夕方になると頭皮がベタつく…なんとかしたい!
でも、原因を知ってきちんと適切に対処すると、症状が軽減されサラサラの髪を目指すことができます。この記事では、頭皮のベタつき・臭いの原因と、それを防ぐ方法、おすすめシャンプーやグッズをご紹介します。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
頭皮の「ベタつき・臭い」の原因は?
汚れを十分に洗い流せていない
十分に乾かせていない
シャンプーのあと、濡れたまま髪をしばらく放置したり、ドライヤーを使わず自然乾燥させたりするのは注意が必要です。洗濯物が生乾きだと雑菌が繁殖して臭うのと同じように、頭皮が濡れたままだと蒸れてベタつく原因に。そして雑菌が繁殖してしまい、臭う原因となってしまいます。
脂質の多い食生活
一見、無関係なように思えますが、食生活と皮脂の量は関係があると言われています。肉類やバターなどの動物性脂肪や、揚げ物などの油っぽいものの摂りすぎは、血液中のコレステロールに影響を与え、皮脂の分泌が増える原因となることも。頭皮がベタつきやすい人は、まず食生活を見直してみることが重要です。
睡眠不足
睡眠時間が短いと、頭皮の新陳代謝に必要な「成長ホルモン」の分泌が低下する可能性があります。そうなると、健康な頭皮を保つことが難しくなり、乾燥しがちに。頭皮が乾燥すると、皮脂が不足していると身体が察知し、かえって皮脂の分泌が増加してしまいます。寝る前にスマホの画面などの強い光を浴びたり、寝る直前に食事や入浴したりすると、睡眠の質が低下するので注意が必要です。
ストレス
過剰なストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れホルモンバランスに影響を及ぼします。皮脂の分泌に影響を与える男性ホルモンが増加して、頭皮がベタつく要因に。毎日、不規則な生活をしていたり、些細なことをクヨクヨと抱え込んでしまうと、ストレスが増大し、頭皮にも影響を与えます。
使っているシャンプーが合わない
自分の頭皮の状態と使用しているシャンプーの相性の悪さも、臭いの原因になりえます。頭皮がベタつく人には、さっぱりタイプのシャンプーがおすすめ。でも、あまりにも洗浄力が強いものだと頭皮が乾燥し、皮脂が足りないと勘違いしてかえって皮脂が過剰に分泌される場合もあります。そういう場合は、ノーマルタイプに変更してしばらく様子を見るとよいでしょう。また、湿り気のあるフケが出てくるときは、頭皮トラブルが起きているケースもありますので、その場合は皮膚科で診てもらいましょう。
頭皮のベタつき・臭いを抑える方法は?
しっかりと髪を乾かす
タオルドライや自然乾燥だけで済ませるのではなく、必ずドライヤーを使って髪を乾かすようにしましょう。ただ、ドライヤーの熱も頭皮や髪にダメージを与えかねないので、小刻みに振って熱を分散させ、髪から20cmほど離して使用するのがポイントです。
脂質が多い食事を控える
頭皮のベタつきや臭いの原因となる油っぽい食事は避け、栄養バランスの取れた食生活を心掛けるようにしましょう。脂質の代謝を助けてくれる「ビタミンB群」や、皮膚の健康をサポートしてくれる「ビタミンC」など、頭皮の健康に役立つ栄養素を意識して摂るとよいでしょう。不足しがちな栄養素はサプリメントで補うのもひとつの方法です。
ストレスをためない
ストレスをため込まないように、適度に発散させましょう。解消方法は人それぞれですが、好きな音楽を聴いたり、気の許せる友人や家族と会話を楽しんだり、緑の中を散歩したりと、自分に合った方法でストレスとうまく付き合うことが必要です。
良質な睡眠を心掛ける
頭皮の新陳代謝を整えるためには、良質かつ十分な睡眠が必要。最低6時間は、睡眠時間を確保するようにしましょう。また、睡眠の質を向上させるために、寝室の気温や湿度に気を配ったり、寝具を快適なものに変えましょう。寝る前にスマホやテレビを見るのは避けたほうがよいでしょう。
正しい方法でシャンプーする
ブラッシング
ぬるま湯で予洗い
頭皮と髪をぬるま湯でしっかりと濡らしましょう。しっかり濡らすことでシャンプーの泡立ちが良くなり、汚れや過剰な皮脂を洗い流しやすくなります。
シャンプーを泡立てる
丁寧に洗う
シャンプーの泡を髪と頭皮につけて、指の腹で丁寧に洗います。爪を立てると頭皮が傷つくので、指の腹を使い、頭皮をマッサージします。マッサージで血行を促進させることで、頭皮環境の改善が期待できます。このときシャンプーブラシを使うと、毛穴の奥の汚れをしっかりとかき出すことができ、頭皮がすっきりします。
丁寧にすすぐ
頭皮に洗浄成分が残るとベタつきの原因となるので、丁寧にすすぎましょう。皮脂を洗い流しすぎないように、熱いお湯ではなくぬるま湯で。特に、髪の生え際や耳の後ろ、首まわりなどは念入りにすすぐようにしましょう。
シャンプー選びにはこだわって
頭皮の臭い・ベタつきを防ぐためには、シャンプー選びも重要です。頭皮の環境を整えてくれるスカルプケア成分が配合されているものや、優しく洗い上げるアミノ酸系のシャンプーがおすすめ。殺菌・抗菌作用のある薬用成分が含まれているシャンプーだと、頭皮の臭いの原因となる細菌を抑えられてより効果的です。
シャンプーには、頭皮の汚れや汗、整髪料などを洗い流す役割がありますが、シャンプーを使わなかったり、洗浄力が弱すぎるシャンプーを使ったりすると汚れを十分に洗い流せません。また、すすぎが十分でなかったり洗い残しがあると、臭いの原因になりかねません。とくに、朝シャンをする人は注意が必要です。頭皮に付いた一日の汚れがそのままの状態で布団に入ることになり、さらに寝汗をかくので常在菌が繁殖しやすい状態に。頭皮が臭う環境が揃ってしまいます!