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もし、お家のライフラインが断たれたら…
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頻繁に起こる地震や豪雨、さらに次々と来る大型台風など、自然災害に対する「備え」の大切さを改めて考える人が増えています。ただ「備え」といっても突然起こる地震と、ある程度予測できる台風のようなケースでは、用意する内容も方法も違います。
では、常日頃から私たちにできる「備え」とはどのようなことなのでしょうか。「備え」に対して日頃から意識を高く持ち、知識を蓄えることが本当に必要な時に役立つのかもしれません。
では、常日頃から私たちにできる「備え」とはどのようなことなのでしょうか。「備え」に対して日頃から意識を高く持ち、知識を蓄えることが本当に必要な時に役立つのかもしれません。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
停電への備え【食生活】
冷蔵庫が使えない。あると役立つ食品は?
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停電してしまうと、冷蔵庫が使えなくなります。また台風など外に出られない状況では、食料の買い出しも難しくなります。そんなときにあると助かる食品を予め知っておくと、災害時に役立つかもしれません。常温で保存できる食品を確認するだけではなく、その調理法も合わせて確認しておきましょう。
水分
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飲用としてだけではなく、料理をするためにも水は大切。家族の人数にもよりますが、水のペットボトルは常に備えておきたいですね。また非常時は野菜の摂取量が少なくなるので、野菜ジュースがあると安心。ただし冷蔵庫が使えないので、大きなパックではなく1回で飲みきれる小さめのサイズが腐りにくくおすすめです。
炭水化物
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菓子パンなら調理もいらずにそのまま食べることができるので、一見「備え」に向いていると思いがちです。でも停電が長くなると冷蔵庫が使えずに常温で保存となり、カビが生えやすくなります。そのため冷蔵庫が使えない場合は、常温保存ができるシリアルやパスタがおすすめ。シリアルはそのまま食べられますし、パスタはカセットコンロで調理も可能です。
タンパク質
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肉や魚も冷蔵庫が使えないと保存が難しい食品。常温で保存できる食品には、魚肉ソーセージや水煮大豆、煎り大豆などがあります。でもこれらの食品が手元にあっても調理法がわからないのでは使えません。そこで日頃からこれらの食品を使ったレシピを確認したり、実際に調理してみるのも大事ですね。
調理家電が使えない。どうやって調理する?
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停電するとIHやガス台が使えなくなるので、どんなに食品を備蓄していてもご飯をつくることが難しくなります。そんなときに役立つのはカセットコンロ。カセットガスの残量をきちんと確認して、ストックしておくことが大切です。
「カセットコンロ」と「鍋」を活用
停電で炊飯器が使えなくても、電子レンジでご飯を温めなくても、カセットコンロと鍋があればご飯を炊くことが可能です。火加減や蒸らし方を知っておくことで、もっちりとしたおいしいご飯を味わうことができますね。
カセットコンロがあると、温かい鍋料理を作ることができますよ。鍋用のスープもたくさん市販されていますが、家にある調味料を合わせるだけでも十分おいしいスープを味わえます。またパックご飯や冷凍のご飯もある程度自然解凍されれば、鍋の最後に入れることができるので大満足の一品に。
断水への備え
浴槽に水を溜めておく。活用法と注意点
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災害時には浴槽に水を溜めておくといい、と耳にしたことがありますよね。でもその水の活用法を知らなければ、溜める意味がありません。そこで溜めた水の活用法と注意点を確認しておきましょう。
トイレを流すために
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断水時はトイレの中にバケツなどで直接水を流しましょう。さらにその後もしっかりと流すために3~4リットルの水を流す必要があります。またトイレに使用する場合は、お風呂の残り水は避けましょう。髪の毛やごみが残っていると、トイレのタンクが詰まってしまい使えなくなってしまうことも。そのため、お水を溜める時はしっかりと浴槽を洗って、新たに水を溜める必要があります。
また状況によっては、水を流してはいけない場合もあります。それは地震によって配管が壊れていたり、詰まりを起こしている時です。水を溜めておいたからと無理に流さずに、自治体のホームページ等で情報を確認することも覚えておきましょう。
災害時のトイレ使用に関する詳しい情報がまとめられています(PDF)
小さな子どもがいる家庭は注意!
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小さな子供がいる家庭では、水を溜めることがベストな方法とは言い切れません。大人が目を離したすきに、浴槽の中に頭から落ちてしまうという事故がたくさん報告されています。そのためトイレを流すための水を確保するよりも、災害用トイレを備蓄しておく方が安心なのかもしれませんね。
自宅トイレを活用したものや、簡単に組み立てられる簡易トイレなど、さまざまなシチュエーションに対応した災害用トイレが流通しています。
自宅トイレを活用したものや、簡単に組み立てられる簡易トイレなど、さまざまなシチュエーションに対応した災害用トイレが流通しています。
災害用トイレ
ペットボトル水の備蓄。賢い方法は?
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水の備蓄は積極的にしておきたいこと。でも災害が起きてから時間が経つと段々とその必要性が薄れてしまい、結局「また今度」と後回しにしてしまうことも。どんなに食糧の備蓄が完璧でも、水がないと困ってしまいますよね。そこで上手な備蓄の方法を確認しておきましょう。
ローリングストック法で無駄なく消費
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定期的に新しい水を使うことで、常に新しい水を備蓄できるローリングストック法を取り入れてみましょう。ネットなどでも「定期便」といった販売方法もあります。予め半年ごとに1ケースなどと設定をしておくだけなのでとても簡単です。新しい水が届いたら、保存していた水は調理などに使いましょう。
水ペットボトル(定期おトク便)
子どもを安心させるための備え
ふだんから「非日常」シーンを楽しく体験させる
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災害時は大人だけではなく、子供も気持ちが不安定になってしまうことも。だからこそ災害時だけではなくいつもの生活の中で、少し不便だったり手間が必要なことを体験しておきましょう。遊びの中で楽しく体験しておくことで、「非日常」への順応性が高まるかもしれません。
照明を消す生活
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停電した際には暗闇を怖がる子供も多いので、遊びの中で照明を消したり薄暗い中でライトだけという状況を体験しておきましょう。たとえば、「秘密基地ごっこをしよう」と子供を誘って、部屋を暗くして非常時のライトだけでお話しするというのも遊びの一環として疑似体験できますよ。
TVやゲーム機のない生活
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TVやゲーム機がなくても楽しむために、日本の昔ながらの遊びを教えてあげるのもおすすめです。おはじきやコマ、すごろくや折り紙など、家族みんなで遊べるといつもとは違う楽しみ方ができますよ。
“慌てない心”を忘れないために
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災害時にはいつも通りの毎日を過ごすことができるありがたさを身に染みて実感します。そんないつも通りの毎日の中で、少しでも備えを意識できればきっと非常時に役立つことができます。
時間が経つとその意識も薄れてしまいがちなので、必要性を感じたタイミングで行動を起こすように心がけましょう。
時間が経つとその意識も薄れてしまいがちなので、必要性を感じたタイミングで行動を起こすように心がけましょう。