覗きたい、「安野光雅」の世界
安野光雅さんについて
1926年、島根県津和野生まれ。終戦後、小学校の教員を務めるかたわら、本の装丁、イラストなどの仕事を手がける。1961年に教職を離れ画家として独立。その後の活躍で、文化功労者の受賞をはじめ、紫綬褒章、国際アンデルセン賞画家賞、ブルックリン美術館賞(アメリカ)、ケイト・グリナウェイ賞特別賞(イギリス)、BIB ゴールデンアップル賞(チェコスロバキア)など国内外の数々の賞に輝く。代表作は「ふしぎなえ」、「ABCの本」、「旅の絵本」、「繪本 平家物語」や、司馬遼太郎の紀行「街道をゆく」の装画など。
大人になっても楽しめる安野光雅さんの「絵本」
あいうえおの本
はじめてであう すうがくの絵本
ふしぎなえ
さよならさんかく
安野さん自身が旅をしながら描く「風景画」
黄金街道
黄昏のベニス
挿画や装丁が誘う「安野ワールド」
夏目漱石の『坑夫』表紙
出典:www.instagram.com(@seikoshabooks)
安野さんは、本の表紙画も数多く手がけています。新潮文庫の夏目漱石シリーズや、沢村貞子さんの「わたしの献立日記」、さらに司馬遼太郎さんの街道をゆくシリーズでは自ら旅に同行し、挿絵を担当したことも。何気ない風景を切り取り、優しい視点で描くのは安野さんならではの画風です。
安野光雅装幀集
海外で発売された「Bric a Bric」
もっと作品を観たいときは「美術館」へ!
作品をもっと見てみたい方は、安野さんの美術館を訪れてみてください。素敵な絵画と、周りの自然を楽しめる美術館を2つ、ご紹介します。
書店に並んだ本で。雑誌の中で。TVの画面から。誰が描いたかはわからなくても、この優しい色彩の水彩画を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。描いているのは安野光雅さん。絵本から書籍の装丁、イラストなど、手がけた作品はたくさんありますが、その中でも安野ワールドにたっぷり浸ることのできるおすすめの作品をご紹介します。