大切な物をそっとしまいこむ…「ouvrir」の紙箱
開ける度にときめきを思い出す「ouvrir」
「ouvrir」が生まれたきっかけとは?
『ものをつくる上でいつもオリジナリティという壁にぶつかり、なにかひとつを突き詰める事が出来ずに“自分らしい表現方法”というものを模索していました。
そんな中でふと、絵や文字、大好きな紙などを“箱”というひとつの形に集約してみたら面白いのではないかと思い立ったのがきっかけです。』
「ouvrir」の箱は、手にした時の心地よさやワクワクする気持ちを大切にして作っているんだそう。さらに箱に対する想いを、井上さんはこうお話してくれました。
自分らしい表現を探す中で見つけた「大好きなものを詰め込む」というシンプルな形。純粋に好きなものだからこそ、独自の世界観を作り出すことができるのですね。
「ouvrir」の紙箱をご紹介します
お気に入りをひとつひとつ入れたい『リングケース』
お気に入りのリングをひとつひとつ、そっと入れておきたい…そんな特別な“リングケース”。ヨーロッパのアンティークなジュエリーケースをモチーフに、井上さんが集めてきたさまざまな種類の紙を使って作られています。
蓋の内側には“Espoir(希望)”や“Favori(お気に入り)”など、手書きでフランス語のカリグラフィーが。ふわりとした毛皮のような質感の紙で作られた箱は、飾っておくだけで高級感があります。
こちらは蓋にイニシャルがデザインされたリングケース。文字などの装飾は、すべてひとつひとつ手描きで行っているんだそう。
コレクションしたくなる『標本箱』
「ouvrir」のもうひとつの魅力が、好きなものをぎゅっと詰め込んだ“標本箱”。こちらは「ouvrir」の紙箱の中に、たんぽぽの綿毛を入れたもの。そのまま飾るのはもちろん、リングピローとして使っても素敵ですね。
ビーチコーミングで集めた貝殻を、それぞれ箱に詰め込んだ作品も。天然の美しさを持つ貝殻たちが、「ouvrir」の箱によってさらなる新しい美しさを手に入れます。
砂浜の隙間から丹念に探し出した微小貝は、試験管のようなガラス瓶に入れて箱の中へ。「ouvrir」の箱にしまわれた標本たちは、時を超えて届いた不思議なプレゼントのよう。
なにを入れようか。『筒型ボックス』
落ち着きのあるアンティークな筒形ボックス。蓋についたタッセルが上品な雰囲気。お気に入りのアクセサリーはもちろん、ドライフラワーを入れるのも素敵ですね。
大切な人へ送る『リングピロー』
大切な後輩のために特別に作られた“リングピロー”。蓋の内側には名前と日付が描き入れられた、世界でひとつだけの作品です。こちらは現在販売はされていませんが、今後同じような作品を展開していく予定なんだとか。楽しみですね。
他にもこんな素敵な箱があります
ヨーロッパで昔使われていたというファーマシーボックスをモチーフにした、スミレの紙箱。使用しているのは、井上さんが自ら描いた植物画(ボタニカルアート)を取り込んだオリジナルの紙。紅茶染を施すことで、アンティークな雰囲気を演出しているんだそう。中に取り外し可能な仕切りがついているので、アクセサリーケースとしても◎
箱は細部まで心を込めて丁寧に作られています。そのままで飾れば素敵なインテリアに、大切な人への贈り物としても喜ばれるはずです。
「ouvrir」のこれから
“箱”という独自の表現方法で、美しい作品を生み出していく「ouvrir」。今後についてもお話を伺ってみました。
2018年は展示会やイベントへの参加などを予定しているそう。詳しい情報は「ouvrir」のHPやインスタグラムに掲載予定ですので、ぜひチェックしてみて下さい。
箱の中に、あなたはどんなものを入れますか?
お気に入りをそっとしまいたくなる「ouvrir」の紙箱。どこか懐かしく優しい、その特別な箱の中に、あなたならどんなものを入れますか?
さまざまな種類の紙を使って、小さく美しい紙箱を作る「ouvrir」。フランス語で“開ける”という意味を持つこのブランドは、まさに箱を開ける度にときめきを思い出す、特別な気持ちを呼び起こしてくれる箱です。