憧れの『ふんわり写真』!どうやったら撮れるの?
写真をかわいく・おしゃれに・うまく撮るには、ただすてきな被写体を撮影するだけではNG。
カメラ設定や撮り方をちょっと工夫して「光」「色」「構図」をコントロールすれば、あなたの思い通りの雰囲気ある写真を撮ることができます。
まずは光を味方につけて、思い通りの印象を。
写真の仕上がりは、光の種類で大きく変わります。
一番大事なのは、どこから光を受けるのか(=角度)。
同じ場所・同じ時間に撮影しても、光の角度が違うだけで印象はかなり違ってくるんです。
逆光、と聞くとなんだか撮影に向いていないような気がしますが、実はふんわり写真には欠かせないもの!
色の濃い被写体よりも、淡い色の被写体を選んだ方が、透明感のある写真が撮りやすいです。
背景をぼかすだけでも、とっても素敵な写真に!
被写体を引き立てるのにイチバン簡単な方法は、背景をボカすことです。
背景をボカして余計なものを写さないことで、被写体だけに視線が集中するからです。
背景をボカすにはどうしたらよいかというと、
開放絞り値が小さめの明るいレンズを使い、
絞り優先モードで絞りを開放する(絞り値を小さくする)ことでボカすことができます。
できることなら、開放絞り値F2.8以下のレンズがオススメです。
被写体にぐっ近づいて、背景をぼかす、それだけでこんなにも素敵な写真が撮れるんです。
背景に何を置くかで、バックの色味を変えられるので、そこを考えて撮ることがコツです。
背景も青にすると、とても幻想的な写真になりました。
こちらは、前側にも少しぼかしを入れています。
先にピントを撮りたいものへ合わせ、後からその前にぼかしたいものを入れていくようにすると綺麗な前ボケを作ることができます。
写真に思い思いの色をのせて、楽しむ。
デジカメの「ホワイトバランス」は、写真の色味をコントロールできる機能。色をつけるというよりは、差し込む光によって変わってしまう色合いを修正する機能といえます。蛍光灯の下はどうしても青白くなるし、曇りの日はグレーがかってしまう……そんなときにホワイトバランスを使うと、青さを抑えてナチュラルな色にしてくれたり、黄色みや赤みを足して晴れたときの色合いに近づけてくれたりします。
あえて写真に、ホワイトバランスを使うということもできます。
青みを加えて爽やかな印象にしたり、赤みを加えて温かい印象にしたり、と使い方は撮る人次第です。
こちらは青みを加えて、冬の透明感を演出♪
こちらは赤みを足して撮影されたものです。白い雲もほんのりピンクになって、温かい印象に。
ただ撮るだけ、ではなく構図も考えて
代表的な基本構図を3つご紹介します。この構図に当てはめるだけで、写真のちぐはぐさはなくなりますよ。慣れてきたら背景や被写体などからできる画面上のラインを見つけて、ラインが崩れないように撮影してみましょう。
①2分割構図
画面を縦横半分で分ける構図。よくあるのが、海と空を地平線で2分割した景色が代表的です。この地平線の高さを上にしたり、下にしたりすることで写真の印象を変えることができます。
この写真の場合は、菜の花畑と空との境界線がラインになります。
②3分割構図
画面を三分割し、交わる点に被写体や背景の線を配置させることでスッキリと見せます。
最近のカメラは撮影時にグリッドラインを表示する機能がありますので、慣れるまでは交わる点に被写体が来るように、グリッドラインを表示しながら撮影すると良いかもしれません。
③日の丸構図
被写体を強調するなら日の丸構図。画面の中心に映したいものを置くことで、インパクトを出すことができます。ただし、単調になりやすいので角度などに工夫が必要です。
レンズを変えて、表現の幅を広げていく
こちらは『魚眼レンズ』を使って撮影したもの。広がりを感じますね!
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
ゆるかわ写真家『きょん♪』さんのふんわり写真
をモットーに活動されているきょん♪さんの写真はとっても素敵です。
写真集もいくつか出されていますので、ぜひチェックしてみてください。
おわりに
ふんわり可愛い写真を撮るコツが少しは掴めましたか?
さあ、一番の上達への近道は、実践です!
お天気のいい日は愛機を持ってお散歩しませんか?
カメラを持って出かけると、普段の何気ない日常の一コマがとても愛おしく感じられますよ♪
こんな可愛いふんわり写真を撮れたら、写真ライフがもっと楽しくなりますよね♪