出典: 令和の今、ブームとなっているのが「昭和レトロ」。昭和の時代を知らない10代・20代の目には新鮮に映り、昭和を生きた世代には懐かしく、ノスタルジックな思いを掻き立てられるのが、その人気の理由だそう。
出典: そんな昭和レトロを体験できる全国のスポットをまとめました。見て・食べて、昭和の時代へタイムスリップしてみましょう!
昭和の文房具店や居酒屋を展示「江戸東京たてもの園」(東京)
出典: 江戸東京博物館の分館として、文化的価値の高い建造物を移築されている「江戸東京たてもの園」。約7haという広大な敷地には、江戸時代から昭和までの建造物が集められています。
出典: 昭和の文具店を再現。そろばんや墨汁、筆、でんぷん糊などが陳列されています。左手に見える引き出しは、映画「千と千尋の神隠し」の釜爺がいるボイラー室の壁一面の引き出しのモデルとなっているのだそう。
出典: 1970年頃の姿に復元された居酒屋。カウンター内には熱燗を作るための酒燗器が。どじょうや雀やき、たたみいわしなどといったお品書きも当時の風景を思わせます。この建物で営業していた「鍵屋」は現在でも鶯谷で営業が続けられていますよ。
鶯谷 / 居酒屋
- 住所
- 台東区根岸3-6-23-18
- 営業時間
- [月]
17:00 - 21:30(L.O. 21:00)
[火]
17:00 - 21:30(L.O. 21:00)
[水]
17:00 - 21:30(L.O. 21:00)
[木]
17:00 - 21:30(L.O. 21:00)
[金]
17:00 - 21:30(L.O. 21:00)
[土]
17:00 - 21:30(L.O. 21:00)
[日]
定休日
[祝日]
定休日
- 定休日
- 日曜日、祝日
- 平均予算
- ¥3,000~¥3,999
データ提供: レトロパッケージのお菓子が買える「江崎記念館」(大阪)
出典: 江崎グリコの本社にある「江崎記念館」。グリコのお菓子の歴史を見ることができます。入場無料なのにお土産としてグリコをもらえるお得感のあるミュージアムです。平日などは、予約が必要とされている日が多いので行く際にはご注意を。
出典: 大阪・道頓堀で有名なグリコネオン。その変遷も展示されています。周囲の看板も再現されているので、当時の街の風景を垣間見ることができます。
出典: ショップでは復刻版のプリッツやビスコも。中のお菓子は現在のものですが、パッケージのデザインは当時のものを再現しています。
昭和の部屋や台所を生活感たっぷりに展示「昭和日常博物館」(愛知)
出典: 北名古屋市にある「昭和日常博物館」。電化製品の普及が進みつつあった昭和の日常が鮮やかに再現されています。昭和の食卓でおなじみのちゃぶ台の上には数々の昭和を感じさせる品物が。「ひかりのくに」は当時の保育園・幼稚園児向け雑誌です。
出典: 畳の上にはアルミ(アルマイト)のお弁当箱や水筒が。戦前から普及しつつあったアルミのお弁当箱には、人気のアニメのキャラクターや、ロケットなど子供達が憧れるような絵柄が施されました。
出典: 昭和30年代まで使われていたかまど。棚にはお櫃(おひつ)があります。かまどは後に電気炊飯器に変わり、お櫃は保温ジャー、そして保温機能付きの炊飯器へと変わっていきました。
雑貨の購入もできる♪「骨董倶楽部/昭和なつかし館」(福島)
出典: 会津若松市にある「骨董倶楽部(コットンクラブ)」と「昭和なつかし館」。1階が骨董倶楽部というアンティークショップになっていて、ブリキのおもちゃを初めとする昭和の雑貨を購入することができます。
出典: 2階にはランプやはたきなどの雑貨から昭和の趣きを感じる部屋が。テレビからは昭和の大人気プロレスラーであった力道山の試合が流れています。
出典: お金を入れると音楽が流れるジュークボックス。昭和の音楽を聴けるだけでなく、音自体に味があるのも魅力。
ポップなおもちゃがたくさん♪「和倉昭和博物館とおもちゃ館」(石川)
出典: 石川県・七尾市にある「和倉昭和博物館とおもちゃ館」。1階が昭和の日常を再現したエリアとなっていて、2階には昭和の子供達が心を躍らせたおもちゃが集められています。
出典: 1階の昭和博物館にある駄菓子屋さん。当時は子供達がワクワクしながら通っていました。駄菓子だけでなく、メンコや羽子板、シャボン玉などおもちゃも陳列されています。
出典: 2階のおもちゃ館。昭和の男の子の憧れだった、車や飛行機のおもちゃやロボット、ロケットなどが並べられています。
出典: こちらは女のコのおもちゃ。キューピー人形などのお人形さん、おままごと用の家電のおもちゃなどが見られます。ピンクを中心にポップな色使いが昭和を感じさせますね。
出典: 屋外には昭和の車の展示も。「となりのトトロ」で出てきたような三輪のトラックもあります。
出典: 栃木・那須にある昭和の暮らしを再現した博物館。明治期~昭和に使用された人力車も展示されています。
駐車場には昭和の名車である日産の高級セダン「セドリック」が。
出典: 昭和の家庭を再現。家電や雑貨から昭和の雰囲気が漂いますね。部屋の中に入って写真撮影をすることもできます。
出典: 手打ち式のパチンコ台。実際に打って楽しむことができますよ♪
昭和のポスターと看板がズラリ!「昭和れとろ展示館」(山口)
出典: 山口県・下関市にある「昭和れとろ展示館」。地元である長府商店街の昭和の雰囲気が人気を集めているため、開館へと結びつきました。
館内にはボンカレーやオロナミンCといった商品の、昭和ならではのホーロー看板が所狭しと並べられています。
出典: 見どころは「男はつらいよ」の全48作品のポスター。寅さんの歴史、そして昭和から平成への移り変わりを見てとることができます。
グルメで昭和レトロを体感。昭和から続く喫茶店&レストラン
出典: 神保町にある、昭和30年創業の「さぼうる」。トーテムポールが印象的な外観は、創業当時からのもの。赤い公衆電話も目を引きますね。
出典: 店内はログハウス風の温かみのある空間。レンガ造りの壁には訪れた人のメッセージが書き込まれていて、それもお店の雰囲気を作り上げています。
出典: フードメニューはサンドイッチなどの軽食が中心。
こちらは、ベーコン・玉子・野菜など6種類の具から2種類選べる「ミックストースト」。ボリュームがあるので女性ならランチとして頂けますが、スパゲティやカレーが食べたい場合はお隣の「さぼうる2」へ。
出典: 看板メニューの生ジュース。バナナやパインなどの種類がありますが、特に評判が高いのはいちご。いちごのうま味がギュッと詰まっているのに甘過ぎず、男性からも人気です。
神保町 / 喫茶店
- 住所
- 千代田区神田神保町1-11
- 営業時間
- [月]
11:00 - 19:00(L.O. 料理18:00 ドリンク18:30)
[火]
11:00 - 19:00(L.O. 料理18:00 ドリンク18:30)
[水]
11:00 - 19:00(L.O. 料理18:00 ドリンク18:30)
[木]
11:00 - 19:00(L.O. 料理18:00 ドリンク18:30)
[金]
11:00 - 19:00(L.O. 料理18:00 ドリンク18:30)
[土]
11:00 - 19:00(L.O. 料理18:00 ドリンク18:30)
[日]
定休日
[祝日]
11:00 - 18:00
■ 定休日
不定休:祝日
- 定休日
- 日曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供: 静かにクラシックを楽しむ「名曲喫茶ライオン 」(東京)
出典: 昭和元年創業の「名曲喫茶ライオン」。渋谷・道玄坂のお店です。昭和20年の東京大空襲で全焼しましたが、その5年後に同じデザインで再建されました。
出典: 店内に入ると正面には大きな音響設備が。初代のオーナーがパイオニア社に特注で作らせた3Dサウンドシステムだそう。席は全て正面を向いているので、どこに座っても音楽がよく聞こえます。(※音楽を楽しむために私語は禁止だそうです。)
出典: 席に着くと、プログラムを渡されます。これは15時と19時の「定時コンサート」(クラシック音楽を流してくれるコンサート)の曲目を紹介したもの。
ドリンクは初代オーナーのロンドン仕込みのレシピに従って淹れられるコーヒーの他、昔懐かしいクリームソーダも。
神泉 / 喫茶店
- 住所
- 渋谷区道玄坂2-19-13
- 営業時間
- [月]
13:00 - 20:00
[火]
13:00 - 20:00
[水]
13:00 - 20:00
[木]
13:00 - 20:00
[金]
13:00 - 20:00
[土]
13:00 - 20:00
[日]
13:00 - 20:00
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999 /~¥999
データ提供: レトロビルディングで優雅に洋食を♪「ガスビル食堂」(大阪)
出典: 昭和8年、大阪・淀屋橋にガスビルが竣工したのと同時に開業した「ガスビル食堂」。開業当時は、東京の帝国ホテルから来たシェフが最新のガス厨房機器を用いて本格西洋料理を作る、ということで話題となりました。
出典: ビルの8階にあるので眺めもよく、大阪のメインストリートである御堂筋を見下ろすことができます。曲線を描いた大きな窓から柔らかい光が差し込むので、店内は明るく開放的な雰囲気。
出典: 「ガスビル食堂名物料理」とされているオムライス。コクのあるデミグラスソースは、その場で好きな量をかけてもらうことができます。中のケチャップライスには牛肉がたっぷり入っていて、デミグラスソースとの相性も抜群。
出典: 「特製ガスビルカレー」は、ビーフ・チキン・小海老・シーフードフライの4種類。ビーフカレーにはサイコロ状の柔らかいヒレ肉がゴロゴロ入っていて、肉の旨味を堪能できます。何日も煮込まれて野菜の甘みがしっかり出たルーも絶品。
淀屋橋 / 洋食
- 住所
- 大阪市中央区平野町4-1-2 ガスビル南館 8F
- 営業時間
- [月]
11:30 - 21:30(L.O. 20:30)
[火]
11:30 - 21:30(L.O. 20:30)
[水]
11:30 - 21:30(L.O. 20:30)
[木]
11:30 - 21:30(L.O. 20:30)
[金]
11:30 - 21:30(L.O. 20:30)
[土]
定休日
[日]
定休日
[祝日]
定休日
- 定休日
- 土曜日、日曜日、祝日
- 平均予算
- ¥4,000~¥4,999 /¥2,000~¥2,999
データ提供: 出典: 大阪のシンボル・通天閣がある新世界は下町で、昭和の雰囲気があちこちに残ったエリア。その新世界を代表する喫茶店が「ドレミ」です。
出典: 昭和42年に創業され、観光客からも地元の人からも愛され続けてきました。店内はその開業当時と変わらぬ姿です。
出典: ボリュームたっぷりの「プリンローヤル」。手作りプリンの周りにはアイスクリームの他、パイナップルやキウイなどのたくさんのフルーツが。プリンはほどよい固さで昔懐かしい味わいです。
恵美須町 / 喫茶店
- 住所
- 大阪市浪速区恵美須東1-18-8
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
10:00 - 18:00
[水]
10:00 - 18:00
[木]
10:00 - 18:00
[金]
10:00 - 18:00
[土]
10:00 - 18:00
[日]
10:00 - 18:00
- 定休日
- 月曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供: 【番外編】レトロ自販機で昭和の味を楽しむ「ドライブイン ダルマ」(京都)
出典: テレビ番組で取り上げられて話題となっているのが、京都・舞鶴にある「ドライブイン ダルマ」。いくつもレトロな自販機が並んでいますが、中でもラーメン・きつねうどん・天ぷらうどんと3つも麺類の自販機が揃っているのは珍しいため、「レトロ自販機の聖地」と呼ばれています。
出典: 麺類は自販機内で調理され、小さな器に盛られて出てきます。ラーメンが出てくるまでにかかるのは約27秒!厚めのチャーシューとシャキシャキのもやしがトッピングされていますよ。
出典: また、ハンバーガーの自販機は西日本ではここにしかない、ということでも人気を集めています。この他、ホットドックの自販機やチューインガムの自販機などもありますよ。
出典: イートインスペースの隣には懐かしのゲーム機やジュークボックスも。昭和の終わり頃に大流行したインベーダーゲームもありますよ!ジュークボックスでは美空ひばりや松田聖子、ジュディ・オングなどの昭和の名曲を聴くことができます。
おしゃれなカフェやレストランよりも、今はレトロなお店がキブン。東京都内でオススメな「昭和レトロ」を感じさせるごはん処を紹介しちゃいます♪
昭和レトロな純喫茶がブームの今!純喫茶好き女子が集まるのが「浅草」です。雷門やホッピー通り、洋食屋さんのイメージが強い人も多い「浅草」ですが、実は喫茶店の聖地でもあるのです。そんな浅草で特にオススメの喫茶店を紹介します!
出典: そのエレガントなデザインが今でも愛され続けているのが、中原淳一デザインのファッション。昭和の当時は「それいゆ」というファッション誌を創刊し、当時の女性のファッションをリードしていました。
出典: 昭和の女性の心を捉えた中原淳一デザインのワンピースやブラウス。洗練されたそのデザインはクラシカルさがありながらも、令和の今でも古臭さを感じさせず、女性の美しさを引き出します。
出典: 中原淳一は、ファッションだけでなくインテリアも手がけていました。こちらは少女の3畳の部屋として提案したインテリア。おしゃれなだけでなく、当時東京では住空間が狭いことが多かったため、小さな部屋でも友達を招くことができるようにするアイディアが詰まっています。
お店で通販で♪中原淳一デザインのワンピースやグッズが買える!
出典: 今でも上品で洗練された印象を与える中原淳一のワンピース。東京・広尾の店舗「それいゆ」で購入することができます。
出典: その他、京都や日本橋の高島屋で例年行われている「乙女魂」という展覧会で購入することも可能。また、オンラインショップではブラウスや手袋の他、ハンカチ、傘、iPhoneケースなど小物の取り扱いもあります(ワンピースは購入できません)。
出典: どこか温もりがある昭和レトロの世界。スマホもネットも無く生活は今ほど便利ではなかったけれども、だからこそ感じられる情緒があるのかもしれませんね。昭和レトロを体感する旅にぜひ出かけてみてください。
令和の今、ブームとなっているのが「昭和レトロ」。昭和の時代を知らない10代・20代の目には新鮮に映り、昭和を生きた世代には懐かしく、ノスタルジックな思いを掻き立てられるのが、その人気の理由だそう。