映画から人生のヒントを学ぼう
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
くじけないで
一人暮らしをしていたトヨは、緑内障の手術をして元気をなくしていました。ある日、息子の健一に詩を書くことを勧められ、詩を書き始めるようになって徐々に元気を取り戻したトヨは、今までの人生を振り返っていきます…。
トヨさんの紡ぐ優しくて温かな言葉たちに勇気をもらえます。人生を大切に丁寧に生きて行こうと思える作品です。詩集「くじけないで」もぜひ読んでみてください♪
はなちゃんのみそ汁
乳がんと闘いながら残された時間で、娘が一人でも生きていけるようにとみそ汁作りを教えた安武千恵さん。そんな家族との日々を綴ったブログ「早寝早起き玄米生活」は、書籍化され道徳の教科書にも載りました。映画では、広末涼子さんが主演を務め、娘のためにたくましく生きる母親を好演しています。
乳がんと宣告された安武千恵は、治療中に寄り添ってくれた恋人・信吾さんと結婚。娘を授かり無事出産した千恵だったが、がんが再発してしまいます。自分の余命を悟った千恵は、娘にみそ汁作りを教えることに…。
こんな夜更けにバナナかよ
筋ジストロフィー患者の鹿野靖明さんの日常を綴ったノンフィクション「このこんな夜更けにバナナかよ」を映画化。今年の12月28日から公開になる実話がもとになった注目の作品です。主演は鹿野靖明さんと同じ北海道出身の大泉洋さん。オール北海道ロケで撮影されているのも魅力です。
幼い頃に筋ジストロフィーを発症し、車いす生活を送っている鹿野靖明さん。動かせるのは手と首だけで、大勢のボランティアに囲まれて生活しています。ただ、わがままでおしゃべりな自由人・鹿野さんは、夜に「バナナ食べたい」と言い出し、医大生ボランティア・田中とその恋人の美咲は、いつも振り回されてばかり。ある日、鹿野さんが突然倒れてしまい…。
生きていくこと、自分に素直になること、人との繋がり、難病や介護など、様々な事を鹿野さんを通して深く考えさせられます。大宅壮一ノンフィクション賞・講談社ノンフィクション賞を受賞した原作もぜひ読んでみてください!
奇跡のリンゴ
2006年にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられて大きな反響を呼んだ、りんご農家・木村秋則さん。無農薬栽培は不可能と言われてきたりんごの栽培に挑戦し続けた主人公を阿部サダヲさんが熱演しています。原作「奇跡のリンゴ」は30万部以上の大ヒットを記録し、映画はフィレンツェ映画祭2013では観客賞を受賞しました。
リンゴ農家である木村秋則さんは、妻・美栄子さんと一緒に青森でリンゴを栽培していました。年に十数回撒いていた農薬が原因で、体調を崩してしまった美栄子さん。妻の為に不可能と言われていたリンゴの無農薬栽培に挑むことを決意。何度も失敗し、借金が増えて極貧生活を強いられることになってしまい…。
人生をかけてリンゴの無農薬栽培に挑んできた木村秋則さんの姿に胸を打たれます。子供から大人まで幅広い世代に観てほしい愛に溢れた感動作です。
天国からのエール
高校生のために無料音楽スタジオ「あじさい音楽村」を作り、2009年にガンで亡くなった仲宗根陽さんの姿を描いた作品です。高校生に“にぃにぃ”と呼ばれて慕われていた主人公を、阿部寛さんが本人の服を借りたり減量をして熱演しています。
沖縄で弁当屋を営む大城陽は、弁当を買いに来る高校生がバンドの練習場所がないことを知ります。高校生のために弁当屋のガレージをスタジオに改装した大城陽は、“あいさつをすること”“赤点を取らない”“人の痛みがわかる人になること”の3つを守ることを条件に無料でスタジオを貸し出すことにし、高校生たちは大城陽を慕ってバンドの練習をしていましたが…。
若い高校生たちの夢を応援し、人としての基本を教える主人公の真っ直ぐで熱い姿、そして彼らとの交流に心温まります。
200万部以上のベストセラーを記録した詩集「くじけないで」。出版当時98歳の柴田トヨさんの壮絶な人生を描いた作品です。主演は八千草薫さんで、柴田トヨさんを上品に可愛らしく演じています。