イギリス人らしい誇りを持った男女が、インドの暮らしに呆れたり怒ったり。思わずふっと笑ってしまうような場面もはさみながら、笑顔の大切さや自由に生きる喜びを改めて知っていきます。好きなように生きるのに年齢は関係なく、いつだってやり直せる。そう思えたら、これからの未来が少し楽しみになりますね。

おじさんは、キャッチボールも上手にできないへなちょこ。でもその力の拔けたゆるい空気感が、こちらの気持ちまで温かくさせてくれます。おうち時間をゆったりと過ごすのにぴったりの映画です。

傷心旅ってよく言うけれど、実際はなかなかできることじゃないですよね。エリザベスはメンフィスやラスベガスへ旅しますが、同じように誰かを愛し傷つき想いを確かめ合う人々に出会います。傷心旅は心に栄養を与える旅。距離を超えて、愛しい人を思うのっていいなぁとじんわり染みてきますよ。

実は映画界での評価はいまいちで、毎年アメリカで最も駄作な映画に送られるゴールデンラズベリー賞の主演女優賞を受賞しています。でも、映画で描かれるアブダビは豪華そのもの。女性なら一度はゴージャスな旅に憧れますよね。確かにぶっ飛んでいるけど、夫婦や家族の問題、仕事、そして自身の年齢と闘う彼女たちにも、どこか共感してしまう。映画を見ながら夢のような女子旅、してみませんか？

モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの共演が話題になったこの映画。2人のおじさんが、死を前にしてこれまで我慢してきたことを全部やりきるためにでかける冒険旅行は、興奮の連続です。知らない世界を見て、初めての経験を重ねて、最後に行き着くのは家族の愛。映画を見終わった後は、きっと旅から家族の元に帰ってきた気持ちになりますよ。

恋にうまくいかない女性が自分らしさを取り戻す旅へ出かける物語ですが、実はこれは実話。エリザベス・ギルバートという女性が自らの体験を記したベストセラー小説を映画化したものです。イタリアの魅力的な食、インドでの修行を通して知る祈りの尊さ、そして神秘の国バリでは誰もが恋をする。各国の美しい景色が、あなたを世界旅行へと誘います。

こちらも実話。オーストラリアで幸せに暮らしていたサルーは、インドでの記憶を思い出しグーグルアースを使って故郷を探すのです。ついに故郷を見つけ出し、インドの地へ。サルーの25年越しのふるさと、そして家族との再会は、長い旅を終えたようなドラマティックな気持ちになり、熱い涙がこみ上げますよ。