ジェームズ・タレルってどんな人?
ジェームズ・タレル(James Turrell、1943年アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)は、主として光と空間を題材とした作品を制作している現代美術家である。光を知覚する人間の作用に着目し、普段意識しない光の存在を改めて認識させようとするインスタレーションを多数制作している。
出典:www.flickr.com(@Fran Tapia)
金沢21世紀美術館で見れる作品
金沢21世紀美術館
行ってみたい美術館の上位には必ず入る、石川県金沢市にある現代美術館のHPです。新しい試みも常に発信しており、興味深いイベントや企画展もあるのでこちらでチェックを。
『Blue Planet Sky』(通称、タレルの部屋)
通り過ぎていく光をとらえ、人間の知覚体験(見ること、感じること)に働きかける作品。空間に入ると、正方形の天井の中央部分にある正方形に切り取られた空へと視線が自然と向かいます。ここでは、四季を通じて朝から夜まで絶え間なく変化する光を体感することが促されます。しばらくこの空間に身を置いてみると、普段は気づかない感覚にみまわれるでしょう。「どのように光を感じるか」というタレルの問いかけは、私たち自身が普段は気づいていない知覚を呼び覚まそうとするのです。
『ガスワークス』(不定期に公開)
本作品は体験者がベッドに仰向けになり、タンク状の球体の開口部から内部に送り込まれます。内部では光が刻々と変化し、光に満ちた空間に横たわりながら、眼だけではなく全身で光を感じるという、一人用の体験装置です。
完全予約制の体験作品「ガスワークス」。体験者がベッドに仰向けになり、タンク状の球体の開口部から内部に送り込まれます。中では光による異次元空間を体験できるそう。SF映画の1シーンみたいな体験が出来るそうですごく興味深いです。不定期に公開するようなのでHPをチェックしてくださいね。
ベネッセアートサイト直島で見れる作品
地中美術館
瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設され、館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通して、また四季を通して作品や空間の表情が刻々と変わります。
『オープン・スカイ』
21世紀美術館の『Blue Planet Sky』と同じように四角い部屋の四隅のベンチから四角くくりぬかれた空を眺められます。ナイトプログラムもあり、タレルの演出する優しい光と夜の空のコラボレーションは素晴らしく、いつのまにか”時間”というものを忘れさせてくれます。
『オープン・フィールド』
一見すると壁に映し出されたただのブルーのスクリーン、しかしこのスクリーンは実は壁の開口部であり、中に入って体感することができる作品です。ブルーの空間の中は影も無く、上下の間隔も無くなり、まるでどこまでも続く宇宙空間を浮かんでいるかの様な感覚に陥ります。
家プロジェクト
家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。
現在も生活が営まれる地域で、点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものが作品化されています。
『南寺』
越後妻有大地の芸術祭の里で見れる作品
世界有数の豪雪地・越後妻有地域(新潟県十日町市+津南町)を舞台とする「大地の芸術祭の里」では、晴耕雨読、夏耕冬読の文化交流が、四季を通して行われています。
アーティストが手がけた文化施設は、地域の人々によって運営され、心温まるおもてなしで旅人をお迎えします。アートを巡る道程では、棚田やブナ林、祭りや伝統行事など越後妻有の風土や文化を五感いっぱいに感じることができます。ここでの体験は、私たちが忘れかけていたふるさとへの思いを呼び起こし、人と人、人と大地の新しいつながりを感じさせてくれるでしょう。
『光の館』
『ローデンクレータープロジェクト』
ローデン・クレーターは、米国アリゾナ州・ペインテッドデザートにある死火山の噴火口です。直径およそ300メートルの、すり鉢状になっているクレーターの底に寝そべって空を見上げると、あたかもプラネタリウムの天球を眺めているかのような感覚を得ることができます。
1979年、タレル氏はこのクレーターを買取り、以来20年以上に渡って「天然の天文台」に改造するプロジェクトを進めてきました。
出典:ggsoku.com
出典:www.flickr.com(@bunnicula)
こちらは模型。
クレーターの中に月や太陽を見るためのトンネルが仕掛けられていたり、真ん中に空を楽しむ仕掛けが配置されているらしいです。想像するだけでわくわくしますね。
いかがでしたでしょうか。
今回は日本国内の作品を中心にご紹介をしました。
知れば知るほど、ジェームズ・タレルって興味深い人物ですね。
彼の作品を体感しに、彼が誘う光の世界へ行ってみましょう!
今回は日本国内の作品を中心にご紹介をしました。
知れば知るほど、ジェームズ・タレルって興味深い人物ですね。
彼の作品を体感しに、彼が誘う光の世界へ行ってみましょう!
白い髭が特徴的な右側の方がジェームズ・タレル(James Turrell)さん