棒針編みで本格的な編み物に挑戦!
棒針編みは、細い糸が少しずつ大きなかたちになっていく面白さを体感することができる編み方です。棒針編みの基本の編み方と、眺めているだけでもわくわくする素敵な編み物の本をご紹介していきます。
棒針編みとかぎ針編みの違いとは
編み物をするときに使うのは、主に「棒針」と「かぎ針」です。
棒針は文字通り、棒状になった針を二本、または四本使って編むものです。ふわふわとして伸縮性のある編みあがりになり、セーターやマフラーなどに向いています。表編みと裏編みを組み合わせて、編んでいきます。
かぎ針は先端がかぎ状になった針で、棒針よりも短いので持ち運びもしやすいという特徴があります。しっかりとした編みあがりになるので、バッグやコサージュなど形のしっかりしたものを作るのに向いています。表と裏がないので、すいすい編んでいくことができます。
棒針編みのベーシックな編み方を学んでみよう
編み物の本などでは、編み目記号を使って、編み方を説明していきます。「表目」と「裏目」というのは、基本の編み方で使う編み目の呼び方で、「表編み」「裏編み」ということもあります。表目の裏の目が裏目になります。かぎ針編みには裏表がありませんが、棒針編みでは、表から見てどういう編み方になっているのか、裏から見てどういう編み方になっているのかということを考えながら編む必要があります。
メリヤス編み
ガーター編み
ゴム編み
編み図と毛糸がセットになったキットならトライしやすい
ネックから編むモヘヤのセーター キット
シェットランドのニットベスト キット
編んでみたくなる素敵なデザインの編み物本
まずは棒針の基本が分かる本を
『これ1冊できちんとわかる 棒針編みの基本BOOK』 鎌田恵美子(著) 出版社:マイナビ
ステップを進めていくごとに、新しいテクニックを学んでいくことができるという一冊です。少しずつ、作品を完成させながら、いろいろな編み方を覚えていけるなんて、一石二鳥ですね。
『大人のためのはじめての棒針編み ていねいな解説で必ず編める 』 リトルバード(編集) 出版社:世界文化社
棒針の使い方、毛糸の選び方から分かる初心者さんのための一冊です。プロセスが写真になっているので、とても分かりやすいんですよ。
すこし編めるようになったら、デザインを入れて
『大人の手編み冬こもの』 出版社:主婦と生活社
模様編みや編み込みなど23種類のデザインが載っている一冊。自分なりのアレンジをくわえていけば、世界にひとつだけの作品が出来上がります。
『サクッと編める! かわいい小物 かぎ針編みと棒針編み』 出版社:朝日新聞出版
すくない糸でも編める可愛いニット小物をご紹介しています。短いすきま時間でも完成するので、満足度も高いですね。
慣れてきたら、時間をかけてセーターにも挑戦!
『アラン模様のウエアと小もの (Let's knit series) 』 出版社:日本ヴォーグ社
ニットセーターといえば、やはりアラン模様は外せないもの。ベーシックで年齢を問わず、着ることができるデザインです。帽子やベスト、セーター、ロングカーディガンなどが載っています。
『DARUMA PATTERN BOOK 4 (ダルマ パターン ブック 4)』 出版社:横田株式会社
普段使いにぴったりのベーシックなセーターからブリオッシュ編みのお洒落なマフラーまで、さまざまなデザインのウェアを見ることができます。編み方も難しすぎず、チャレンジしてみたくなりますよ。
『ソノモノで編む、冬の編み物 2』 松本恵衣子 (著) 出版社:朝日新聞出版
ネックウォーマーや手袋などの小物から、セーター、ベスト、羽織りものといった大きなものまで約30点が掲載されています。他にはない可愛らしいデザインもあり、ただ、ページをめくっているだけでも楽しい気持ちになれる本です。
『糸とあみもの この糸で編みたい、素材感を楽しむニット』 那須早苗 (著) 出版社:文化出版局
きちんと感のある素敵なデザインのニットが多く、大人によく似合う落ち着きのある雰囲気がいいですね。じっくりと時間をかけて、丁寧に編みたくなるデザインばかりです。
『日々のあみもの 棒針編みの手仕事、着るものと身につけるもの』 那須早苗 (著) 出版社:文化出版局
ゆったりのどかな時間が感じられる心地よさのある一冊です。とてもきれいな編み目と写真で、完成度が高く、編み物という文化の面白さを体感させてくれます。
『風工房の定番ニット』 風工房 (著) 出版社:日本ヴォーグ社
丁寧に長く着ていける、シンプルでベーシックなかたちのニットを編むことができる一冊です。M、L、LLの3サイズ展開で、作りたいサイズが分かりやすくなっています。
『白い糸で編むセーターの本』 サイチカ (著) 出版社:文化出版局
白い糸をテーマにしたユニークなニット本です。「寄せては返す波のストール」など、素敵なネーミングにも惹かれます。糸は白ですが、素材を変えて編むことで、さまざまな印象のニットを作っていくことができます。
セーターやベストなど大きなアイテムを編んでいける棒針編み。編み方を組み合わせることで、さまざまな模様を作っていくことができます。普段使いのニットを自分で編むことができたら、思い入れの強い素敵なアイテムになりそうですよね。