:*・゜光の芸術家.:*・ジェームズタレルの作品を体験しに行こう!

:*・゜光の芸術家.:*・ジェームズタレルの作品を体験しに行こう!

光と空間を題材とした作品を制作している現代美術家、ジェームズ・タレル。金沢21世紀美術館や瀬戸内海のアートの島、直島にある地中美術館等にある作品はとても人気があり、リピーターが後を絶ちません。アートに関心が無い人さえも虜にしてしまう、そんな魅力的な国内の作品をご紹介します。2017年04月26日更新

カテゴリ:
アート・カルチャー
キーワード
アートアーティストアート作品アートスポット現代アート
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ジェームズ・タレルってどんな人?

ジェームズ・タレル(James Turrell、1943年アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)は、主として光と空間を題材とした作品を制作している現代美術家である。光を知覚する人間の作用に着目し、普段意識しない光の存在を改めて認識させようとするインスタレーションを多数制作している。
出典:ja.wikipedia.org
白い髭が特徴的な右側の方がジェームズ・タレル(James Turrell)さん
出典:www.flickr.com(@Fran Tapia)

白い髭が特徴的な右側の方がジェームズ・タレル(James Turrell)さん

金沢21世紀美術館で見れる作品

金沢21世紀美術館

人生で一度は行ってみたい美術館のひとつ、石川県金沢市にある金沢21世紀美術館。現代美術に興味がない人も、大人も子供も楽しめる美術館。ジェームズ・タレルの作品以外にも、見て体験できる楽しみも沢山あります。金沢観光の際には是非ともルートに入れてみて。
出典:

人生で一度は行ってみたい美術館のひとつ、石川県金沢市にある金沢21世紀美術館。現代美術に興味がない人も、大人も子供も楽しめる美術館。ジェームズ・タレルの作品以外にも、見て体験できる楽しみも沢山あります。金沢観光の際には是非ともルートに入れてみて。

金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa.
金沢21世紀美術館は、「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を目的に開設されました。21世紀という大きな歴史の転換点にあたり、新たなまちづくりへの対応が求められています。金沢21世紀美術館は、ミュージアムとまちとの共生により、新しい金沢の魅力と活力を創出していきます。
行ってみたい美術館の上位には必ず入る、石川県金沢市にある現代美術館のHPです。新しい試みも常に発信しており、興味深いイベントや企画展もあるのでこちらでチェックを。

『Blue Planet Sky』(通称、タレルの部屋)

通り過ぎていく光をとらえ、人間の知覚体験(見ること、感じること)に働きかける作品。空間に入ると、正方形の天井の中央部分にある正方形に切り取られた空へと視線が自然と向かいます。ここでは、四季を通じて朝から夜まで絶え間なく変化する光を体感することが促されます。しばらくこの空間に身を置いてみると、普段は気づかない感覚にみまわれるでしょう。「どのように光を感じるか」というタレルの問いかけは、私たち自身が普段は気づいていない知覚を呼び覚まそうとするのです。
出典:www.kanazawa21.jp
通称「タレルの部屋」と呼ばれる作品で、石のベンチに座り四角くくりぬかれた天井から刻々と変わる空の様子を眺める事が出来ます。
朝の爽やかな空、お昼の流れる雲、漆黒に変わってゆく宵の空、様々な表情を見たくて何度も訪れるリピーターも多いそう。
出典:

通称「タレルの部屋」と呼ばれる作品で、石のベンチに座り四角くくりぬかれた天井から刻々と変わる空の様子を眺める事が出来ます。
朝の爽やかな空、お昼の流れる雲、漆黒に変わってゆく宵の空、様々な表情を見たくて何度も訪れるリピーターも多いそう。

刻々と変わる空の色や雲の形によって全く違う表情を見せる作品。ぼんやりと、いつまでも眺めていたくなります。
出典:

刻々と変わる空の色や雲の形によって全く違う表情を見せる作品。ぼんやりと、いつまでも眺めていたくなります。

夜は幻想的でとても静か。
出典:

夜は幻想的でとても静か。

『ガスワークス』(不定期に公開)

本作品は体験者がベッドに仰向けになり、タンク状の球体の開口部から内部に送り込まれます。内部では光が刻々と変化し、光に満ちた空間に横たわりながら、眼だけではなく全身で光を感じるという、一人用の体験装置です。
出典:金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa.
完全予約制の体験作品「ガスワークス」。体験者がベッドに仰向けになり、タンク状の球体の開口部から内部に送り込まれます。中では光による異次元空間を体験できるそう。SF映画の1シーンみたいな体験が出来るそうですごく興味深いです。不定期に公開するようなのでHPをチェックしてくださいね。

ベネッセアートサイト直島で見れる作品

瀬戸内海の美しいアートの島、直島。穏やかな瀬戸内海と数々のアートに浸ることができる特別な場所です。
出典:

瀬戸内海の美しいアートの島、直島。穏やかな瀬戸内海と数々のアートに浸ることができる特別な場所です。

ベネッセアートサイト直島
「ベネッセアートサイト直島」では作品の収集にとどまらず、アーティスト、建築家が各場所において作品を制作し、公開することによって最良の現代アートを鑑賞できる場を提供しています。日本の原風景ともいえる瀬戸内の自然や地域固有の文化の中に現代アート・建築をおくことによって、特別な場所を生み出していくことが「ベネッセアートサイト直島」の基本姿勢です。

地中美術館

瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設され、館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通して、また四季を通して作品や空間の表情が刻々と変わります。
出典:地中美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島
地中に埋まっているはずなのに、自然光が差し込むので一旦中に入ると地下とは忘れてしまうほど。建築と共に、たった三名の芸術家の為の贅沢なスペースをゆっくりと味わってください。
出典:

地中に埋まっているはずなのに、自然光が差し込むので一旦中に入ると地下とは忘れてしまうほど。建築と共に、たった三名の芸術家の為の贅沢なスペースをゆっくりと味わってください。

建築も作品として味わいたい美術館です。
出典:

建築も作品として味わいたい美術館です。

地中美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島

『オープン・スカイ』

21世紀美術館の『Blue Planet Sky』と同じように四角い部屋の四隅のベンチから四角くくりぬかれた空を眺められます。ナイトプログラムもあり、タレルの演出する優しい光と夜の空のコラボレーションは素晴らしく、いつのまにか”時間”というものを忘れさせてくれます。

『オープン・フィールド』

一見すると壁に映し出されたただのブルーのスクリーン、しかしこのスクリーンは実は壁の開口部であり、中に入って体感することができる作品です。ブルーの空間の中は影も無く、上下の間隔も無くなり、まるでどこまでも続く宇宙空間を浮かんでいるかの様な感覚に陥ります。

家プロジェクト

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家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。
現在も生活が営まれる地域で、点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものが作品化されています。
出典:www.benesse-artsite.jp

『南寺』

ジェームズ・タレルの作品のサイズにあわせ、安藤忠雄が建物を設計したという南寺。かつてここに実在していた寺の記憶をとどめようと建てられました。
真っ暗闇の中、光と言う存在そのものを体感できる作品になっています。
出典:

ジェームズ・タレルの作品のサイズにあわせ、安藤忠雄が建物を設計したという南寺。かつてここに実在していた寺の記憶をとどめようと建てられました。
真っ暗闇の中、光と言う存在そのものを体感できる作品になっています。

人数制限があり、一緒に並んだ数人と内部へ入ります。混んでいる時期は整理券が配られることもあるそう。何が始まるんだろう、と期待感が高まります。
出典:

人数制限があり、一緒に並んだ数人と内部へ入ります。混んでいる時期は整理券が配られることもあるそう。何が始まるんだろう、と期待感が高まります。

足を踏み入れると、真っ暗な空間。そこでどんな体験が出来るのかは行ってみてのお楽しみ。
きっと、日常では味わえない不思議な感覚になります。
出典:

足を踏み入れると、真っ暗な空間。そこでどんな体験が出来るのかは行ってみてのお楽しみ。
きっと、日常では味わえない不思議な感覚になります。

越後妻有大地の芸術祭の里で見れる作品

世界有数の豪雪地・越後妻有地域(新潟県十日町市+津南町)を舞台とする「大地の芸術祭の里」では、晴耕雨読、夏耕冬読の文化交流が、四季を通して行われています。

アーティストが手がけた文化施設は、地域の人々によって運営され、心温まるおもてなしで旅人をお迎えします。アートを巡る道程では、棚田やブナ林、祭りや伝統行事など越後妻有の風土や文化を五感いっぱいに感じることができます。ここでの体験は、私たちが忘れかけていたふるさとへの思いを呼び起こし、人と人、人と大地の新しいつながりを感じさせてくれるでしょう。
出典:www.echigo-tsumari.jp

『光の館』

越後妻有地域の伝統的な家屋、重要文化財星名邸がモデルの光の館。なんと宿泊施設でもあります。
もちろん見学だけでもOK。
畳の部屋では屋根がスライドして四角い切り取られた空間から空を眺める事ができます。
宿泊者は雨や雪が降らない限り、自由に屋根を開け閉めできる事もできるし、光ファイバーが光るお風呂に入れます。
芸術作品に宿泊することができる、というなんとも贅沢な体験を是非どうぞ。
出典:

越後妻有地域の伝統的な家屋、重要文化財星名邸がモデルの光の館。なんと宿泊施設でもあります。
もちろん見学だけでもOK。
畳の部屋では屋根がスライドして四角い切り取られた空間から空を眺める事ができます。
宿泊者は雨や雪が降らない限り、自由に屋根を開け閉めできる事もできるし、光ファイバーが光るお風呂に入れます。
芸術作品に宿泊することができる、というなんとも贅沢な体験を是非どうぞ。

日本家屋、畳の部屋で寝そべりながらジェームズタレルの作品を堪能できる幸せ。
出典:

日本家屋、畳の部屋で寝そべりながらジェームズタレルの作品を堪能できる幸せ。

周りに街灯はないので、夜は暗闇に建物がぼんやりと浮かびます。
宿泊すれば、特別な時間が味わえそう。
出典:

周りに街灯はないので、夜は暗闇に建物がぼんやりと浮かびます。
宿泊すれば、特別な時間が味わえそう。

宿泊は人気なので、早めの予約をおすすめします。
食事は自炊かケータリングです。
出典:

宿泊は人気なので、早めの予約をおすすめします。
食事は自炊かケータリングです。

光の館
光の館公式ホームページ。アーティストのジェームズ・タレルが、谷崎潤一郎の「陰影礼賛」にインスピレーションを得て、大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ2000において発表した作品。宿泊施設として公開中。ご予約はこのサイトで承っております。

『ローデンクレータープロジェクト』

ローデン・クレーターは、米国アリゾナ州・ペインテッドデザートにある死火山の噴火口です。直径およそ300メートルの、すり鉢状になっているクレーターの底に寝そべって空を見上げると、あたかもプラネタリウムの天球を眺めているかのような感覚を得ることができます。
1979年、タレル氏はこのクレーターを買取り、以来20年以上に渡って「天然の天文台」に改造するプロジェクトを進めてきました。
出典:ggsoku.com
こちらは模型。
クレーターの中に月や太陽を見るためのトンネルが仕掛けられていたり、真ん中に空を楽しむ仕掛けが配置されているらしいです。想像するだけでわくわくしますね。
出典:www.flickr.com(@bunnicula)

こちらは模型。
クレーターの中に月や太陽を見るためのトンネルが仕掛けられていたり、真ん中に空を楽しむ仕掛けが配置されているらしいです。想像するだけでわくわくしますね。

Roden Crater
ローデンクレーター・プロジェクトの公式サイトです。
いかがでしたでしょうか。
今回は日本国内の作品を中心にご紹介をしました。
知れば知るほど、ジェームズ・タレルって興味深い人物ですね。
彼の作品を体感しに、彼が誘う光の世界へ行ってみましょう!

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