おうちでの紫外線対策、できていますか?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
紫外線と日焼け止めのキホン
「UVA」と「UVB」について
もう一方の「UVB」は、肌への影響が大きい紫外線です。その多くがオゾン層などで吸収されるため、地表に降り注ぐ量は全紫外線の約5~約10%と、UVAよりもかなり少ないですが、日焼け・炎症・しみの原因になったり、肌の細胞やDNAを傷付けて皮膚がんの原因を作ったりと、悪影響を与えます。
室内にも紫外線は降り注いでいます!
この2種類の紫外線のうち、物質の影響を受けにくいUVAは、窓ガラスを通って室内に入ってきます。一部はガラスやカーテンによってカットされるため外よりも量は少ないですが、油断しているとダメージが蓄積することに。対策は必須です!
日焼け止めの「SPF」と「PA」について
「SPF」とは「Sun Protection Factor」の略で、主にUVBを防ぐ指標を表しています。15・30・50などの整数値で表され(50以上は50+)、数字が大きくなるほどUVBを防ぐ効果が高くなります。
「PA」とは「Protection grade of UVA」の略で、UVAを防ぐ指標を表しています。効果の高さは「+」で表され「PA+」から「PA++++」の4段階に分けられています。「+」が多いほど、効果が高いことを示しています。
シチュエーションに合った日焼け止め選びを
室内で使う日焼け止めは【SPF15前後/PA++】を目安に
室内で過ごす時間が長く、洗濯物を干したりご近所に買い物に行ったりするくらいであれば、SPFは15前後、PAは+~++くらいの日焼け止めで十分といわれています。化粧下地やファンデーションでSPFやPAの表示があるものも効果的なので、組み合わせながら使っていきましょう。
屋外での軽いレジャーには【SPF20~35/PA+++】
紫外線の少ない季節や、短い時間の屋外でのレジャーには、SPF15~35、PA++~+++くらいの日焼け止めがおすすめです。季節や天気、外にいる時間などを考慮して選んでみてください。
強い紫外線下で長時間過ごす時は【SPF30~50+/PA++++】
紫外線の強い時期に屋外で長時間過ごすという時は、SPFは30以上、PAは+++または++++の日焼け止めを使用しましょう。夏場のレジャーだけでなく、スキーやスノーボードなど冬場にも必要になります。海やプール、汗をかくレジャーシーンでは、水に濡れても落ちにくいウォータープルーフタイプも効果的です。
散乱剤タイプと吸収剤タイプ
日焼け止めには、紫外線を防ぐための成分(紫外線防止剤)が含まれています。この紫外線防止剤には、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2種類があります。
吸収剤は、紫外線を吸収し熱エネルギー等に変えて放出することで肌を守っています。塗った時白っぽくならないところが魅力ですが、ケミカル成分のためまれにアレルギー反応が出る方も。
散乱剤は、肌をコーティングして紫外線を反射・散乱させ、紫外線が肌に届くのを防いでいます。アレルギー等が出ることも少なく、子ども用や敏感肌用の日焼け止めは、吸収剤を使わず散乱剤のみを使用したものが多いです。
室内でも、紫外線対策は「塗り直し」がカギ
日焼け止め選びも大切ですが、選んだ日焼け止めを正しく塗ることも大切です。特に重要になってくるのが「塗り直し」。2~3時間に1回塗り直すのが良いと言われています。汗で流れるだけでなく、手や衣類に触れて落ちることもあるので、室内で過ごしていても塗り直しは必要です。
塗り直しはパウダーが便利◎
自宅での日焼け止めの塗り直しは、パウダーが便利です。室内に適したSPF・PAの値のものが多く、メイク直しと日焼け止めの塗り直しが同時にできちゃいます!日焼け止めや日焼け止め成分の入ったコスメは、重ね塗りすることで効果が高まるので、自宅では日焼け止めを塗るだけという方は、ぜひパウダーをプラスしてみてください。
日焼け止めだけじゃない!室内でできる紫外線対策
UVカットカーテンやフィルムを使う
窓に紫外線対策を施せば、室内に入ってくる紫外線の量を減らすことができます。具体的には、紫外線をカットしてくれるカーテンに替えたり、窓にUVカットフィルムを貼ったり。まずは日中過ごしている部屋の窓から試してみてください。
服装も気にかけて
室内のレイアウトを見直そう
日の当たらない場所で過ごすことが、1番簡単な対策かもしれませんね。紫外線が強くなる季節は、お部屋のレイアウトも見直してみましょう。ソファや椅子はできるだけ日の当たらない場所へ。日がよく当たる窓の近くには、観葉植物を並べてみてはいかがでしょう。
地表に降り注ぐ紫外線には「UVA」と「UVB」の2種類があります。「UVA」は全紫外線量の約9割を占め、肌へ蓄積的なダメージを与える紫外線で、長時間浴びると、肌のしみ・しわ・たるみなどを引き起こす光老化の原因になってしまいます。また、メラニン色素を酸化させてしまうので、肌が黒くなる原因にもなります。