親しみある画材で描かれる色鉛筆画の魅力
リアル~メルヘンまで。多彩な表現が可能
片づけ要らずで気軽に始められる
基礎から始める!色鉛筆画の描き方
まずは道具の準備から
色鉛筆
グラデーションや細かい色の違いを表現したい場合は、色数の多い色鉛筆のセットを選ぶといいですね。
発色や色の定着性、描き心地などがメーカによって違うので、慣れてきたら自分の描き方に合った色鉛筆を探してみましょう。
国内であれば三菱鉛筆やトンボ鉛筆、海外であればファーバーカステルやステッドラーなどのメーカーは種類も豊富で人気があります。
また、外でのスケッチを考えている方は、持ち運びしやすいロールタイプや小さいケースに入ったものなどがおすすめです。
紙
ざっくりとした雰囲気で仕上げたい方は目の粗い画用紙を使用し、写実的で細かい絵を描きたい方はケント紙のようなツルツルとした紙を選ぶと良いでしょう。安価で入手しやすいマルマンなどのスケッチブックは、色鉛筆画だけでなくクロッキーやスケッチなどにも使えるので練習にもぴったりです。
鉛筆削り、消しゴム
鉛筆削りや消しゴムはお手持ちの使いやすいものでOKです。電動消しゴムを使うと細かく消すことができて表現の幅が広がるそう。また、光った部分を表現するために練り消しを使って白を浮き立たせる技法もありますので、いろいろ試してみてください。
鉛筆削りも、電動のものを使えば頻繁に削るのも苦じゃなくなりますね。細かく描くために色鉛筆の芯を長く細くしたい場合は、小刀などで自分の手で削って使いましょう。
下書き~基本の描き方
薄く下塗りをしたら、細かく描きこみをしていきます。光と影の部分を意識しながら色を選び重ねて、どんどん全体的に濃くしていきます。普通の消しゴムの角を使った裏技的表現も必見です。
絵の雰囲気や色の濃さによっては鉛筆で下書きをする場合もあります。色鉛筆より見やすく修正がしやすいので、慣れるまで鉛筆で下書きをしてもいいですね。鉛筆で下書きをしてそのまま上に色鉛筆で色を重ねる他、下書きを消しゴムで消しながら色をのせていく描き方もあります。
7つの塗り方&コツ
参考にしたい!色鉛筆画家さんの素敵な作品
リアル
風景
人物
花
動物
もっと上手になりたい!スキルアップ方法
初心者さんはカルチャー教室で学ぶのもおすすめ
独学におすすめのテキスト本をご紹介
■「写真みたいな絵が描ける色鉛筆画: 初心者からでもステップアップでここまで表現 」三上 詩絵(著)、日本文芸社■
教室に通うのが難しいという方は、テキストでじっくり勉強するのも良いかも。
初心者でもリアルな色鉛筆画が描けるようになるテキストがこちら。着色のプロセスが図解でとても丁寧に解説されているのが特徴です。
■「描き込み式 いちばんていねいな、色鉛筆レッスン: テクニックがやさしく学べる」弥永 和千(著)、日本文芸社■
こちらは書き込み式のテキストなので、とってもわかりやすくすぐ始められます。見本を見ながら下絵に沿って練習できます。ガラスや金属など難しい質感のモチーフもあるので、いろんなテクニックも身に付きます。
色鉛筆画に必要な基本の道具は、色鉛筆、紙、鉛筆削り、消しゴムです。
色鉛筆と紙は、どんなテイストの色鉛筆画を描きたいかによっても変わってくるので、最初は手持ちの物や安価なもので試してみるのがおすすめです。