せっかく素敵な被写体でも、ちらかった室内やシミのついたテーブルクロスの上だったら雰囲気が台無しですよね。被写体を引き立ててくれる背景を見立てましょう。また、撮りたいものに関連するアイテムや花をちらりと写り込むようにすると、ぐっとセンスアップします♪
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とくに小物や料理を撮ることが多い方には、木目や石の模様などの撮影用背景ボードが便利です。反射を軽減する工夫がされているものも多く、使い勝手が良いですよ。

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1,980円〜(税込)
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レンズフィルター

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例えば、花の花弁までぐぐっと寄って撮りたいようなとき、「もっと近寄りたいのに、ピントがどうしても合わない」ということはありませんか?レンズにはピントを合わせられる距離が決まっているため、対応しきれないことも。もちろんマクロレンズなどを手に入れればベストですが、高価で気が引けてしまう…そんなときは、クローズアップフィルターが助けてくれます。

レンズフィルターは手持ちのレンズの機能を拡張してくれるアイテム。クローズアップのほか、写りをソフトにするものや色味を変えるものもあるんですよ。
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【注意!】フィルターを選ぶときは、持っているレンズの直径を確認しましょう。同じサイズでないと装着することができません。また、クローズアップできる距離の段階によっていくつかのタイプがあるため、どのくらい近づきたいかを考えながらぴったりのものを見つけてくださいね。

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撮るとき:押さえどころは押さえて柔軟に

4・自分が動いてベストアングルを探る

人物が被写体のときは、「こっち向いて~」といって正面から撮影しがち。でも記録写真のような印象になってしまうこともありますよね。横顔や斜め後ろから撮ってみると、思いがけず雰囲気のある画になるかもしれません♪どんなものを撮るときも、自分からどんどん動いていろいろな角度から見てみましょう!

5・ターゲットだけを見ない

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何かを撮ろうとするときは、対象よりも「写真として切り出される四角形」を見て、全体が良い感じになるようにしてみてください。その結果、ターゲットが中心からずれたり四角形からはみだしたりしてもOKです。構図については黄金比などの定番の考え方がありますが、感覚でとらえる方がうまくいくことも多いんです。

6・曲がらないよう、ぶれないよう

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出典:pixabay.com
難しいことはあまり考えずに撮影を楽しみたいところですが、はずしたくないことが2点あります。それは「水平」と「ピント」です。

水平は水平に

水平線が傾いていると、人の目は思いのほか感知して違和感を生じることが多いです。海や草原など遠くに広がる風景はもちろん、ビルの外観や室内の柱も斜めにならないように気をつけましょう。

ピントは狙いを定めて

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一部分を際立たせてまわりをぼかした写真はとても印象的ですよね。このとき気をつけたいのは、目立たせたい部分にはきっちりとピントを合わせることです。シャッター半押しで確認できるカメラも多いのでうまく活用して、ぶれや意図しない部分にピントがいってしまうことがないようにしてみてください。

7・何パターンか撮っておく

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念のため同じ写真を何枚か撮っておくというのは多くの方が既にしていることかもしれません。ここでおすすめしたいのは、いろいろなパターンで撮っておくということです。別アングルや明るさの違いなど、はじめに「これがベスト」と決めて撮ったときには採用しなかった選択肢も一応試しておくと、後で見比べたときに案外良かったということもあります。
この動画では、カメラマンさんが実例を示しながら撮影のポイントを分かりやすく紹介しています。とても参考になるので見てみてくださいね♪

撮った後:ひと手間で劇的に印象が変わることも

8・画像を作り込む

トリミング

撮った写真を見返してみてなんだか締まらないと感じたら、被写体の配置を意識しながら上下左右の不要な部分をトリミングすると見栄えがよくなることがあります。正方形にすると不思議とおしゃれになることもあるので試してみてくださいね。

補正をかける

パソコンやスマホのソフトで画像補正をするのもひとつの手です。少しだけ傾いてしまった水平線を直す、明るさを変えるといったことから、やむなく白熱灯のもとで撮影したら赤っぽく写ってしまった色味を自然に近づけるようなこともできます。あくまでも補足的な使い方ですが、知っておくと便利です。
パソコンにもともと入っている「フォト」のソフトでできる補正について紹介しています。参考にしてください。

9・人に見てもらう

写真をはじめるきっかけがSNSへの投稿という方もいることでしょう。誰かに見てもらうのは上達への近道です。反応によって客観的な見方ができるようになりますし、なにより撮影への意気込みが変わってきます。SNSや投稿サービスなどに載せるほか、家族や友達に見せて感想を聞いてみるのもおすすめです。

10・自画自賛する

自分の作品はとかく欠点ばかりが気になってしまいがちなのですが、ぜひ良いところを見つける目も養ってください。狙いがうまくいったときはもちろん、偶然良い色が出たというのでもOK。ちょっとしたことでも自分をほめて達成感を味わいましょう♪少しずつ上達していると感じるのが長く続けるコツです。

自分なりのこだわりを大切に

心に響く写真は、撮った人のメッセージが伝わってくるようなものが多いのではないでしょうか。撮影には知識やテクニックも必要ですが、一番大切なのはその写真を通して伝えたいことや残したいことです。こんなふうに撮ってみようかなと思いをめぐらしてこだわりを深めつつ、楽しみながらのんびり続けていけたら素敵ですね♪

写真提供

Beautiful Free Images & Pictures | Unsplash

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